良い子の「生詩」第67話 自分をたいせつにする本 その2

https://youtu.be/84CKlP3Qpyc

自分をたいせつにする本 服部みれい 著その2

変化や問題が起こって、生きずらくなってくるのは、「着ぐるみ」を脱いでいくタイミング?
「着ぐるみ」とは、親や世間の常識や過去の知識、経験などにより外的に刷り込まれた
思い込みの自己イメージ。

それを脱いでいくと勝ち負けや、カッコよさ、上手くやるとかどうでもよくなる
ただただ、やってる活動に没頭して気持ちよくなる。(ゾーンに入る、夢中になる)
本来の自分自身を体感した感じ。
まさに、人生の主役になっている感じ。「素っ裸の本来の自分状態」

優等生のいい人やめて、いい意味で力抜いて、頑張らない自分になる。
そうすることで、内的にずーっと抑えていた感情に気が付く。

流れ:
①「着ぐるみ」着ている自分風の生き方
②変化や問題が起こり、生きずらさ感じる
③「着ぐるみ」に気が付いて、違和感に気づき自分を大事にし始める。
④「着ぐるみ」を1枚1枚脱いでいく
⑤本来の自分が少しずつ中から顔を出す。
⑥「着ぐるみ」を根気よく脱いでいく
⑦本来の自分が輝きだす。イキイキしてきて。
⑧自分自身でいることで、周りが輝きだす。→結果的にみんなの為

※八神純子さんのテイクアチャンスの歌詞。
URL

https://youtu.be/8QiLUDHUzR8

「いつか知る君の笑顔が、みんなを笑顔にしていることを~君だけできる」

人は、成長のその過程で、大きな変化、挫折や失敗、事故や病気、進学、就職、結婚
出産、子育てなどを経験し、それらがきっかけとなって、自分風の「着ぐるみ」を脱いで、本来の自分になっていく。

一見、辛く悲しいことに見えることも、大きな視点で見れば成長のチャンス!
本当の意味での「親離れ」が、親から潜在意識に刷り込まれた「着ぐるみの自分」を脱ぎ捨てること
世代間で引き継がれた、人生の課題や乗り越えるべき壁や意味が隠されている。
※息子の不登校、親が本当は甘えたかった、頼りたかった、戦争で食べるものがない。学歴がない。

親=あなたではない。あなたは親とは別の人間。当たり前だけど。
親とは違う、本来のあなた自身の価値観を、ある年齢やタイミングがきたら
自分で選び、あるいは築き上げる必要があります。

親が過干渉や過保護などで、共依存ならなおさらです。
あなたのエネルギーを、親が知らず知らずのうちに奪っている、あるいは自分と親との境界線が
わからなくなってしまっている。母子未分の状態。

悪さをしない子は悪人になります 廣井 亮一 著という本の中で
紹介されていた、アメーバ状の非行少年集団もたぶんそういう親に育てられた
子供たちなのじゃないかなと思います。

とはいえ、親も人間です、親として最初から完璧な人間なんていません。
親に感謝といくら頭で思っても、それは自分に負担がかかるだけ。

有り余るエネルギーを過度に子供にそそぐ親もいるでしょう。それが「着ぐるみ」を着まくった
親かもしれず、よく点検もしないまま安易に「自分の親は良い親だった」とか
「恵まれた家庭だった」とか深く突き詰めないで、人生に起こったことに蓋をしたまま
場合によっては、力不足の親をかばうという潜在意識から「自分の家庭はとてもいい家庭だった」
と自分勝手に偽善の文脈を創ってしまうケースもあります。
親の不完全さを子供が補おうとすると、ますます「着ぐるみ」は分厚くなる。

普通の家庭、いい家庭こそ点検が必要。見た目には明らかにならない傷、自分でも気づいていない
傷を抱えて生きている大人が本当に多い。
それが「いい子、いい人」自分で気が付かない。

その処方箋としては、たくさんの大人を見ること、たくさんの世界を見ること。
そして、成熟した本当の大人を知って、本来の自分に戻ること。
それが、めぐりめぐって親孝行になる。あなた自身が幸せに生きること。
死別していようと、集合的無意識で親とつながっている。

成熟した大人になるための、親離れのプロセスが必要。
言葉による暴言や無視も暴力。この場合、できるだけ早くその親から離れる。
暴力と優しさは、飴と鞭でループのようにセットになっている。
安心安全を感じられる場所に身を置く。
誰かの意見は、100%正しいとは誰も言えない時代。他人の意見を鵜呑みにしない。
親や先生も不完全な一人の大人。自分の考えを持てる力をできるだけつけて、自分で決める、
自分で行動するという「生きる力」を早くつける。

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