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朝ですよ!

「もう! いい加減にふとんから出てきなさい!」

「いいじゃん、冬休みなんだし……」

「ダメだって、はやくおきなさい!!」

「眠たいよぉ」

「ふとんから出ちゃえば大丈夫。 嫌でも目が覚めますよ。だからもう出てきなさい」

「やだよ、寒いもん」

「寒くて当たり前でしょう? 冬だよ冬!」

「寒いのやだあ」

「起きなさい、いい加減に起きないとそのまま腐るよ」

「腐ってもいい。起きたくないよぉ」

「腐っちゃダメえ」

母が掛布団をはがして持って行ってしまったから自動的に起きて着替えることになってしまった。

サムイヨ・・・

ネムイヨ・・・

うううううう。

でも、起きだして着替えて、母が開けてしまっていた窓カラ入ってくる空気を吸い込んでみたら、思ったよりも気持ちよくて、頭も体もすっきりとした。

冬の空気、嫌いじゃない。

というか、好きかも。

好きかもしれない。

気持ちいい。

ぐずぐずしてて損しちゃったな。

もう……。

損したぁ。

もったいないことしちゃったよ。

損したぁ。

って言いながら、顔を洗ってふかふかのタオルで拭いていたら、眠気もすっかりと冷めて外に行ってみたくなっちゃった。

さっきまであんなにぐずぐずしてたのにね。

バカだあああ。

そんしたああああ。

もったいなかったよおおおおお。

うううううう。

ふとんってばもう、干しちゃうぞ!

ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。