マガジンのカバー画像

エッセイ

147
運営しているクリエイター

#コミュニケーション

コミュニケーションと創作の積木論

伝わるか伝わらないか?私たちにとってそれは切実な問題のひとつです。 どうしたら伝わるのかどうすれば伝わらないのか? それを一緒に考えてみませんか? ◇ 会話や文章の上手い人とそうでない人はどこに違いがあるのでしょうか?いろんな要素がありますが、その一つとして伝わりやすさがあると思います。 コミュニケーション 人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。(by大辞林) コミュニケーションの大前提として、自分の伝えたいことを身振りや表情や声、もしくは文字などで表現する

未来を予想する(2022年版)

遅まきながら新年最初の記事です。 新しい年が始まると新しいことを書きたくなるもので・・。 未来予想図2022年版を書いてみます。 ◇ これから先、世の中はこんなふうになるのではないか?とか、こんな未来が待ってるのではないか?とか想像するのが好きです。数年後、実際になった世界で「ほらね」なんてしたり顔で言えたら最高じゃないですか? だからいまここに私の妄想を書いておきます。 ◆ 未来を予想する(2022年版)◆ SNSでDM(ダイレクトメッセージ)があるように、DT

夢みる力

当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 ・東日本大震災の1か月後の日記です。震災とは関連付けないと書いているけど、このタイミングでこのテーマをやはり書きたかったのでしょう。 ・前年にアメリカでサービス開始したばかりのInstagramについて触れてます。当時は日本でこんなに流行るとは思っていませんでした。 そんな予備知識を頭に入れてもらってスタート ♪ =2011.04.05の日記= 「夢みる力」 俵万智の子育て歌集『たんぽぽの日々』 に こ

noteを掴んで冒険に出る

ひとつ歳を取りました。4月26日が私の誕生日です。2・4・6と偶数の等差数列で表せるのがひそかに気に入ってます。←どんな自己紹介だ? ついこのあいだnoteの1年を振り返ったばかりですが、ひとつ歳も取り、心境の変化もありまして、今回はそのことについて書いていきます。 * * * 『フルフラットで臨む』という記事はnoteを本格的に始めたこの1年を総括する内容でした。あれが正直な気持ちで、それは今でも変わりません。 なにものにも囚われず生きたい。フラットな気持ちで臨みた

そよぐ風や波がもたらすもの

当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 ※今まで書いた中で一番長い文章。ゆっくり時間をかけて書き上げました。 =2009.08.17の日記= 「そよぐ風や波がもたらすもの」 私たちにできることは何なのか 何をすべきなのか、一度そんなことをきちんと考えてみたいと思っていました。そんな時思い出したのが『ペイ・フォワード』という映画。何かヒントがあるかもしれないと思って見てみました。 世界を変える方法を考え それを実行してみよう! これが主人公のい

元日に想うこと

noteを本格的に始めたのは去年の5月。コロナ禍でのスタートでした。始めるにあたって100人フォローすることを目標にしてました。自分とどこか共通点があって信頼できる人を100人見つける。何百万人もいるnoteの世界ならあっという間に見つかると思ったのです。 現在フォロー数24人。ずいぶんスローペースですが、実際やってみて分かったけど100人は難しいかも。でもまだいける。50人だったらどうだろう。今年中に出会うことができるかな。 出会いたい人がいる。まだ出会えてない人がいる

繭の外へ *新しい人間関係とは*

私がnoteを始める前、ネットとどう関わってきたか書いた記事があります ↓ タイトルの「20」は20年という歳月の意です。ネットに文章を書き始めて20年が経ち、我が子に20年後読んでほしいと願い、そしてnoteに20年前の文章を載せてる理由を書いた記事。そういう「20」でした。 ※興味のある方は時間のある時に読んでみてください。 ◇ 話を元に戻します。 noteを始めるまで、ホームページ→ブログ→mixi→Facebook・Instagram とネットで活動する場を移

繭の外へ *ソーシャルメディアとSNSの間で*

ソーシャルメディアとSNSの違いをご存じでしょうか? 多くの日本人がSNSと呼ぶものは、この2つが混同されているのだそうです。正確にはソーシャルメディアの一つとしてSNSがあるらしい。 情報発信のためのツールとして用いられるのがソーシャルメディア。 SNSはソーシャルネットワークサービスの略で、ソーシャル(社会的な)ネットワーク(繋がり)を促進する会員制のオンラインサービス。個人間のコミュニケーションに重点を置いたものがSNSです。 ※詳しくはこちらのサイトが分かりや

人を見る目の話2

当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 =2009.02.07の日記= 「人を見る目の話2」 沢木耕太郎の『旅する力・深夜特急ノート』を読んで、あっと声を上げそうになりました。前回私が書いた「人を見る目の話」に通じるものがこの本にも書いてある! 旅について深い考察を巡らせた沢木耕太郎らしい思慮に富んだ意見なので、自分用のメモとしてこの日記に書いておきます。 それはこんなクエスチョンでした たとえば、旅をしていて、誰かと知り合う。そう、外国を

人を見る目の話

当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 =2009.02.03の日記= 「人を見る目の話」 人を見る目があるのは、人を信用する人と信用しない人、どちらだと思いますか? NHKの「サイエンスZERO」のシリーズに「ヒトの謎に迫る」というのがあって、先日その第3回が再放送されていました。タイトルは「実験で解き明かす!心に潜む仕組み」。そこで興味深い実験が紹介されていました。それが冒頭のクエスチョンです。 どのような実験だったかは省略しますが、結論か

スタンド・バイ・ミー

当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 =2004.11.20の記事= 「スタンド・バイ・ミー」 言葉は命である。 哲学者の池田晶子は、著書『あたりまえなことばかり』で書いています。 死の床にある人、絶望の底にある人を救うことができるのは、医療ではなくて言葉である。宗教ではなくて、言葉である。 この文章を読んだときの衝撃を忘れることができません。なんて力強い言葉なのだろうか。人が人らしく生きるために必要なのは医療や宗教ではなく、言葉であると気づきま

やさしさの型

当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 =2007.06.11の記事= 「やさしさの型」 最近、江戸しぐさが注目されるようになってきました。その中でとりわけ私の興味を引いたのが「うかつあやまり」。足を踏まれたとき、踏まれたほうも謝るというものです。 足を踏まれたら、踏んだほうが当然謝るべきだと考えた自分に気づいて、ちょっと驚きました。江戸しぐさでは踏まれたほうも謝るという。その発想がいつのまにか私にはなくなっていました。 足を踏まれて、痛みに顔をし

スポンサー付き読書

当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。 =2004.02.23の記事= 「スポンサー付き読書」 2月17日付の読売新聞に面白い記事が載っていました。「活字文化推進フォーラム」の講演で、井上ひさしが「ことばの誕生と読書」というテーマで話した一節です。ヨーロッパで流行っている「スポンサー付き読書」について紹介してます。 山本麻子さんの「ことばを鍛えるイギリスの学校」(岩波書店)によると、長期休暇の前に子供が「私はこの休みに『ドン・キホーテ』を読みます」