リアルとオンラインで学ぶ4ヶ月。生徒の探究サイクルを回すナビゲーション実践プログラム
こんにちは。「探究クリエイタープログラム」マネージャーの建石尚子です。
昨年10月からスタートした4ヶ月間の本プログラム。全国から17名の教育関係者が参加されています。探究コネクト代表でありラーンネット・グローバルスクール代表でもある炭谷俊樹が講師を務め、25年間実践し続けてきた探究型の学びについて参加者の方にお伝えしていく内容となっています。
一方的な講義形式ではなく、参加者同士がディスカッションし、現場での実践も交えながら学びを深めていくところが本プログラムの特徴。大人自身が「問い」を持ち、より良い授業を模索していく姿勢こそが、子どもの探究的な学びにつながっていくと考えています。
初回は関東と関西でそれぞれの会場に集まり、対面でプログラムを開催しました。2回目から5回目はオンラインで実施。前回に続き、プログラムの様子をお伝えします。
議論を重ねながら自身の「問い」を持ち、模索する
プログラム2回目と3回目は、「授業計画の立て方や実践、学習評価について工夫していることは?」「学習する学校となるために、私たちにできることは?」をテーマに参加者同士でディスカッション。
「テストの点数をベースに通知表を作っているので、どうしても探究的な学びの評価が上手くできない」
「フィードバックは大切だと思うけど、誰が何にしてどのタイミングでするのかが難しい」
「教員間でどうゴールイメージを共有するか模索している」
など日々の疑問や悩みの共有から始まり、それぞれの考えを共有し合いました。
教員同士が対等に会話をする工夫として、「授業を受けている子ども達の様子を撮影し、映像を見て気づいたことを伝え合う時間をとる」という実践を紹介してくださる方もいました。子どもがどれだけ主体的に学べているのかを軸に話すことで、年齢や経験の違う教員も、対等な関係で議論することができるよう。
議論の内容に対しては、講師の炭谷からのフィードバックも。一言も聞き漏らさないようにと耳を傾ける方やメモを取る方が多く、画面越しではありましたがプログラムへのモチベーションの高さを感じました。
授業計画を立て、互いにシェア。さまざまな視点から意見をもらう
またプログラム4回目は、それぞれが現場で担当している授業の計画について共有し、フィードバックし合う時間を取りました。それを受けて授業内容を見直し、5回目は授業のリハーサルを行います。参加者は子どもになりきって授業を受け、終わった後はそれぞれが感じたことをシェアします。
参加者からは、「どんな情報を与えて、子どもに何を考えてほしいのかをもっと考えないといけないなと思った」「生徒たちが考える余地を残しつつ、授業のゴールを目指していく難しさを感じた」などの感想がありました。子どもの気持ちになって授業に参加し合うことで、自身の視野を広げるきっかけにもなったようです。
現在は一校一校へ訪問し、現場での授業実践の様子を見学しています。授業後は、講師の炭谷からフィードバックやアドバイスをさせてもらい、引き続き、子どもが主体的に学べる授業をつくっていけるようサポートを行っています。
2期生の募集も開始!
現在は、「探究クリエイタープログラム」の2期生を募集しています。実施期間は2022年8月から12月まで。関東と関西を拠点に、各15名での実施を予定しています。詳しい内容は下記のHPをご覧ください。
オンラインでの説明会も実施しています。ご興味ある方は下記のフォームよりお申し込みください。
・3月11日(金)20:00〜21:00
・4月19日(火)20:00〜21:00
【オンライン説明会 お申し込みフォーム】
個性的なメンバーが1期では多く集まりましたが(一部はメンターとして引き続き関わってくださいます)、2期はどんな新しいメンバーが入ってくださるか、楽しみにしています。
\探究ナビ講座のサイトがオープンしました!/
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