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静まり返った保育園の給食時間

先日、保育園の保護者会でクラスのビデオ上映があった。

普段どんな風に過ごしているのか分からないから、保護者会のビデオタイムは毎回楽しみだ。

その日のビデオは、給食の時間の様子。

ビデオの再生が始まり「コロナ対策で子どもたちにはお喋りせず食べるようお約束しています。音声が出ていないわけではないです」と先生から一言。

驚いた。想像以上。ちょっと異様にすら感じる光景。

まだ保育園児の子どもたちが、こんなに静まり返って食事が「できる」んだ、とも思った。

誰一人、声を出さない。

1つのテーブルに、向かい合わせにならないように間隔を空けて2~3人が配置され、黙々と食べている。

ビデオ撮影している先生がテーブルに近づく。

カメラに気が付いた子どもがピースしたり、はにかんだ笑顔をカメラに向けたりすることに、何だか安心してしまった。

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コロナ禍で、それぞれがそれぞれの事情の中で大変だ。でもやっぱり、こんな風に子どもたちの生活に影響している様子を見てしまうと、心がいたくてもどかしい。

病とは感染症とは何なのかを理解する前の子どもたちに「コロナだから」の一言で課される特別ルール。素直で従順な子どもたちは、きちんと言われたとおりにしている。

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今日は、保育園でプール開きだ。昨年は見合わせていたプール、今年は実施に踏み切ってくれた。

区の公園にあるじゃぶじゃぶ池(水遊び場)の開催中止が決定しているなか、ありがたい。

「あしたはプールやるんだって。たのしみ!」と言っていた娘。お約束はあるだろうけれど、思いっきり楽しんできてほしい。

(2021.7.13 tue)

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