青春は爆発だ!中高生文化祭「探究東京」
文化祭。それは青春の一ページ。
こんにちは!探究学舎のホッシーです。
本記事では、現在三鷹校舎に通塾中の中高生たちが、企画から運営まで全て行った文化祭。「探究東京」の様子をお届けします!
最終的には来場者数320名を記録した文化祭が、どのように企画され、実施されたのか。生徒たちはそこから何を学び取ったのか。その一部始終をお届けします!
文化祭始動
文化祭って良いですよね。学生生活を代表する素敵なイベントの一つだと思います。
しかし、ここ数年のコロナ禍により、そうした青春が奪われてしまう様子を何度も見てきました。そんな時、誰かがふと口にした
この一言が文化祭始動のきっかけでした。
早速生徒たちにこのアイデアを持ちかけ、企画・運営メンバーを募集したところ、総勢40名のメンバーが集まり、文化祭がキックオフしました。
文化祭の開催は2023年の4月16日。始動は約一ヶ月前と、割とタイトなスケジュールだったため、文化祭準備は急ピッチで進んでいきます。
特に生徒たちが苦戦していたのが、文化祭のテーマやタイトル決め。ただやるのではなく、この文化祭を何のためにやるのか。探究学舎に通う中高生ならではの場とはどのようなものか、それを反映したタイトルは何かについて、何度も話し合いがなされていました。
そうして決まった文化祭のタイトルは、
「探究東京」 〜私たちマイノリティなんです〜
様々な個性が混じり合う東京の世界観から着想を得たこのタイトルには、
というテーマが込められています。探究に通う生徒たちの個性が輝き、その魅力を伝える場であることを願い、このタイトルがつけられたのです。
タイトルが決まったのち、ロゴも確定し、準備が本格化していきます。
生徒たちは
①企画チーム(当日の企画を考えるチーム)
②広報チーム(集客などを担当するチーム)
③装飾チーム(全体の装飾を担当するチーム)
に分かれてチーム単位で準備を進めていきます。何度もMTGを重ね、広報や装飾チームは3Dモデルやデザインソフトなども使いながら準備を進めていきます。(スゲェ。。)
ぶつかってつまづいて
勢い良くスタートした文化祭準備ですが、そう上手くはいかないのが世の常。段々準備のペースが落ちていったことに加え、大人が仕事で直面するような様々な問題に、生徒たちは準備の過程でぶつかっていました。
オンライン上でメッセージにリアクションがなかったり、一部の仕事では特定の人の負担が増えてしまったり、準備や他者への依頼がギリギリになってしまったり。他にも様々な問題が発生していました。
僕としては、こうした過程にこそ、社会に出ても役立つ生きた学びがあると思っているので、最低限押さえるべき部分は押さえつつ、以下のメッセージだけを残し、あとは生徒たちの自主性を信じて見守っていました。
しかし、さすがは中高生。本番が近づくにつれて再度エンジンがかかり、時につまづきながらもお互い助け合い、文化祭が段々と形になっていきました。
バタバタの直前準備
いよいよ文化祭1週間前。各チームは直前準備に追われていました。
企画チームは教室に集まり、企画の練習をしたり、使用するアイテムを作ったり、最終の詰めの作業を行います。
広報チームは、スライドを使って小学生や中高生に告知をし、地道に集客を重ねていました。
また、当日のパンフレットも事前に2パターン作成。中高生文化祭の企画は、午前と午後でガラッと入れ替わる設計となっており、パンフレットも2種類必要でした。
文化祭に申し込みをしてくださった方は、どちらか一方にしか参加できないのですが、そのランダム性が面白いのではないかということで、生徒たちはこの斬新な設計を考えついたようです。
装飾チームは、様々な装飾品を手作りし、個性が混じり合う東京をイメージしながら、テーマに合った世界観を作り上げていきます。
それぞれが得意なこと、個性を活かして準備を進める様子は、彼らが当初描いていた
を体現しているなと思いました。
当日の様子
そうして迎えた文化祭当日。
生徒たちは早朝に集合しましたが、オープン直前までギリギリの準備が続き、、、、
なんとか10時の開場に間に合いました!!
総勢320名ものお客様にご来場いただき、生徒たちの個性豊かな企画が各所で行われていました。当日の様子の一部を写真でご紹介します!
ここで紹介したもの以外にも、大人と子どもが深いテーマ(愛についてなど)で対話する場が設けられていたり、生徒が作成した切り絵やイラスト、アプリが展示されていたり。
企画だけではなく、当日の運営も、それぞれの生徒が得意な分野を活かして取り組んでいました。
また、当日参加者として来た中高生が触発され、スタッフとして手伝ってくれたり、どんどん人が巻き込まれていく様子がとても印象的でした。生徒たちの溢れ出る個性が、参加者にも伝わったのではないかなと思います。
ふりかえり
文化祭終了後、スタッフとして関わった生徒たちが集まり、ふりかえりを行います。生徒たちは一体どんなことを感じているのか。その内容に耳を傾けてみました。
そこで耳にしたのは、楽しさや達成感に溢れた発言に加え、こんな言葉でした。
文化祭を楽しめた人、達成感を感じた人も多かったようですが、同時に進め方で葛藤した人、人間関係でモヤモヤが残った人、自分達はもっとできると感じた人もいたようでした。
ただ、そうした経験、感情全てが今後の宝になるはずです。
0からテーマを決め、形にし、試行錯誤して文化祭を届けきったこのプロセス全てが探究であり、実体験に基づく貴重な学びだと思います。
準備から当日の運営まで色々ありましたが、生徒それぞれの良いところも、伸び代も出た素敵な場でした。
その後、日を改めてふりかえりを行なっていた生徒たち。聞くところによると、次回に向けてまた何かを企画しているようです。まだまだ満足していない、中高生たちの今後が楽しみですね。
今回のレポートはここまで!最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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(ライター:ホッシー)
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