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スペイン語版カドルステイト物語『La leyenda de Cudlestate』が、2023年から発売を開始します!

いや~、長かった!
もう何十年も昔から、この日が来るのをずっと待ち侘びていたような気がするよ。私は今日、人生の大きな一歩を踏み出しました。こんな道を進む人も居るってことを知って欲しい。
それじゃ、始めよう!


「Manga Barcelona2022」での発表の様子

「Manga Barcelona 2022」にて発表!

12月9日17時~(日本時間12月10日深夜1時~)、スペイン最大の日本サブカルチャーイベント「Manga Barcelona 2022」にて、スペイン語版カドルステイト物語『La leyenda de Cudlestate』が、2023年から順次出版を開始することが発表されました! 長編シリーズ物ですが、もちろん完結まできちんと出版されます!

さらに、スペイン語版カドルステイト物語『La leyenda de Cudlestate』ではイラストを一新、SEKAI Editorialによるオリジナルの描き下ろし新規イラストが掲載されることになりました! これは本当に驚くべき事で、この作品にかけるスタッフの情熱と意気込みの表れと言えるでしょう!
なお、スペイン語版カドルステイト物語の新規イラストは、Kazuki Uchiyama先生が担当します! どんなイラストになるのか、今からとても楽しみですね!

私にとって『カドルステイト物語』は魂そのもの、本当に思い入れの強い作品です。私はこの物語がスペイン語圏で出版されることを、とても嬉しく思います。こんな事って、本当にあるんですね! もう涙が止まりません。
これは嘘でも夢でも、ましてや演習でもありません!
このような素晴らしいチャンスを与えて下さったSEKAI Editorialのスタッフの皆様と、新規イラストを描いて下さるKazuki Uchiyama先生、この発表と運営に携わって下さったメディア関係者と、そして何よりも読者の皆様に、あらためて感謝の気持ちを申し上げます。本当に、ありがとうございます!

このプレゼンにて、『レミアの翼』と同じ作者による長編小説『カドルステイト物語』が、
『La leyenda de Cudlestate』として、2023年から順次出版されることが発表されました!


『カドルステイト物語』とは?

『カドルステイト物語』は2016年に発表した長編ファンタジー小説で、本編は全7巻で構成されています。世間に広く発表した私の最初の作品であり、代表作でもあります。私はこの物語を中学生の頃に考え、実に30年もの時を経て世に送り出しました。

※このイラストは日本語版(GPM様)のものです。

近年、ファンタジーといえば、おとぎ話を信じられなくなった大人向けの娯楽「ダークファンタジー」や、小説投稿サイトでお馴染みの「なろう系」が人気ですが、もし『カドルステイト物語』をカテゴライズするなら、そのどちらにも属さないと思います。正直、カテゴライズすることにあまり意味はありませんが、しかし『カドルステイト物語』を紹介するときに最も適切な言葉を選ぼうとすると、「ダークファンタジー」でも「なろう系」でもない、「普通のファンタジー」としか言いようが無いのです。
もちろん、私には高尚な物語など、書けるはずもありません。私は流しの歌うたいのようなもの。自分で作った歌が、もし誰かの耳に強く残ってくれたなら、それだけで本当に嬉しいのです。『カドルステイト物語』は、そんな昔から語り継がれている伝承のような、美しい物語を目指した作品です。

「Manga Barcelona2022」で発表されたキービジュアル

『カドルステイト物語』は、きっとあなたを素晴らしいファンタジーの世界へと、いざなってくれる事でしょう。そこには世界の命運を背負った勇者も、人類を滅ぼそうとする魔王も居ません。ただ美しいファンタジーの世界がそこにあって、人間と亜人種が住んでいて、そしてドラゴンが存在している。それだけです。

主人公はほかの誰の為でもなく、自分自身の目的の為に戦う若者デイン。彼と関わる仲間達も皆、それぞれに譲れない目的を胸に抱いていて、デインと旅を共にする中で絆や愛情、或いは確執を深めていきます。ページをめくればめくる程、あなたはきっとこの世界の中に惹き込まれていく事でしょう。

『カドルステイト物語』誕生秘話

『カドルステイト物語』のプロットは、私が子供のころ既に考えられていました。当時、恵まれない子供時代を過ごしていた私にとって、この物語は心の支えでした。それがスペイン語圏でも読まれるようになることを、私は心から嬉しく思います。

私がまだ学生だった当時、先生から「お前には才能が無い」とまで言われたこの物語は、あれから33年の時を経て、いま世界に飛び立とうとしています。私1人の力では、到底ここまで来れませんでした。

よく物語の作者(原作者)は、強い立場のように言われることもありますが、私はそうは思いません。むしろ物語を書く人間は、とても弱い存在だと思います。なぜなら私には、物語を生み出すことしか出来ないのだから。
作品に力を与えて下さるのは、まぎれもなく読者の皆様です。つまり『カドルステイト物語』に力を与えて下さったのは、まさに読者1人1人に他なりません。

才能とは、人が生まれながらに持っている資質の事ではなく、人から認められた時、初めて才能に昇華すると私は考えています。
だから私は誇りたい。
この作品に才能を感じて下さった、読者の皆様の慧眼を。
そして私は見返したい。
33年前「お前には才能が無い」と言い放った、愚か者達の偏見を。

頭の中にある物語を、作品として作れるなんて、最高としか言いようがない。頭の中に物語があるのに、それを書けない環境なんて、私には耐えられません。


作品紹介(リンク先)


なお、『カドルステイト物語』を考えた頃の背景となる物語(自伝)は、『根無し草』に書き記しました。恥ずかしい日記のような作品ですが、もしご興味を持った方がおられましたら、どうぞご一読ください。

『根無し草』は880円。オンデマンドペーパーバックで紙の本としてもお楽しみ頂けます。Kindle Unlimitedに登録していれば、読み放題で読むことも出来ます。


また、『カドルステイト物語』(日本語版)は、以下のリンクからお読み頂けます。こちらもKindleの電子書籍か、オンデマンドペーパーバックで紙の本としてもお楽しみ頂けます。

1巻は480円。2巻以降は680円。こちらもKindle Unlimited対象です。小説投稿サイトなどとは異なり有料ですが、これらの収益金は、私が創作活動を続けていく為の貴重な糧になっています。今はトラック運転手と兼業で小説を書いていますが、日銭稼ぎに多くの時間を費やしてしまい、執筆ペースがとても遅いのが悩みの種。いずれは専業作家として、小説だけで生活していきたいと考えています。もし気に入って頂けたなら、ぜひ続巻を手に取って完結まで読んでみて下さい。きっと驚くべき結末と感動が、あなたを待っているはずです。

おわりに

スペイン語版『カドルステイト物語』の出版は、大きな一歩ではありますが、まだ過程に過ぎません。私の創作活動は始まったばかり。目指すべき目標は、もっともっと先にあります。来年(2023年)は、今年より活発に創作活動を展開していきますので、どうぞご期待下さい!

よろしければサポートお願いします! 私の創作活動は、皆様のサポートによって支えられています!