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2024年5月分 文化作品触れたよ報告bot まとめ

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【アニメ系】

「銀河英雄伝説(旧)」
銀河英雄伝説旧作アニメ3周目を鑑賞。未来の戦争を更に未来の歴史家が回顧している形の、この作品に対して我々が思うべきは、これが歴史の真実なのか一国の正史なのかという点です。果たして、マリンドルフ伯は本当に善人だったのか、ベーネミュンデ公爵夫人の死の真相は、トリューニヒトの人物像は?

【本系】

「なめらかな社会とその敵」
知人にオススメされた、鈴木健氏の「なめらかな社会とその敵」を読了。ネットワークを活用して、選挙権を分割し、通貨に配当をつけることで、断絶のない「なめらかな」世界の実現を提唱しています。ところどころ、衒学的で左翼的に思われる論調も見られましたが、社会の見方としては私と大分近いです。

「十二人の手紙」
市内の方に勧められて、井上ひさしの「十二人の手紙」を読了。手紙をはじめとしたあらゆる書類を提示する形で物語を描く試験的な作品。また、エピローグにて、それまでの作品について示唆を添えるのもオシャレ。歴史書や学術書に比べ小説を読むことは極端に少ないですが、こういった意欲作は好きです。

「新説・明治維新」
西鋭夫氏の新説・明治維新を読了。坂本龍馬の資金源に英国の帝国主義的暗躍を見る説には一定の説得力がありますね。いずれにしろ、人は自分が歴史の授業で習った歴史感を信じ過ぎだとは思います。取得した情報の出所はどこかを考えないと、真実と正史の見分けは付きません。

「エンデの遺言」
河邑厚徳氏らによる、「エンデの遺言」を読了。モモの作者で知られるミヒャエル・エンデの貨幣論が表されています。エンデは、貨幣それ自体が価値を生むことに課題を感じ、貨幣の価値は実際にされた仕事に対応すべきだと主張しています。問題意識としてはピケティに近いですが、社会実装は難しいかと。

【ドラマ系】

【TV系】

【マンガ系】

「ペリリュー 楽園のゲルニカ」
太平洋戦争ペリリューの戦いで現場の兵士たちがどんな生活をしていたのかを描いた武田一義氏による漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」全11巻を読了。名作でした。コミカルなタッチにも関わらず、徹底的な取材力で、将官たちは何に悩んだのか、兵士たちが何に苦しんだのかが描かれています。

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