お金2.0~お金からみる現代のビジネスと経済~ぼくの教科書【#13】
今日の教訓
「お金と経済と情熱と」
こんな人におすすめ度☆☆☆☆☆
・お金とビジネスの関わりを知りたい
・経済の面からビジネスを見てみたい
・オンライン市場などの新しい経済の形を学びたい
「お金2.0」はどんな本?
「ビットコイン」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?テクノロジーの進歩により、ビットコインのような新しい経済の形が生まれました。
そのような、常識の変わるビジネスの世界を「お金」の視点からみた本です。
ただ、お金の理屈だけに縛られず、感情の面からもビジネスを見てくれているので、読みやすく、飲み込みやすい内容でした。
いくつかのトピックを見てみましょう。
持続的・自動的に発展するシステムの構造
持続的・自動的に発展するシステムには、5つの要素があります。
先述したビットコインのように、ユーザーに使ってもらうことで、自動的に成長していくシステムの特徴をみていきます。
①インセンティブ:儲けたい・モテたい・認められたいの「3M」を満たしていること。人間の欲求を満たすシステムが必要です。
②リアルタイム:参加者に分かるように状況を変化させること。参加者を飽きさせないシステムが必要です。
③不確実性:運と実力の両方を使うこと。実力だけで決まるシステムでは新規参入を促せず、運だけで決まるシステムはユーザーの不満を集めやすいです。
④ヒエラルキー:可視化された階級があること。地味に見えて効果的な仕組みで、ユーザーのモチベーションや、階級昇進ごとの報酬など、還元につながります。
⑤コミュニケーション:参加者が交流する場があること。この参加者同士の交流によって、”自動的に”発展していくシステムになります。
この5つがそろうと、持続的・自動的に発展するシステムが出来上がります。ビットコインの仕組みの他、パチンコやソーシャルゲームを想像してもらうと分かりやすいと思います。
また、サービスとユーザーが相互で成長していくこと、ユーザーに報酬があることなども、サービス運営に欠かせない要素です。
製品やサービスを売る時代は終わりを告げ、ユーザーを巻き込んだ形が一般的な時代になりました。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。お金と経済からみたビジネスの構造を学べるこの本、ぜひ読んでみてください!
お金2.0
佐藤航陽
幻冬舎
この本にのっているビジ単
・Fintech
・パレートの法則
・シェアリングエコノミー
・リープフロッグ現象
・マズローの五段階欲求
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