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中野駅、千光前通りにある3つの彫刻─守護神・ペガサス・プロメテウス像を訪問

2022.9.16. Friday
今日はお天気も良いので、新しいカメラの試運転もかねて、前々から気になっていた中野の駅付近にある3つのしもべ⋯⋯、ではなく3つの彫刻を撮りに行きましたー!

駅を下りるとクレーンがたくさん並んでいるのが見えます。
中野駅周辺は何年か前から再開発が始まっていて、巨大なマンションが建設されるらしいのです。

秘密基地のような中野サンプラザのビルも、数年後には取り壊されて無くなるでしょうから、今のうち撮っておきましょう。

さて、お目当の彫刻へは南口の改札を出て、線路沿いの小道(写真だと交番の右奥)を新宿方面にてくてくと歩いて行きます。

1つめは、ツノの生えたかわいい鳥がお出迎えしてくれます。
土台に『守護神』と記されてるんですが、神話上の生き物だとしてもこんなのいましたっけ?

真正面から見ると、ちょっとずんぐりむっくりとした印象ですが、横から見ると猛禽類のような精悍さも感じられます。

きっと、この大きなツノで中野区を守護しているのでしょう⋯⋯。

2つめに迎えてくれるのは、ギリシャ神話に登場する『ペガサス』です。
ペガサスは、英雄ペルセウスが、蛇の頭髪をもつメドゥーサの首をはねたときに生まれた有翼の馬です。

メドゥーサとポセイドンの子どもという設定なんですけど、母親を殺したペルセウスを背に乗せてアンドロメダを助けに行ったり(異説あり)、その後、主神ゼウスのもとで働いたりと、あまり節操はなさそうです。

しょせんは馬だから?

最後の3つめは、棍棒を持った暴漢男⋯⋯!?

ではなく、ギリシャ神話に登場する『プロメテウス』です。
手にしているのは棍棒ではなく松明ですね。
ゼウスによって火を取り上げられた人類に味方して、再び文明の灯火を与えてくれた神さまなのです。

総武線の背景がよく似合いますねぇ⋯⋯。

文化英雄のプロメテウスを通過すると、コンサートやプラネタリウム、中野区立中央図書館などが入っている文化施設、『なかのZERO(正式名はもみじ山文化センター)に到着です。

図書館の資料によると、三体の像は1963年(昭和38年)に制作された作品ですが、3つともサインが見当たらず作者は不明です。
1つめの鳥の像は、不死鳥をイメージして作られたとも書かれてあるんですが、不死鳥ってツノ生えてましたっけ?

ま、3つの像の中で「ツノ鳥」は一番のお気に入りなんで、細かい事はいいんですけどねー。


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