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キャリアコンサルタントは自分のキャリアを誰に相談したらいいの?

皆さんは、自分のキヤリア形成について、誰に相談しますか?
身近なキャリアモデルとなる方がいますか?
先を歩く先輩方の後ろに道はありますか?
それとも、人に頼らず自分で道をかき分けていきますか?
あなたは自分のキャリアに迷ったとき、誰に相談しますか。

 1 優しい先輩
 2 厳しいけどヒントをくれる先輩
 3 遠からず、近からずの同業者

1人目。とても優しくて寄り添ってくれる先輩がいました。その方は、自分の経験談を話しながら、こんな資格がある、あんな資格もある、この職業訓練は1か月後から受講開始になる・・・。キャリアコンサルタントとして必要な資格はとっておくほうがいいよ。
という案内をしてくれました。キャリアコンサルタントとしても好きな先輩でしたから、有効だと案内をされた資格を受講することにきめました。しかし、その時私は先輩の言葉は正しいという認知バイアスと他力本願な甘さから疑うこともせず、その資格を取得しても興味の幅が広がるものであって、キャリアコンサルタントとして働くには回り道だと後から知ることになります。「検定」を受けておけば履歴書に記入ができると自分で気が付いたときは遅かった。その先輩の勧めで、マナーとメンタルの資格(当時20万円ほど)を取得しましたが、未だに履歴書や職務経歴書に書き添えることができない民間資格です。キャリアコンサルタントは、今、目の前にいるクライアントに必要なものは何かを掴んで提案する、その基本ができないと時間と経費の損害を与えてしまうと身をもって実感しました。

2人目。経営者の先輩です。早口で戦闘的、パワフルな方です。「ちょっとアナタね、人の人生を左右するキャリアコンサルタントのカウンセリングの仕事って、時給1000円もあげることすら難しいの。悔しかったら勉強しなさい!」と厳しい口調。そして、「カウンセラーの資格をとるなら~」「コーチングの勉強をするなら~」「福祉の勉強をするなら~」「経済の勉強をするなら~」「地方行政の勉強をするなら~」「公務員と一緒に仕事をしたいなら~」というように、次から次へとアドバイスが届くのです。10年以上も経ちますが、未だに、有益な案内をくださいます。

3人目。遠からず、近からずの同業者。
年度末の求人が発行される頃に、しんなりと情報がこぼれていないか偵察のような連絡が入ります。
「久しぶり!元気?今度一緒に食事しよう!」
「私なんて、今この仕事をしてるけど〇〇〇〇で苦しめられて弱ったよ※」
 ※自分の枠に応募させないための攻防か弱音か区別がつかない

あなたは、自分のキャリアや職業相談を誰にしていますか?
「優しい」や「親和的」の本質って何だろうと考えさせられませんか。
私は、どの同業者も大切な仲間で相談はできると思っています。但し、上の例にある、厳しい2人目の先輩を特に大切にしています。
 あなたと一緒に成長することを楽しんでくれる、そんな方との出会いがありますように。

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※SVに相談する方もいるようです。
有益な情報を湯水のごとく提供してくれるSVもいます。
一般的な資格や講座の案内をする方もいます。
自分にも手が届くような情報が欲しいのか、関連する情報がジグゾーパズルのように合わさるピースを多く掴みたいのか、雲をつかむような内容でも良いのか、まずは自分の要望を先に伝えてからSV契約をしましょうね。

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