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最近少し解像度が上がった街


Twitterにアンケートだしたら、「市川」が一番多かった。
市川の話をしよう。

市川とはなんぞやという話なのだが、
僕のTwitterを見ている人であれば、おそらく「千葉県市川市」のことだと思う。
市川市は僕の居住地であり、最近少し解像度が上がった街でもある。

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そもそもなんでオマエは市川に住んでいるのか、という話をすると、
はじめは大した理由なぞなかった。

ぼくは新卒で入った会社を4ヵ月でやめて、
新潟で山籠もり(この話もどっかでするか…)をし、
いろいろあって地元の千葉県白井市に戻った。

そのあと、就職前後で実家を出ることにし、
住み始めたのが千葉県市川市行徳地区。

いくつか住む場所を決める要素があった。

■まずは、就職する予定の会社が近かった。倉庫の採用職での採用になったので、倉庫の近くに住む必要があり、それでこうなった。

■地元の白井市に近かった。なにがあるわけでもないのですが、やっぱり実家に近いといろいろ都合がよかったりもするのである。

■嫁西が東京を苦手としていた。厳密には、人混みが苦手らしい。江戸川区と市川市でなんか違うのかとも思ったのだが、実際に行ってみると、道幅とか、人口密度とか、地味に違う。行徳地区はたしかに新興開発地域でもあるため、住みよいのは住みよいのである。

…なお、しれっと書いてしまったが、まだ結婚前である。このタイミングで嫁西とは同棲をはじめ、翌年の年末に結婚した。大西26歳の時である。


総じて言えることは、いわゆる「千葉都民」に過ぎないということ。
市川に何か思い入れがあったとか、そういうことは一切なく、
地理的に都合がいいから住んでいた。ただ、それだけである。

で、そのまま、もう8年9年住んでいる。
途中2回引っ越しもして、会社も最寄り駅も変わったりした。
結婚もして、引っ越しも実際考えたことが何度かあるが、結局しなかった。
これは、嫁西が市川を気に入っていることが一番大きい気がする。
おれはそこまで大きなこだわりがなかった。
転職したときも引っ越し考えたし、都合のいい街ではあったけど、それ以上でもそれ以下でもない。

で、そんな僕が、最近市川に関心を持ち始めている。
きっかけがひとつあった。
Somewalk(自分のところでやってるサークル)で行った、下館ツアーの時だ。
このノートでもこの前書いたね。

すごく単純な話なのだが、
下館の地でまちづくりに参画する人たちを見て、
すごくカッコよく見えたのである。

僕は主催者なので、当日にあれやをこれやを学ぶのもおかしな話なのだが、
思ってしまったので仕方がない。

ほいで、何かやりたいことがあるわけでもなかったのだが、
なんかやってみるかと思って、
とりあえず、Twitterで、ハッシュタグ「#大西の市川散歩」を作った。

そこいら辺の写真を撮って、きれいだったもの、くすっと笑えたもの、
コメントをつけてTwitterに上げている。
ほんとにそれだけなのだが、意外と好評で、近所で会う人に見てるよーと言われたりすることも。

これに、反応をもらえたのが、上述のアンケート結果なのだと思われる。

これもやってみて思うのが、
しょーもないことでも、へぼいことでも、
「やること」と「やらないこと」の間には、大きな差があるということ。

やったら、何かが動き始める。
やらなかったら、何も動かない。

ほんとに・・・ほんとに写真撮ってTwitterに上げてるだけなんだけど、
それだけで動く物事もあるのだな、というのは、改めて身に染みた。


その後、(まだ言えること言えないことあるが)いろいろ市川でも少しずつ動きがある。
けっこう、面白そうなことができる雰囲気もあったりなかったりする。

街の色、におい、温度、そういうものに触れられること。
それだけでも、なんだか少しいい人生にできる気がするな。
そんなことを思っている。

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