人と言葉でぶつかって

最近、人と言葉で衝突する経験をした。

この経験を通して、人と分かり合うことの難しさを知った。

議論する双方の人間が、自分の正義を守るために言葉を発しているとわかっている。

自分の正義を守っていることをわかっていても、なかなか分かり合うことができない。

議論が白熱してきたときに、どちらかが折れるしかないのだろうかという考えが頭のどこかに浮かび始めた。

どちらかが折れるしかないなら、私が折れるしかないのだろうか。

そんな考えが私の頭の中をよぎった。

戦争が起こったとき、双方が攻撃しあう時間が過ぎた後、どちらかが折れて戦争が終わるということもあるのだから。

これは、個人対個人が対立した時も、同じことなのではないかと思うようになった。

互いの正しさの違いに目を向け、双方が納得できるところに落とすことができたら、おのずとどうしたらよいのか見えてくるものなのだろうか。

私の人と言葉でぶつかる経験には、互いの正しさの違いに目を向けることができていなかったのかもしれない。

ちょっとそこにも目を向けてみよう。