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詩集

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作者:たまの詩を集めました。
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午前の光と午後の影

午前の光と午後の影

朝焼けの輝き
畑を撫でる光

芽吹く希望
土に満ちる愛

朝の陽だまりに包まれた畑で
植物は生命を謳歌する
小鳥たちの歌が朝を彩り
そよ風が踊る

太陽がほかのだれよりも高くなり
時は移りゆく

山の影が伸び
陽光が畑を離れる

植物は微かな寂しさを湛え
その緑も深まる

朝日の暖かな抱擁(ハグ)
希望の光が根を撫でる

午後は寂寞(じゃくまく)な影
風吹かずとも涼しさが感じられる

若葉が輝く午

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[詩]りんどう

[詩]りんどう

秋風に揺れ舞う竜胆、蒼く澄んだ鈴は、

土地に寄り添い、優雅に枝を垂らす。

霜のキスに触れ、儚さを秘めつつも、

地に根を張り生きる、強さを秘めし花。

青空に映え、秋の彩りを紡ぎだす。

作者:たま