高野圭@教師

メーカーの営業職を5年経験後、教師になりたくなり、会社を退社。通信教育課程で理科の免許を取得。30歳の年に教育の世界へ。以後、高校生との教師生活を研究会や『たのしい授業』誌に発表。高校教育に携わる傍ら、色彩検定やキャリアコンサルタントなどの資格も取得する。お気軽にコメントどうぞ。

高野圭@教師

メーカーの営業職を5年経験後、教師になりたくなり、会社を退社。通信教育課程で理科の免許を取得。30歳の年に教育の世界へ。以後、高校生との教師生活を研究会や『たのしい授業』誌に発表。高校教育に携わる傍ら、色彩検定やキャリアコンサルタントなどの資格も取得する。お気軽にコメントどうぞ。

マガジン

  • ●1.たのしい授業の記事をまとめてみました(公開)

    • 27本

    フォローしている方々の記事をまとめています。

  • ●6.ものづくり(公開)

    • 4本

    ものづくりは、普段の雰囲気をガラっと変えてくれる瞬間…という気がします。そんなものづくりを,雑誌『たのしい授業』に掲載した記事なども引用しながら紹介していきます。現役の先生たちが紹介するものづくりなので,材料や作り方,実施時間など,様々な観点から見てもきっとマネしやすいはずです。一方で,「ものづくりの道具や材料」をそろえるのがメンドクサイ…というケースが記事によってはあるかもしれません。もしかしたら材料の手配やセット一式をライター自身が販売してくれるかも…!?まずは記事をご覧くださいませ♪

  • 〇9.【会員限定!】会員作成の本・道具・資料・動画など

    • 11本

    メンバーシップ「たのしい教師へのトビラ」に入会した会員限定で、会員が作った本・実験道具などについて紹介したり、入手するためにやりとりするマガジンです。会員の中には「自費出版で本を作っている人」「実験道具を自作で作っちゃう人」がたくさんいます。そういった人の出店的マガジンです。

  • 〇3.雑誌『たのしい授業』note部!

    • 3本

    雑誌『たのしい授業』(仮説社)の紹介、または過去に『たのしい授業』に掲載された記事を紹介するマガジンです。

  • 〇2.メンバーシップ会員の記事

    • 37本

    メンバーシップ会員の記事を集めたものです。 メンバーシップ会員は小学校の先生、中学、高校、大学、出版社、教育関係者、教育以外で働いている人…など様々です。メンバー会員の活動をのぞくことによってヒントや新しい世界が広がるかもしれません。メンバーシップのアカウントにアクセスすると、個人で書いている方も多くいらっします。そういうのをのぞきにいくのもイイですね。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

 数年前,教師になりたての頃のボクでしたが,こんなうれしい感想をもらうことができました。でも、こんな幸せな教師生活は,ボクだけでなく,実は誰にでも可能であって,校種も,経験年数も関係ない。忙しいお母さん先生だって可能。そんな「子どもから喜ばれる授業」を提供・研究している研究会にボクは所属しています。  もちろんボクだって,教師をしていて悩んだり,落ち込んだりすることもあります。そういえば,「ブラック教師」なんて言葉もニュースでやっているし…。けれど,ボク自身は<教師という職

    • 授業びらきに「教科書クイズ」でワイワイ狂喜乱舞!(校種問わずおすすめ!)

       現在、中学生に対して理科を教えています。ボクが中学生とはじめて出会う授業の時は「自己紹介クイズ」(下記)+「仮説実験授業のプラン《見れどもみえず》」を行っています。    そんな「出会いの授業」は過去記事(下記リンク)を参考にしていただければと思います。  さて、今回はそんな出会いの授業を終えてからの「最初の教科書授業」(もしくは持ち上がりの学年を受け持った時の出会いの授業)での実践を紹介します。それは…「教科書クイズ」です!!! ●「教科書クイズ」とは  教科書ク

      • ICTを使って保護者とニコニコ! ~情報配信アプリHome&School~

        ●まえがき   突然の話ですが、堀江貴文さんが歌った歌に、「NO TELEPHONE」という曲があります。武道館で歌ったライブがYoutubeにあったのですが、それは削除されてしまい、代わりにMVがあります。下記リンク。  この曲にとても共感します。もうすこし正確にいうと、かかってくるのはいいのですが、かけるときに相手の状況や気持ちをついつい考えすぎてしまうのです。(いま仕事中かな…。たいした用事じゃないのに電話とるのめんどくさいかな…。などなど。)みなさんはどうですか?

