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【プロフィール】「私はHSPだったんだ」とようやく気付いた話

両親の夫婦喧嘩の間に入って仲裁役をしていた幼少期

 両親は短気でおこりっぽく
夫婦喧嘩が絶えない感じでした。

そして、幼稚園生の私は
両親が1階で喧嘩をしていると
2階の部屋から降りてきて
同性の母に向かって
提言苦言を吐いていました。

きっと、大人の話に敏感で、
大人の世界の曲がったことが嫌いだったのだと思います。

親から突き飛ばされてケガをしたのは
一度や二度ではありません。

普段はきちんとしている両親でしたが、
それくらいアルコールで人格が変っていました。

そんな自分のことで精いっぱいの機能不全の親でした。

特に母親がとても怖かったので、
幼稚園に行っても人が怖かったのだと思います。

どんなに担任の先生がいたわってくれても
極度の人見知りで、
幼稚園の分厚いカーテンの裏に隠れて
お友達と遊べないような子供でした。

だけど、発表会の主役を決める時には
積極的に主役になりたいと言い張って泣いていました。
なので、特別に主役をもう一人
増やしてもらった感じです。

一体どっちが本当なんだと思いますが、
今思うとそうして他人を警戒しては、
子供ながらに大人の様子をうかがい、
急に怒鳴られたりしないかビクビクしていた気がします。


「言いたくても言い出せない」「NOと言えない」あげくの果て、、、職場を転々としてしまう


 学生時代もそうでしたが、大人になって、
職場の人間関係で
自分のおかしさに後から気が付きました。

言いたいことが言えないのです。

怒られるのではないか、
嫌われるのではないか、
居るだけで迷惑かけるのではないか?
そんなふうに自分の事を考えてしまうのです。

仕事で分らないことを聞けない。
ミスしたことを報告できない。
相談することが出来ないので
どんどん苦しくなってしまいます。

上司や先輩から「嫌われているに違いない」と
考えすぎて勝手に自滅。

そんな日々が続いて、
ネガティブだから自分はダメなんだ。
すべて私が悪いんだと自分を責めて、
さらに言いたいことをガマンしてしまう悪循環。

これは今で言うところの適応障害の症状で
苦しんでいる上に、ますます自罰して
自分を叩いて傷だらけの瀕死状態に
なっていたのだと思います。

昔のことで今ではその時の傷の痛みは
癒えていますが、今でも
何でも全て自分が悪いと思ってしまって、
限界までガマンする癖は時々出てきますね。

そんな時は、「ねぇ、今自分虐めてない?
自分の権利は自分で守ろうね。」って
自分自身に突っ込みを入れます。

そして、自分を甘やかしたり、
励ましたりの言葉をかけるようにしています。


自己犠牲の上に成り立たせていた結婚10年間


 自分にとって人生の中で一番嫌でしんどかったのは
最初のヒトとの夫婦関係です。

夫は好きなことだけをして、
私はその雑用尻拭いばかりしていました。

夫から 「料理が下手、家事が出来ない、おまえが間違っている、悪い、遅い、クズ、」などと責められて、
がんばっても決して認めてもらえることはありませんでした。

全く男尊女卑の世界観で
奴隷のように生きて
人生をすり減らしていたと思います。

そのような自己犠牲的マゾな生き方に
いよいよ苦しくて気がついても、
最初の内はそんな自分のこと
なかなか変えることがでいませんでした。

自分を大切にするって何?
自尊心って何?
自分を愛するってどういうこと?
幸せとか愛?
仲良し夫婦って何?って、
いい経験をしたことがなかったので
本当に分りませんでした。

おじいちゃんおばあちゃんの頃から
家系の中で、男尊女卑が当たり前の空気感で
無意識に当然のように取り込んできたことなのです。

そんな、理性と無意識が不一致になっていた状態から、
少しずついい経験を思い出したり、
占い師やカウンセラーの先生に
やさしい言葉をかけてもらったり
受容されたりしながら、
少しずつ自分はこのままでもいいんだ
と思えるようになっていきました。

客観視して、実は自分はダメなんかじゃない、
こんなにまじめで誠実に愚直によく頑張っていて
誰よりも価値ある存在だったのかも知れない。

すると体に自己肯定感が染み込んできたのです。

そして、やっと苦しい人生から解放されていきました。

そこから、少しずつですが、自分のことを大切に出来るようになってきました。

そして、他人の愛を受け取れるようになり、
社会に出ても過度に緊張することがなくなってきました。

もともと勉強熱心な性格もあって(←今までできなかった自分ホメ)
最近では心の専門家として起業して
日夜SNS発信までするようになってきました(笑)

現在は、HSP主婦を応援する人生


 モラハラ旦那との離婚、
病気の旦那との再婚、
4人の子育て、
身内の介護や死、
起業、仕事が思うように出来ない苦労、
物覚え遅さや記憶力の悪さ
ストレスに敏感な体質など、
離婚、死別、生別、無職、引きこもり、共依存
なかなかない波乱万丈な人生を歩んできました。

人生半ばを過ぎ、
今はそれも全て自分の宿命・運命だったと実感しています。

HSPの自分と向き合い、
自分を活かせるようになったおかげで、
今は同じように悩んでいるAC、複雑性PTSD,
HSP主婦・主夫さんの気持ちがわかります。

生きづらさを抱えている方々に
占いや、アートセラピー、カウンセリングを通して、
今まで気づかなかった自分の価値に気づいてもらい、
唯一無二の自分の素晴らしい価値に気がついてもらい、
最も身近で最も大事な自分自身をもっと愛して
さわやかに生きられるように
お役に立ちたいと頑張ることが
私の生きがいにもなっています。

お読みいただき、ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。



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