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キャリアコンサルンタントの再就職は厳しい

年齢を重ねると再就職が厳しくなる、といいます。
私の周りでは、40代半ばで正規社員として再就職が決まったキャリアコンサルタントがいます。50代でもおられます。でもそれは一部。

では、どのような方が正規社員になりやすいのかを考えてみます。

1 大企業出身
2 IUJターン組
3 家族との調和の見通しがついた、働く時間が確保できるようになった
4 地頭がよい、器用、社交性がある(IQ、EQ、SQが高い)
5 専門性がある

1は、有利かもしれません。組織の力で関連子会社へのスライドもありうるのです。やはりブランド力があります。何といっても。
2は、仕事のある場所に自ら移動できることで、自分自身の鮮度が保てますね。
3は、特に女性の場合家族の変化に合わせていたならば、その時間を有効活用していたという意味で、理由が明確です。時間を職場に合わせることができるようになったのですから。
4は、学生時代の鍛え方ですね。運動能力も同じです。特に忘れていた語学力を生かせる場合は、強みになりますね。
5は、個々人の専門性が活きてきます。企業は出来上がった人の経験を買ってくれますからね。

1から5に当てはまらなくても、チャンスをものにできる人はいます。こればかりは、「運」としか言いようがないですが、チャンスの神様はいます

世の中が大きなうねりの中で変化しようとしている時、ここは、対人支援職として学びに時間と費用をかけるのか、正規社員としての就職口を早く見つけて落ち着いてから前に進めばよいのかで、迷うところだと思います。
器用でお金と時間がある方は、両立できるでしょうが、何らかの障壁がある方にはそれはできません。安全策をとらざるを得ないからです。例えば、国家資格キャリアコンサルタントを取得したから、その上位資格の2級キャリアコンサルティング技能士を取得したい、という希望があったとします。
私は、その意欲は素晴らしいと思いますが、それをすることで大切な家族との時間や生活費を犠牲にしなくてはならない場合は、無理をする必要はないと伝えています。
お金のない人が無理して高級車に乗って見栄を張るのではなく、身の丈の自動車を大切に使用してメンテナンスに力をいれていき、長く使えるようにするのと同じ意味合いです。
資格はあくまでも資格です。できる時に力を入れたらよいと思うのです。そして、そのタイミングは早かれ遅かれやってきます。

年齢というリミッターを考えると上位資格を取得するより先に、早めにどこかの組織に落ち着きたいところですが、まずは今ある現場を大切にして、それをエピソードとして言語化できるようにしていきましょう。生きた経験は、あなたの魅力です。資格よりも大切です。

ここを間違えないように。

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