最初の10ページが読者に魔法をかける
こんにちは。のらりです。
秋ですね。秋といえば読書の秋。
みなさんは読書してますか?
僕は毎日のように読書をしています。
毎日、本を読んでいると言うと、どんな本でも読んでいるかのように思われがちですが、読む本はちゃんと選んでいます。
本を選ぶ時、僕は最初の10ページを読んでから、最後まで読むかどうかを決めています。
最初の10ページで「これは面白い!」と感じた本は、ハマることが多いんですよね。
そのまま物語の世界に没入できます。
もちろん最初の10ページが面白く感じなくても、内容が面白い本はたくさんあります。でも、今の自分には合っていない。
僕は本には巡り合わせがあると信じているので、合ってない本は内容が面白いと評判でも今は読まないことにしています。
最初の10ページの重要性
Amazonや楽天などのオンラインストアで本を買うのが主流になりつつある現代では少なくなってはきましたが、昔は本は書店で買うものでした。
本をパラパラと立ち読みして、どんな内容なのかを下見する人も多かったのです。
そこで読者を惹きつけられないと、購入にはいたらない。つまり最初の10ページはお試しを兼ねていたのですね。
読んでもらうために、作者がその感性をフルに使って書きあげた最初の10ページが読者の感性と噛み合わなかった。
その本は、読者の感性に合っていないことが多いというわけです。
ですが、あくまで現在の感性であって将来はわかりません。
感性は年齢を重ねるごとに変わっていくものです。
僕はそういった合わない本は、積んでおいて未来の自分に託すことにしています。
その本を時々見ては、「これは今読み頃かもしれないな」と思い、再読することにします。
読み頃になるまで寝かせてみる。
こうして積ん読タワーが出来上がっていくのです。
合わない本を無理して読むと読書が嫌いになる
実用書は読んでも、小説は好きではないという人は結構います。
僕の知り合いにもいました。小説が嫌いな人。
理由は、読んでも楽しくないからでした。
僕も合わない小説を読んでいる時は、まったく楽しくありません。
むしろ、合わない小説を読み続けると、読書に対する苦手意識がつくのでやめたほうがいいとさえ思っています。
古典小説の中には理解するのも困難な本が結構あります。当時流行した哲学や風習などの前提知識を必要としているものが多いからですね。
そういった小説を名著だからといって読んでみて挫折。そのまま読書が嫌いになる人もいるのでしょう。
そういった難解な本を読むのは、例えるならゲームで序盤からボスに挑むようなものです。
何度やっても勝てないので、「クソゲーだ!」と思ってゲームを放り投げてしまう。
でも、雑魚モンスターなら勝てますし、繰り返し倒していればレベルも上がって、いつかボスにも勝てるようになるでしょう。
読書もそれと同じで、自分に合った本を読んでいれば、気がつくと難しい本も理解できるようになっています。
最後まで読むという完璧主義を捨てよう
「面白くなくないけど、とりあえず最後まで読んでみよう」という完璧主義もやめた方がいいです。
なぜなら、読書において大事なのは「今、読んでいて楽しいかどうか」だからです。
今読んでるんだから、今楽しく感じないと意味がないんですよ。
面白くない本を読んでいる時間があるなら、その時間を使って面白い本を探した方が有意義です。
読者をつまらない気持ちにさせるために、生まれた物語なんてありません。
最初の10ページを読んでみて、合わない本はとりあえず置いておきましょう。
最初の10ページが読者に魔法をかける
最初の10ページで引き付けられる本に出会えたら最高ですよ。その物語に没頭できます。
作者が生み出した世界に入り込んで、寝食を忘れて夢中になる。
まるで魔法にかけられたかのような最高の時間です。
それを体感できれば、もうあなたは読書の虜です。
書店や図書館が宝の山に見えますよ。読み切れないほどの本があるんですから。
その中から自分に合う本を見つけるなんて、まるでトレジャーハンターなったようです。
さあ、みなさんも読書の秋を満喫してみませんか?
まずは10ページから。
それでは、読んでくださってありがとうございました!
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