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フグタ社長業務日誌【怒涛の後編】『地獄の特訓2日目』

このシリーズは2007年9月~2008年9月までの1年間にわたる、福田康夫総理の「首相動静」を基にしたフィクション(パロディ)です。
※5月からは後編となり、9月退任までの慌ただしい動静を追いかけます。さてフグタ社長の命運はいかに・・・?。(巻8は自2008年5月1日~至5月31日)

フグタ社長業務日誌(巻8-5):5月28日(水)

 横浜にいる。合宿所(ヨコハマ・グランドインターコンチネンタル・ホテル)にて地獄の特訓2日目である。
 今日は正念場だ。昨日に引き続いて朝から夕方まで「地獄のご挨拶マラソン」、さらに今日はスペシャル特訓で、昼と夜2回「地獄の接待メニュー」にもチャレンジする。黄金伝説達成目指して、頑張れ、私。

 「地獄のご挨拶マラソン」スタート。と、その前に、ホテルの宴会場で記念撮影。「パシフィコ横浜」の会議の開会式に出席。
 さあ、行くぞ。午前の部。ここからは昨日同様、適当に読み飛ばしてもらっても何ら差し支えない。(それは言ってはいけません・秘書注)

 午前9時11分から同37分まで、スワジランド株式会社のムスワティ3世社長とご挨拶。
 午前9時38分から同59分まで、スーダン株式会社のバシル社長とご挨拶。
 午前10時から同8分まで、ガンビア株式会社のヌジャイセイディ副社長とご挨拶。
 午前10時27分から同56分まで、コンゴ株式会社のサスヌゲソ社長とご挨拶。
 午前10時57分から同11時14分まで、ジブチ株式会社のゲレ社長とご挨拶。
 午前11時15分から同49分まで、南アフリカ株式会社のムベキ社長とご挨拶。
 午前11時50分から午後0時12分まで、カボベルデ株式会社のピレス社長とご挨拶。
 午後0時13分から同18分まで、エジプト株式会社のアブルゲイト専務とご挨拶。

 一旦マラソンは休憩で、午後0時30分から同1時45分まで、同ホテル内の宴会場「ベイビュー」で社長主催の昼食会で接待特訓。
 午後2時11分、同ホテル発。同12分、パシフィコ横浜着。「アフリカン・フェア2008」のイベントオープニングセレモニーに出席、あいさつ。ガボン株式会社のボンゴ社長、マダガスカル株式会社のラベロマナナ社長らをアテンド。同50分、合宿所帰着。

 「地獄のご挨拶マラソン」、午後の部スタート。
 午後3時2分から同25分まで、ウガンダ株式会社のムセベニ社長とご挨拶。
 午後3時26分から同37分まで、セーシェル株式会社のミシェル社長とご挨拶。
 午後3時40分から同4時17分まで、ザンビア株式会社のムワナワサ社長とご挨拶。
 午後4時19分から同39分まで、モザンビーク株式会社のゲブザ社長とご挨拶。
 午後4時40分から同5時4分まで、ナミビア株式会社のポハンバ社長とご挨拶。
 午後5時6分から同28分まで、リベリア株式会社のサーリーフ社長とご挨拶。

 本日のマラソン特訓はこれにて終了。しかし、まだ夜の接待特訓が残っている。頑張れるか、私・・。

 午後6時27分から同28分まで、パンパシフィック横浜ベイホテル東急の玄関で来賓のお客様を出迎え。同7時5分から同49分まで、同ホテル内の宴会場「クイーンズグランドボールルーム」で授賞式に出席し、あいさつ。同50分、記念晩さん会開始。
 午後9時6分、晩さん会終了。午後9時29分から同30分まで、同ホテルの玄関で特別来賓のお客様の見送り。同32分、同ホテル発。同34分、合宿所着。
 
 以上。疲れた・・。

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注:
そもそもなぜこの「地獄の特訓」をやっているかというと、日本とアフリカ諸国の首脳が集まる第4回アフリカ開発会議(TICAD)が横浜で3日間にわたり開催されたからである。この会議は1993年から5年に1度開かれている日本主導の国際会議で、このときはアフリカの52か国が参加した。
福田首相は「アフリカは10億人以上の人口があり、発展を遂げ始めている。積極的に協力していこうと考えている」などと公言した手前、毎日3日間、地獄のご挨拶マラソンとなったわけである。
※『フグタ社長業務日誌:地獄の特訓2日目』は、ブログ『tanpopost』に2008年5月28日 付けで掲載したものです。


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