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【3分で読める】曲の歌詞から小説のワンシーンを想像した。

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大好きな曲の歌詞を元に、ショートシナリオを作成しております。 あなたの好きなあの曲も、きっと珠玉の物語に。
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【3分で読める】「ロンリー/阿部真央」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解…

信号待ちをしていると、少し前の方で自転車に乗る男子大学生が手を振っているのが見えた。手を…

【3分で読める】「SPECIALZ/King Gnu」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞の…

浮かれた空気感は、やけに熱気を帯びていた。これまでに抑圧されてきた日本中のストレスの捌け…

【3分で読める】「Strawberry Margarita/ELLEGADEN」を聴いて小説のワンシーンを想像…

怪訝そうな顔をする彼女を無視して、タバコに火をつける。 窓から見える街明かりがまたひとつ…

【3分で読める】「残機/ずっと真夜中でいいのに。」を聴いて小説のワンシーンを想像し…

ゲームのコントローラーが壁に弾んで、そのまま二つに分かれてしまった。ウヌにはワシが何を言…

【3分で読める】「花の塔/さユり」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解釈】

壁の周り沢山の長い蔦が這っていて、この病院の外観はお世辞にも”見た目が良い”とは言えなか…

【3分で読める】「Mountain Top/ELLEGARDEN」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【…

作業をするために入れたコーヒーはもうすっかり冷めきっていて、飲む気にならない。描こうと意…

【3分で読める】「Habit/SEKAI NO OWARI」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解釈】

「このクラスには、泥棒がいます!」 そんな突拍子のない一言が教室に響き渡った。それまで静かにお昼の給食を食べていたクラスメイトの全員が手を止めて、声の主の方を振り返った。 声を上げたのは、このクラスの学級委員長だった。彼女はこの3年B組のまとめ役で、成績がよく、先生からも評判が良い。部活に所属していないにも関わらず、陸上部のエースとタイマンをはれるほどの運動神経を持ち合わせている。まさに”文武両道”を体現したような生徒である。 「ちょっと、急に何?何が盗まれたって言うのよ

【3分で読める】「ノーチラス/ヨルシカ」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞…

円形の窓にもどかしさを感じるのは私だけだろうか。 折角海の深部を見ることが出来る船の地下…

【3分で読める】「あの夜を覚えてる/Creepy Nuts×Ayase×幾田りら」を聴いて小説のワ…

急いでいるつもりはないのだけれど、次第に歩調も早まる。坂の下の方に向かって伸びる私の影が…

【3分で読める】「うるうびと/RADWIMPS」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞…

「うるう日に産まれたってことは、まだ五歳だね」 「どういうこと?」 「誕生日、まだ五回しか…

【3分で読める】「BlueBird/いきものがかり」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【…

「女子って」 「女子だから」 「女の子らしくしなさい」 そういう言葉に違和感があったのは、…

【3分で読める】「残響散歌/Aimer」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解釈…

池袋行きの電車に乗り込む。駅まで走ってきたので、息切れを抑えることが出来ない。ハンカチで…

【3分で読める】「君と羊と青/RADWIMPS」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞…

叩いたハイハットが震える。 その振動が壁に反響して、部屋全体に鳴る。 防音加工が施されて…

【3分で読める】「Sign/Mr.children」を聴いて小説のワンシーンを想像した。【歌詞解釈】

今日は風が強い。木枯らしが、落ち葉をびゅうっと吹き飛ばす。 そろそろ冬に差し掛かる頃だ。道を歩く人達も足早に室内を求めている様子である。 これ以上ここで演奏していても、誰も聴いてくれないだろう。 ギターケースに並べてあったCDを自分のリュックに移動し、楽器をしまう。ここに来た時と全く変わらないリュックの重さに気づかないふりをしながら、ケースとリュックを肩に担ぐ。 SNS最盛期の現代で、ストリートミュージシャンをしていると聞いて、あなたは笑うかもしれない。確かにコスパは悪い