うつと付き合う日記94日目 できない理由を考えることから離れよう
https://www.famitsu.com/serial/chasergame/
個人的に応援している漫画チェイサーゲームの新しい話が来ていた。今回はその21話と22話で描かれていた内容から考えたことを書いていきたい。
上記の話では、ゲーム会社の社長がゲームの専門学校に講演にきて、生徒たちを試す課題を行う。そのテストはほぼ0点しかでない内容で、なおかつそこでゲーム制作というものに対してどんな姿勢で挑むのかを教えていくものだった。その答えはシンプルで「求められていたことに答える」というものだった。
課題に対して考えを発表する時間があるのだが、多くの人は改善点よりも自分ができなかった理由を挙げていた。つまり、どうしてできなかったかを考えて、どうしたらできるのかを考えていなかったということだ。
さて、うつになれば体力思考力は落ち、マイナス思考になりがちである。それは病気の症状なので仕方がない。ただ、目の前の現実に自分ができない理由を必死で考えてしまっていないだろうか。調子は悪いのは現実なのでそれができない理由であることも事実だが、そこを深堀しても落ち込むだけで自分自身を動かしていく工夫につながらない。そして、できない理由を考えれば考えるほど自分にプレッシャーをかけて、自分はできないというイメージを強く持ってしまう。そうなるとさらに行動がしづらくなる負のスパイラルが大きくなってしまうのだ。
なかなか調子のでない時であっても、できることとできないことがある。できないことはとりあえず置いておけばいいし、究極的にはやれることからやるしかない。そうなると、できることに集中するのが大事なことで、できない理由を考えることはあまり意味がない。そういう意味で今回の話はうつの人にも刺さる話だと考えたわけだ。
人は調子が悪いとできない理由を考えてしまう。それ自分が悪いとか、努力不足だとか思いたくないからだ。できれば、その理由は周りの環境や誰かのせいにしたい。しかし、そういった思考は自分自身を追い詰める負のスパイラルにはまることが多い。だからこそ、できない理由を考えるのではなく、何ができてそのために何をすればいいのかということに使うことが大事になる。「できない理由」よりも「何がどうすればできるか」に集中するようにしたい。
マネタイズをしています。投げ銭方式です。有料部分はありません。役に立ったなと思ったら応援をお願いします。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?