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【オンラインイベント】教科書授業に悩んだぼくが中一夫さん(小中学校教員)に70個質問&授業参観(5時間)してきたので、学んだこと考えたことを共有します

【イベント】教科書授業に悩んだぼくが中一夫さん(小中学校教員)に70個質問&授業参観(5時間)してきたので、学んだこと考えたことを共有します

講師:原畠 鷹さん(滋賀・中学校(理科))
日時:12月27日(金) 19:00~21:00(オンライン)
(予定:講話1時間/質疑応答1時間)
参加費:2200円
対象:仮説実験授業研究会員 限定
申し込み方法:下記記事を確認
告知・運営:高野圭(東京・中高)
(note「たのしい教師生活をはじめよう」を中村文さんと共同運営)

現役教員の高野圭(東京・中高/仮説実験授業研究会員)です。今回は主題のオンラインイベントを、原畠さんを講師にお呼びして開催します。
また、note「たのしい教師生活をはじめよう」でも告知させてもらいます。(※ 上記noteは、中村文(福岡・小学校)さんとの共同運営で、「たのしい教師生活を送りたい!」「ってか送ってる!」みたいな人の記事を集めているnoteです。)

●イベントを行うきっかけ

 11月某日、滋賀で中学教師をされている原畠さんが東京の中一夫さんを訪ねて、一泊二日で教科書授業のこと、仮説実験授業のこと、その関連性や優先順位や向き合い方などをたーくさん質問し、授業参観し、めちゃくちゃ学んで帰ってきたという話を聞きました。それを聞いて、教科書授業に悩んでいるボクは「めちゃくちゃ学んだ原畠さんから話を聞きたい!」と思いました。
 …というのも、教科書授業を効率的に実施するノウハウやその考え方、向き合い方、やり過ごし方などは、おおざっぱには雑誌『たのしい授業』などで紹介されることもあるのですが、具体的な部分や細かいニュアンスなどは中々伝わってこないものです。
 仮説実験授業は「熱意がある教師ならだれでもできる」「パパママ先生(育児中教師)でもできる」「しかもそれが本格的な科学の授業かつ、子どもから喜ばれる」と、理想的な形が作られています。

 一方、教科書授業はどうか…。「教科書授業はテキトー」だなんてベテランの先生が話していたりするけれど、そのテキトーってどうするの?でも、テキトーっていいつつ子どもは聞いてくれる授業を実現できている?。そのコツは?いや、ホントにテキトーに授業したら、子どもが困ってしまったこともあったよ!(高野体験談)。でも、困らないために教科書授業も授業準備をはじめたら、めっきり時間をとられちゃう…。(高野体験談)一体どうしたら…。「マッキーノ」「線引き運動」「ワークを使う」など、教科書授業を乗り切るコツは聞こえてくるけれど、なんだか自分の腑に落ちていない…。(高野体験談)

 そんなカンジで教師生活を過ごしていたボク。今だ悩みは尽きません。多かれ少なかれ、原畠さんも同じ悩みを持っていたそうです。
 そんな原畠さんが目をつけたのが、中一夫さん。膨大な研究時間を生み出しつつ、仮説実験授業の時間もしっかり確保し、教科書授業も最小限の準備で効率的に行っています。

●原畠さんフィルターを通して

 また、「中さんから学んだ話を原畠さんフィルターを通して聞く」というのも、とても示唆に富む話がたくさん聞けると思っています。
 というのも、原畠さんは、「マッキーノ」(教科書ビンゴ)といった教科書授業実践を知っていたにも関わらずやってこなかった人です。「教科書授業はテキトー」という研究会員の声がある中、授業書の時間を生み出すために教科書授業の準備にたくさん時間を使っちゃう人です。そんな、中さんと違うスタイルで授業を行ってきた人が、結婚・子育てをきっかけに(ちなみに原畠さんは現在育休中です)自分のスタイルを変えていく。授業書を深く研究する原畠さんが、今回は教科書授業の効率化や仮説実験授業との向き合い方を研究している…。これは、原畠さんだからこその話が聞けると思い、ボクからお願いさせていただきました。すると、原畠さんから4000字を超える文字数の企画書(想い、目的意識、実施するにあたっての条件など)が届きました(汗)。アツすぎる…!。

