自己紹介
数年前,教師になりたての頃のボクでしたが,こんなうれしい感想をもらうことができました。でも、こんな幸せな教師生活は,ボクだけでなく,実は誰にでも可能であって,校種も,経験年数も関係ない。忙しいお母さん先生だって可能。そんな「子どもから喜ばれる授業」を提供・研究している研究会にボクは所属しています。
もちろんボクだって,教師をしていて悩んだり,落ち込んだりすることもあります。そういえば,「ブラック教師」なんて言葉もニュースでやっているし…。けれど,ボク自身は<教師という職業>で悩んだりすることよりも,たのしくやれちゃっている部分の方が大きいです。<たのしく仕事ができる>ということ-これはボクにとって決定的に大事なのです。
大学卒業後,ボクは民間企業で営業職を経験してから,教員免許取得のために,通信教育課程の大学に再入学し,30歳になる年に教師デビューしました。そんなボクですから,「ストレートで教師になった同世代より給料が安いし,遠回りして教師になったからこそ,その分仕事をたのしまなくちゃ」なんてことを思っているのです(笑)。
なーんて,カッコいいことを言ってみたけれど,ボク自身も過去のことを思い出してどんよりしたり,明るい未来を考えられなく時もあります。「仕事忙しいなぁ」と思う時だってあります。でもそんな時は,人に相談したり,愚痴をこぼしたり,誰かのステキな実践を聞いたり,生徒たちの感想文に励まされたり…。困った時は,そうやって周りの人たちに助けてもらっています。そんな記録は2018年、出版社から『たのしく教師デビュー』という本で発売されることとなりました。
この文章や本に興味を持ってくれた,読んでくれたアナタとも,そんな仲間であれたらいいな…。そんなことを思っています。
ボクを含め,研究会に所属している人たちは「科学上のもっとも基礎的・基本的な原理・法則・概念を,感動的に教えることを意図した授業(=仮説実験授業)」を中心に,全国の先生方から「これは喜んでくれた!」「たのしく学べる!」という報告があった授業プラン,雑誌『たのしい授業』で紹介されている実践報告の数々をたくさんマネしています。教師デビューした若い駆け出しのボクでも,<たのしい授業>(=生徒が<たのしい>と喜んでくれる授業)が実現できているのは,これらをはじめとする財産のおかげ…というワケです。「たのしくやってま~す」だけだと,ただの<自慢>になってしまいますが,ボクが実践した内容に,自分自身のオリジナルはほとんどありません。「その気になれば誰にでもできる」というのが,ボクがマネしている実践たちなのです。
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