人の親切にあぐらをかいてはいけない
「人の親切にあぐらをかいてはいけないよ」
他人から親切にしていただいた時、それを当たり前だと思ってふんぞり返るようになってはいけないという意味です。
僕が高校時代の恩師にかけていただいた言葉です。
他人の親切をただ受け取り続けると、やがて周りから人がいなくなります。
人は基本的には親切です。他人にいいことをするのが好きなのです。いきなり他人を傷つけるのが好きなんて人は、そうそういるものではありません。
しかし、親切を踏みにじられる経験を繰り返すと、やがて親切にすることに躊躇を覚えます。報われない行為を繰り返すことは、苦痛でしかありませんから。苦痛な人間関係は長続きしません。
なにかをしてもらったら、相手に感謝を示す。相手が困った時に、親切で返す。そうすると相手は「親切にしてよかった。また困っていたら手助けしてあげよう」と思うでしょう。そこには親切と感謝の循環が生まれます。
同時に、自分が傲慢になることを防ぐことができます。利害関係のみでも人間関係を築くことはできますが、利害がなくなれば、その関係はばらばらになってしまうでしょう。永遠に続く利害関係などありません。最後には孤独になってしまう。傲慢になっていいことは、何一つないと断言できます。
恩師にかけていただいたこの言葉は、今でも僕の心に残っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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