        • ボクが好きな「ものづくり」① ~わたあめ~

          ●わたあめを実施した感想文  ものづくりは、普段の雰囲気をガラっと変えてくれる瞬間…という気がします。そんなものづくりの中でも,ボクの授業の引き出しとして一発目に思いつくのは「わたあめ器&わたあめづくり」です。まずは,下記写真をご覧くださいませっ!(写真はすべて生徒・保護者に事前許可済)  高校生とのわたあめ器&わたあめづくりはこんなカンジです。家にわたあめ器がある家庭などはレアで,学校教育でもなかなか作りませんから,それだけ「非日常」だということ。そして理科や技術の授業

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        • ●1.たのしい授業の記事をまとめてみました(公開)
          27本
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        • 〇3.雑誌『たのしい授業』note部!
          3本
        • 〇2.メンバーシップ会員の記事
          37本
        • 〇4.仮説実験授業の《授業書》を語る!
          5本

        記事

          ICTを使ってインタラクティブな授業を!② ~Mentimeter編~

           ボクは今,中学校教師をしています。授業を行っている中で, 「あれ?自分(教師)一人でずっとしゃべってるな~汗。子どもたちはどう思ってるのかな~?」 「子どもたちがいろんなイイ意見(取り組み)をしてるのに,中々それを発表してくれないな~。それに、全員黒板の前で発表してもらったら時間がないや…汗。」 「子どもたち、バンバン意見出してくれたら授業やりやすいんだけどなー。今、何を思いながら授業受けてくれているかわからないなー。だってシーンとしてるもの…」 「積極的に手をあげてくれ

          ICTを使ってインタラクティブな授業を!② ~Mentimeter編~

          遊ぶように気圧の授業を! 仮説実験授業《空気と気圧》(中2・理科)

           最近,中学2年生と仮説実験授業の授業書《空気と気圧》をたのしんでいます。目に見えない空気の粒を想像しながら,予想を繰り返していくこの授業書。「からっぽのビンを水の中に入れたら水は入ってくる?」という質問からはじまるこの授業書。その後, 空気を抜く道具,真空ポンプを使って起こる現象を予想していったり,気圧(=空気が押す力)差が起こす現象などを考えていきます。 ●学校公開にて  先週,学校公開がありました。ちょうど《空気と気圧》の生徒体験の部分が内容として含まれていました。

          遊ぶように気圧の授業を! 仮説実験授業《空気と気圧》(中2・理科)

          ICTを使ってインタラクティブな授業を!① ~padlet編~

           ボクは今,中学校教師をしています。授業を行っている中で, 「あれ?自分(教師)一人でずっとしゃべってるな~汗。子どもたちはどう思ってるのかな~?」 「子どもたちがいろんなイイ意見(取り組み)をしてるのに,中々それを発表してくれないな~。それに、全員黒板の前で発表してもらったら時間がないや…汗。」 「子どもたち同士で交流したり、評価しあったりできたらいいんだけれどな~。でも班活動すると、途端にシーンとなったり,班の数人の意見だけしか出会えないんだよな~。でも,廊下に掲示して

          ICTを使ってインタラクティブな授業を!① ~padlet編~

          ボクが書いた 書籍一覧

          教師になってから,まとめた本の一覧です。私家版(自費出版したもの)は一般流通しておりません。自費出版は、「ちょこっと製本工房」という会社が提供しているオンデマンド印刷サービスを使って印刷・製本しています。作り方に興味がある方は、高野までお問い合わせください。 ●『たのしく教師デビュー』-明星大学通信教育学部で教員免許を取得し営業マンから高校教師に転身したボクの話-(書店,Amazon等で購入可能) 2018/8/10  この本は,明星大学通信教育学部で小原茂巳教授の教えを

          ボクが書いた 書籍一覧

          リノベーションした空き家で科学教室!

          ●きっかけ  科学教室を行うきっかけとなったのは、ボク自身の「実験道具の荷物問題」でした。北海道の高校教師生活が7年間。通算で物理・化学・生物・地学の4分野をすべて受け持たなければいけなかった経緯もあるのですが、実験道具の荷物の山…。多すぎて、理科準備室には入りきらない状況だったのです。  また、ボクが所属している研究会の人たちのうち、多くは「自宅に実験道具を置く」という術を用いています。ボクも「それしかないかなぁ…」と思いつつも、でも一方で「この実験道具はお荷物じゃーなく

          リノベーションした空き家で科学教室!

