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ワクワク働き続けたい 〜ニューエリートを目ざして令和を生き抜くキャリア戦略〜

自己紹介

はじめまして。片岡 和也(@taocareer)と申します。
今年で41歳になりました。現在は、自分自身のセカンドキャリアに向けて、フリーランスで活動中です。

これまでのキャリアは、
京都大学→NTT西日本(新規事業、新卒採用等)→慶應義塾大学(MBA)→B2Bスタートアップ3社でCMO、COO等
という感じで、オールドエコノミーな大企業とスタートアップの両方を経験しています。

※NTT西日本時代に取材してもらった記事があるので、興味持っていただいた方はこちらもご覧ください。

平凡なサラリーマン MBAで覚醒

NTT西日本は約11年お世話になりました。法人営業、新卒採用、新規事業などいろいろな分野の経験をさせてもらい、ここでビジネスパーソンとしての基礎が鍛えられました。入社したときは、このまま定年までこの会社にいるんだろうな〜、どれくらい出世できるのかな〜、みたいなことしか考えている平凡なサラリーマンでした。

自分のキャリアが大きく変わるきっかけになったのは、慶應ビジネススクール(KBS)でのMBA取得でした。それまで、社内の閉じられた世界しか知らなかった世間知らずの凡庸なサラリーマンだった自分が、MBAプログラムでの学び、出会い、経験を通じて、ビジネスの奥深さや楽しさを知りました。また、チャレンジする人々のドラマやエネルギーを身近に感じたことで、「井の中の蛙大海を知らず」だった自分が外の世界を意識できるようになりました。

MBA取得後は新規事業担当で「オープン・イノベーション」の推進に取り組みました。今でこそ大企業で「オープン・イノベーション」の取り組みも一般的になってきましたが、僕がやっていた2012年当時はまだまだ黎明期という状況でした。はじめてのことだらけでしたが、手探りでオープン・イノベーションを通じた新規事業の起こし方を模索していました。この当時、お仕事を通じて出会った方々は、今も幅広く活躍されている方ばかりで、社外を向いて仕事をしたことが今でも生きているなと思います。また、当時取り組んでいた新規事業の取り組みが、今の制度や活動につながっているのを外から見ると、先進的な取り組みを仕掛けられていたんだなと誇らしく思います。

※退職後に登壇したイベントで、当時やっていた新規事業についてお話した際の記事が残っていたので、こちらもリンクを貼っておきます。

スタートアップへの転身

スタートアップはB2B SaaS 3社で、COOやCMOなどマーケティングの仕事を中心に携わりました。1社目は、iCAREというヘルスケアのスタートアップの3人目としてジョインしました。「Carely」という新サービスをつくり、そのサービスを頑張って育てていきました。掃除から資金調達まで、すべてのことを自分たちで行う環境は新鮮で、毎日がワクワクの連続でした。困難もいろいろありましたが、退職するときには30人を超える規模まで組織が大きくなっていました。

B2Bマーケターとしてのスキルを高めるため、2社目と3社目はもう少し事業フェーズの進んだスタートアップを選びました。オンライン上のデジタルマーケはもちろんのこと、展示会やセミナーなどオフラインの施策を総合的に組み合わせることで、新規リード(見込み顧客)を獲得する役割です。両社ではB2Bマーケティングだけでなく、インサイドセールス業務の立ち上げにも関わることができました。インサイドセールスというのは、訪問しない「内勤営業」のことで、今スタートアップで注目されている役割です。

スタートアップの世界は、とにかくスピード感が半端ないです。大企業の1週間が、1日に集約されているようなジェットコースターに乗っている感覚です。うまくいったことばかりではなく失敗もたくさんしましたが、当事者として3社、業務委託もあわせると10社ほどの事業を間近に見たことで、スタートアップでも個社ごと色があるんだと感じられたのは貴重な経験です。

新しいキャリアのロールモデルを模索したい

これからは当分の間、フリーランスとしてキャリアに関する情報発信をしていきたいと思っています。

1つ目の理由は、これまでの経験を一度棚卸するための考える時間を取りたいからです。これまで現場最前線で事業成長にコミットしてきましたが、視野狭窄になっていて、客観的かつ冷静に自分自身を振り返ることが難しいと感じていました。これまで吸収してきた情報や、自分の体験を通じて感じたことを、発信していきたいと思っています。

2つ目の理由は、一人のマーケターとして個人でどこまでできるのかチャレンジしたいということです。これまでマーケティング分野に携わってきましたが、見ていた所掌が広かっため、自分自身ですべてを実行することはできませんでした。この機会に一人のマーケターとして、どれだけのことを自分自身でできるのか、スキルアップにチャレンジしてみたいと思っています。

3つ目の理由が一番大きいのですが、これからキャリアを築く若手世代に僕が経験したこれまでの葛藤を伝えたいからです。社会人になって16年が経ちますが、この間社会が急速に変化しています。ここ5年くらいで「VUCAの時代」という言葉をよく耳にするようになりました。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をつなげた言葉で、コロナを機にこの変化はさらに加速するでしょう。

僕たちは、まだ「いい大学を出て、大企業に入って出世すること」が正解だと言われて育った人が多い世代なんじゃないかなと思います。しかし、終身雇用は事実上崩壊し、これまで正解だと言われていたキャリアは確実に変わっています。

これからは「個の時代」です。画一的な正解キャリアなんてないと思いますが、「こういう生き方や選択肢もあるんだな」と感じてもらえるよう、「僕がこれまでどんなことを考え、どんなキャリアを模索してきたか」について、考えを発信していければと思います。その葛藤が、これからキャリアを歩む未来の日本を支える人の役に少しでもたつのであれば、そんな喜ばしいことはありません。

ニューエリートを目指して、新時代キャリアのロールモデルを一緒に模索していきましょう。Twitterでもキャリアや転職に関する情報を発信していこうと思うので、よかったらフォローしてもらえるとうれしいです。



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