 そんな企画書から一部抜粋して、今回の企画の想いを講師本人の言葉で載せてみます。

ボク(原畠)の問題意識
 ボクの問題意識としては、下記3つです。
①教科書授業について原畠が悩んで、東京まで行った事実そのものが問題提起になる(教科書授業に関する情報が不足している!!)
②教科書授業について研究することは「仮説実験授業をやり続ける人を守るために必要」であることを啓蒙すること←詳しい説明はここでは割愛
③教科書授業について悩んでいることをオープンにしたら、それに対して真摯に向き合ってくれた素敵な先輩がいた事例を宣伝すること
※教科書授業に悩んでいる人が、堂々と質問できる雰囲気。そして、質問された人が、(仮説実験授業について聞かれたときと同じように)丁寧に答える雰囲気。そんな雰囲気があれば、〈仮説実験授業をやり続ける人〉が増えると思う=これは子どもの幸福に繋がる

引用:企画書(案)2024-12-5 より。読みやすくするために高野が一部改変

 そんな、中さんから学んだ話を原畠さんから聞く今回のイベント。ボクはもちろんのこと、校種を問わず、教科書授業に悩むすべての人に役立つ話になると思っています。


●イベントの詳細

 前置きがすごーく長くなってしまいました(2000字 汗)。以下、詳細とその補足を載せます。講師(原畠さん)からの条件もありますので申し込む前に必ずご確認ください。

教科書授業に悩んだぼくが中一夫さん(小中学校教員)に70個質問&授業参観(5時間)してきたので、学んだこと考えたことを共有します

講師:原畠 鷹さん(滋賀・中学校(理科))
日時:12月27日(金) 19:00~21:00(オンライン)
(予定:講話1時間/質問1時間)
参加費:2200円
対象:仮説実験授業研究会員 限定
申し込み方法:Peatixにて
告知・運営:高野圭(東京・中高)
(note「たのしい教師生活をはじめよう」を中村文さんと共同運営)

※今回のイベントはアーカイブ配信はありません

●条件 & 補足

 講師の要望により、今回は参加にあたり大きく2つの条件があります。

条件①:仮説実験授業研究会員であること
条件②:当日は実名表記/ビデオONによる顔出し必須(声だけ参加NG)

です。束縛を課していて申し訳ないのですが、「この束縛があるからこそ、本音で話ができる!」という講師の強い要望であり、告知するワタシとしても、こちらの方が結果、参加者の満足度が高くなると思っています。年末&週末の夜でみなさんそれぞれ事情があるかと思いますが、今回は上記を満たす方のみの参加でお願いします。
(もし「これから仮説実験授業研究会員になる!」という方がいましたら、高野までお問合せください。)

・補足

【補足】
(会費について): 
中身が満足いかなかった方がいた場合は「全額返金可」です。なので金銭面と内容が見合うか心配な方は、一つの安心材料として申し込んでいただければ幸いです。
(時間について):
講師が話す時間はおおよそ1時間の予定です。その後質疑応答の時間とします。質疑応答がない場合は早めに終わります。
(録画・録音について)
・参加者による録音・録画・スクリーンショット・撮影は理由・方法を問わず禁止です。
・主催者による録音・録画を行います。
(希望者に有料で当日の動画や音声を提供することも検討しています。)
※ 顔を映っての録画がイヤな方は相談に乗りますので事前もしくは当日に高野までご連絡ください)


●事前の質問を受け付けています!

 質疑応答の時間を1時間ほど用意しています。参加者の問題意識や悩みも共有できればと思っているので、事前に「講師への質問」「参加者の現在の悩み」などを下記フォームで受け付けています。(任意)
 「講師への質問」に関しては時間が許す限り扱いたいと思います。「参加者の現在の悩み」に関しては、会の中で必要に応じて扱えればと思っています。思いつく方はぜひご利用ください。(もちろん当日のリアル発言・チャットでも受け付けます。)

●申し込み

申し込みを下記Peatixにて有料チケットを購入する形で受け付けています。チケット代金のお支払いには、クレジットカード/デビットカード/ プリペイドカード、コンビニ/ATM、PayPal/口座振替を利用できます。

申し込みはこちら!から ↓(Peatix)

 Peatixは誰でも無料で登録できるイベント登録サービスです。Peatixから申し込むと,今後のnoteイベントの告知が自動的にされたり,本イベントの開催が近づいた際にはリマインドが届くなど,いろいろと便利です。運営側としても集約がとってもラクです。登録がわからない場合はフォローします。
 ただ,諸般の事情等で「Peatixでは申し込みできない!(わからない)」という方がいましたら,遠慮なく高野まで問い合わせしてください。メールで個別にZOOMのURLをお知らせします。