          3-2 検定取得にチャレンジする子たち

          ■生徒一人目 ★☆青春を生きる女子高生へ★☆ 星槎道都大学 美術学部2年 ミカミさん  こんにちは。私は大学2年生のミカミです。今日は“色彩検定を受けようか迷っているあなた”に手紙を書きました。どうぞ読んでください。 こんな疑問を持っているあなた! 全然大丈夫です!なぜなら、色彩検定には数式もなく、地図や古文も無ければ、化学変化も起きません! 私は、高校入試もギリギリの成績で合格し、定期テストは赤点のオンパレード、おまけに学力の学年順位は下から数えた方が圧倒的にはや

          3-2 検定取得にチャレンジする子たち

          教員とICT支援員が連携してみた

           2023年の6月12日(月)に、日本教育新聞に「ICT支援員との協同」という趣旨の記事が掲載されました。  現在の勤務校では、「Googleフォームを使った小テスト」の実施がだんだんと広がっています。それは「次回の授業時に、確認問題」として行う場合もあれば、「小テスト」として行う場合もあれば、「中間テスト・期末テスト」をGoogleフォームで置き換えている教員もいます。 ●単元テストのメリット・デメリット 単元テストという考え方は、麹町中学校で校長職に就かれていた工藤校

          教員とICT支援員が連携してみた

          1-19 【外部講話】try with strategy! 10代の「今」を駆け抜けろ(山本愛優美さんを迎えて)(後編)

          (前回からの続き)過去に,外部講師を呼んで,理科の授業の中で講話をしてもらったことがあります。講師は山本愛優美さん。昨年度まで帯広柏葉高校の高校生。「高校生起業家」として様々なメディアに出演していました。現在は慶應義塾大学の3年生です。 今回の記事は、2年前の講話の様子を記事にしたものです。 (前回からの続き)そんな講演内容。 オトナのボクが印象に残った言葉をいくつかピックアップして紹介します。 - よく「若ければなんでもできる!」みたいな言葉を使う人がいます。でも,法律

          1-19 【外部講話】try with strategy! 10代の「今」を駆け抜けろ(山本愛優美さんを迎えて)(後編)

          1-18 【外部講話】try with strategy! 10代の「今」を駆け抜けろ(山本愛優美さんを迎えて)(前編)

          過去に,外部講師を呼んで,理科の授業の中で講話をしてもらったことがあります。講師は山本愛優美さん。昨年度まで帯広柏葉高校の高校生。「高校生起業家」として様々なメディアに出演していました。現在は慶應義塾大学の3年生です。 今回の記事は、2年前の講話の様子を記事にしたものです。 ボク自身,どうやって山本さんを知ったのかさっぱり覚えていません(汗)。インターネットで何かを検索し,たまたまヒットしたのをきっかけに「呼んで話を聞いたらおもしろそう」と思いながら彼女の進路の行方をなんと

          1-18 【外部講話】try with strategy! 10代の「今」を駆け抜けろ(山本愛優美さんを迎えて)(前編)

          1-17 憧れの存在を見つけたあの頃

          ボクが民間会社を退職して教師という仕事を目指そうと考えた頃,「理想の教師像」なんてボクの中にはありませんでした。大学時代,教職課程の単位なんて一つもとっていなかったボクが教師を目指したきっかけは,営業職としてオトナ相手に営業をする傍ら,年に数日,大学生相手にリクルーター(会社説明会の中で実務を説明したり,就職活動の相談に乗る業務)の業務を経験する中で,「オトナ相手より,若者相手に仕事をする方がやりがいを感じる」という理由でした。 「ずっと若者相手に仕事をしたいなぁ。何かを伝

          1-17 憧れの存在を見つけたあの頃

          1-16 「模倣する受験指導」から考えた教育(後編)

          ー 逃げ回っていたボクが対峙してみた ー ●休校があけて  その後,6月初旬から学校がスタートしました。課題に関しては,予想以上に熱心に取り組む子もいれば,まったくやらない子もいました。結局はいつも通りの形で,1年生は《もしも原子が見えたなら》(絵本版),2年生は《生物と細胞》,3年生は《トルクと重心》のエッセンスを紹介しつつ,受験物理をコツコツ…/ でスタート。教科書授業に関しては相変わらず模索中ですが,仮説実験授業と受験指導<物理>に関しては,模倣の存在のおかげで,創

          1-16 「模倣する受験指導」から考えた教育(後編)

          1-15 「模倣する受験指導」から考えた教育(前編)

          ー 逃げ回っていたボクが対峙してみた ー 大学の受験指導ってボクはニガテ。今まではテキトーに受験指導から逃げ回りながら,教科書に関しても3~4割教えて,残りの時間は物理分野の実験や仮説実験授業を実践していました。だから,「趣味で受験問題解きます」って人が一定数(少数?)いるのは尊敬します(心の底から…ではないけれど…)。  でも,今年はそうもいかなそう。去年までは,本格的に「一般受験で4単位物理を使います」という生徒に出くわさなかった(出てきそうになっても,化学への変更を勧

          1-15 「模倣する受験指導」から考えた教育(前編)