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20分の価値

子供の頃、時間の流れのスピードは違った。

小学校の授業の合間の20分休みでサッカーをしていた。
ボールを倉庫から取り出して、チーム分けをして、試合をして、片付けて。

20分の暇でそれだけのことをしてしまう当時のエネルギーは、
今思うと信じられないものだ。

今の僕にポンと20分の休みが与えられたら何をするだろうか。
スマホをいじったりしながらぼーっと過ごすに違いない。少なくともサッカーしに外に出るなんて発想は出てこない。
あの時間感覚は一体どこに行ってしまったんだろうか。なんだか寂しい。

大人になるにつれて、こうなることは避けられないことなのだろうか。誰しもが老眼になってしまうみたいに。
それとも、多種多様な文化が存在するこの地球上には、あの頃と同じような時間の流れで過ごしている人も存在するのだろうか。

そんな人の生活を覗いてみたいな。

ところで、
10分休みでもサッカーをしようとした時があったが、それはさすがに先生に怒られた。
次の時間の準備をするための時間だと言われたが、当時は不服でしょうがなかった。

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