現地発! いまさら聞けない中国EV車市場の基礎(第1回) 北京モーターショーの日本で報道されない事実と、今中国で売れている新エネルギー車の意外な最新ベスト10(価格,販売台数付き) 谷崎光のインサイド・アジア No.61
(写真は今、中国で2020年上半期、前年比1200%の伸びの蔚来汽車【NIO】のEVスポーツカー)
日本のテレビには映らない部分
2020年9月28日、北京国際モーターショーの本展と、別場所で開催された新エネルギー車と部品の専門展を見てきた。
イケメンダンサー(天井から宙吊りされているイケメンもいました)や美女やITかっこいいをガンガン投入する中国に対して我が日本の対抗策は…。
①ただの展示場トヨタ 一般オープン初日午前中ガラ空き。
②♪花が散る~、わびさび日産。
③日本むかし話…、じゃなくて中国むかし話…。三菱自動車。
もうちょっとなんとかならんのかい!
いや、車の品質はいいんですよ、品質は。
中国のEV車って今なお、爆発してますから。
しかし日本の報道だとトヨタ、ホンダ、日産などのEV車が華々しく発表、中国人も大注目、というスタンスだったが、中国で売れている新エネルギー車ベストテンには日本はまったく入っていない。
そもそもトヨタが広州自動車と合弁でハイブリット車や、新エネルギー車を販売しているぐらいで、日本の各社量産品新エネルギー車はまだほとんど開始していないのである。遅い。
さらにテスラのコーナーは、え、これだけ、と思うほど極小だった。まあ別にここで頑張る必要はない、という余裕。
一方、中国のEV車は宣伝や展示はすばらしかった。
イベント展示の腕を上げたな、というのが第一印象である。
その実態は次回に詳しく語るが、とにかく勢いはすごい。今回は中国のEV車で大盛りあがりだった。
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谷崎光のインサイド・アジア
日本がどこか窮屈な人の為のマガジン。マスコミの伝えない中国ディープ生情報と、誰も知らないリアル中国人をお伝えします。中国ビジネス経験者×作…
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