 申し込まれた方で不参加の方は,見逃し配信はありません。

●終わりに

 途中でも書きましたが,今回は仮説実験授業研究会員限定のイベントかつ、アーカイブ配信はありません。という話を聞くと、「特定の人だけに告知されるシークレットライブ(もしくは身内のイベント)」みたいに思われるかもしれませんが、それはワタシも講師の原畠さんもそういう想いではなく、上記はあくまで満足度を高めるための工夫であり、イベント自体は多くの方に周知されればと思っています(会員の方に転送は大歓迎です)。
 日程が差し迫っているため、Web上での案内のみになっています。関心がある方の参加をお待ちしています!

…以上が告知・運営を担当する高野からの案内文なのですが、講師の原畠さんご本人からも「今回の会は…こうだ!!!!」なんて想いがありそうです。そして、その想いはボクの告知文だけでは本人が満たされない気がします(笑)。よって最後に講師の原畠さんからも言葉をもらっています
(下記に随時更新されます )。

●講師より

・教科書授業の準備で、もっとラクしたい!
・浮いた時間とエネルギーで〇〇したい!
(ぼくの場合は、家族との時間を大切にしたい!)
・これからの人生、教科書授業に悩み続けるのは嫌だ!

この講座では、こんな悩みを解決します。

(上記は、中さんに会う前のぼくの悩みでした。)

ぼくの最大の悩み。それは、教科書授業の準備に〈時間がかかりすぎること〉でした。

・教科書のこのページ、子どもたちが喜ぶ実践はどこかにないかな。
・明日、どんな実験をしようかな。
・なかなかいい実践事例がないな……。
・これ使えるかな……ホームセンターに買い物に行かなきゃ!
・あと30分で閉店の時間だ!
・明日、どんな発問をしようかな。
・あ、もう0時だ!寝なきゃ!

そんな日々でした。

仮説実験授業の準備よりも、教科書授業の準備に時間がかかっていました。

独身で無趣味だったころは、それでもなんとか生活できていました。

結婚と娘の誕生をきっかけに、ぼくの「本気の働き方改革」がはじまりました。

教師の仕事で、最も多くの時間をかけているのは「授業と授業準備」です。

そこで、「授業準備の生産性を上げることが最優先事項だ」と考えました。

紆余曲折を経て、中さんに会いに行くことにしました。

なぜ中さんなのか。理由は3つです。

・同じ中学理科の先生で、あり得ないくらいの研究量(戦争の本の参考文献の量、半端じゃない笑)でお子さんも3人いらっしゃる。
・教科書授業の準備に時間をかけているとは思えない(笑)
・合理的な方法で対処しているはず!(これがぼくの予想)

予想したら実験したくなります。

中さんに会いに行って、70個の質問をして、授業も5時間見させてもらいました。

ぼくの予想は見事に的中!

徹底的に合理化された中さんの教科書授業を体験。

現時点で思い浮かぶ疑問点は、すべて解消してきました。

おそらく今後、教科書授業のために悩んだり情報収集したりすることはないと思います。

あと10年、早く知りたかった。

でも、今、知れてよかったです。

10年遅かったら……と思うとぞっとします。笑

中さんに、どんな質問をしようか考えた期間が約2週間。

中さんに質疑応答をしてもらい、授業を見せていただくために1泊2日。

ちなみに、1日目は午前に滋賀を出発、2日目の帰りは終電でした。笑

交通費+宿泊費=約4万円

時間とお金をかけて、たくさん学びました。

時間やお金に換算できない、学びがありました。

今まで、考えたことがないことを考えました。

コスパを測る機械があるとしたら、間違いなく壊れます。

今回の会では、そんなぼくの学びを共有します。

質疑応答を含めて2時間、一生懸命しゃべります。

(2024.12.7 原畠 鷹)


●追記 2024.12.7 夜

ご参加くださった方のニーズになるべく応えたいため、1時間の質疑応答コーナーを用意しました。

そして、事前に質問を受け付けるシステムにしました(運営・高野さんのアイデア)。

ぼくは時間をかけて思考を深めていくタイプです。

そのため、事前に質問していただいた方が、より精度の高い回答ができると思います。

ぜひ、フォームから事前の質問をお送りください。


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