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イビツな個性の集団

街中でまわりのグループを見渡してみると、なんだか似たような趣味嗜好の人が集まっているなと感じる。

もちろんパッと見た印象でしかないので実態は違うのかもしれない。それでもやはりグループとして過ごす以上、ある程度は趣味嗜好が似ている方が過ごしやすいのは間違いないはずだ。
わざわざストレスを抱えてまで気の合わない人たちと過ごすのはできれば避けたい。

でもこの間、電車の中であからさまに趣味嗜好が違う人で構成されたグループを見かけた。傍から見たメンバーの勝手ながらのイメージは、
ヤンキー、オタク、サブカル、聡明そうな人、ちょっと変わり者、パンクな女性、落ち着いた女性。
こんな感じだったと思う。そのイビツなグループ構成が僕には新鮮に見えた。

彼らをグループとして成立させている、共通項ってなんなんだろう。

彼らの様子からすると、学生時代のグループのようだ。いわゆる地元のつれって感じの。

中学の仲良しグループではないかと想像した。当時は趣味嗜好が似ていたけどその後の各々の人生で多様化してこのイビツさになったのだろう。

高校・大学・就職を経るといやでもそのフィルタリングによって同じような傾向を持った人が集まる。公立中学のような幅はどんどん無くなっていくものだと思います。

いつのまにか疎遠になった地元のつれと再会したいなと思った。そしてイビツになっていればなっているほどいいなと思った。

ところで、イビツって漢字で書くと"歪"になるのか。歪なグループと書くとなんだか悪いことをしている集団みたいだ。

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