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獲りバカ日誌 ♯3「素潜りで魚獲り」

スリルな遊び

「3、2、1、フォーゥ!」

そう言って、3人の子どもが川に飛び込む。

「バシャーン!」

という水しぶき、5秒後には水中から3人が浮かんでくる。

橋から川に飛び込むという遊びは、小学生の頃の私たちにとっては恒例行事。

「もう一回とぶ?」

「もう飽きたー、魚とり行こー」

そんな流れで、飛び込むのに飽きたら、

♯1「用水路で魚獲り」の要領で魚をとりに行くか、

「素潜り」での魚とりに行っていた。

魚のパラダイス

岩場に囲まれていて、川の流れが止まっている、水深2mほどのプールのような場所、そこが素潜りで魚をとっていた場所。

まず、鼻まで覆う水中ゴーグルをつける。
そして、魚がとれるポイントまで泳ぐ。

ポイントに着いたら、思いっきり息を吸い込み、頭を水中に沈めて、手で掻き、バタ足。
底まで行くと、岩が重なっていて、その隙間に魚がいる。

岩を手でグッとつかんで、岩の下を覗くと、そこは

お魚パラダイス。笑

フナ、ハヤ、イダ、ナマズ、いろんな魚が岩の下を泳いでいる。

岩の奥からは太陽の光が差し込んでいて、まるで天国のようで感動する。

そんな魚の群れに少し見とれて、いったん浮上。

魚との勝負

仕切り直して、今度は魚をとるために潜水。
魚の群れに、手を突っ込む。
下手な鉄砲数打ちゃ当たるで、つかんだ魚をとる。

「ググッ、ググッ」

と10秒ほど暴れているから、その間はじっとしておく。
そして、静かになったら、そーっと岩から取り出して、浮上する。

「獲ったどー!」

魚を両手でつかんで、バタ足だけで陸地まで泳ぐ。
その魚をバケツに入れて、捕獲完了!

ここには用水路よりも大きい魚がいて、それがとれたときのうれしさがハンパない。

大きい魚との格闘そしてその先に

あるとき、かなりでかい魚に出くわした。

「こいつはでかい、、」

水中で、少しヒリつきながらも、思い切って両手でつかむ!

「ガガッ、ガガッ」

かなり暴れる!
そこをなんとか耐える。

「ガガッ、ガッ」

収まってきたら、手を引いて、浮上。

「でかっ」

友達の驚いた顔。

「バケツ持ってきて!」

と、慌てながらも、なんとか捕獲成功!

このときは達成感がハンパなかった。

よく見ると、その魚にはヒゲが生えている。鯉だった。

持って帰った魚は、じいちゃんがさばいてくれる。
鯉など大きくて身が多い魚は、刺身にして、酢味噌などをつけて食べる。

コリコリとした食感で、あまり臭みはなく美味しい。

魚との格闘を終えて、疲れた体に染み込む美味しさで、なんとも幸せな気分だった。

おわりに

この素潜りで魚をとる方法、とても楽しいけれど、若干あぶない。笑

手が岩に挟まること、夢中になって浮上が遅れてしまうことなど、危険な点はいくつかある。

それらに注意して、安全に、楽しく遊びたいなと思う。

お魚パラダイス、最近見れてないから、今年またやりたいと思っている。

狩り場を探そう!

https://note.com/hiromi_okb/m/mc7d2c2f49acd

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