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【Zoom術】簡単で高効果な、小さな工夫(解説編)

Zoomを活用したテレワークやオンライン会議で、コミュニケーションの質量・価値を上げたい時に、簡単で効果が高いと思ったいくつかの工夫を説明してみます。(随時、編集します)

●共同書き込みシート

Googleドキュメントなどで共用ファイルを作っておき、特定のテーマについてみんなで書き込む時間を作る。たとえば、40人規模の会社会議で「Zoom使ってみて、感想や困ってることは?」を5分間、全員で書き込んだ実例が下記画像。互いの考えていること、困っていることを、短時間で把握・共有できた。Zoomと共用ドキュメントの併用は、同時多発的な情報交換を可能にする。フリーハンドや付箋が使えるgoogleジャムボードも利用価値が高い。

図1

●朝礼やランチ会

通勤と職場空間には「会議や作業」だけでなく、「気持ちを仕事モードに切り替える」「スタッフ間の雑談や交流」の役割もある。在宅勤務でもその時間を確保するために、オンラインで「朝礼」や「ランチ会」を実施するのも一案。ほかには、組織で新規Zoomアカウントをつくって常時オープンとし、雑談目的・入退場自由の「会社休憩室」「給湯室」「自習室」とするのも有効。

「そもそも職場の機能って何だ?」を踏まえて、「会議以外のオンラインツールの使い方」を考えることが大事。画像は、在宅勤務者とオフィスをつないでのランチ会のイメージ。

スクリーンショット 2020-04-02 13.04.47

●耳だけ参加

発言できない状況や、急ぎの作業をこなしながら、内容は把握しておきたいとき、会議をヒントに成果物作成に集中したいときなどに。終了後に、誰かに内容を共有してもらう手間が省ける。名前を「なまえ@耳だけ」と変更して、画面をオフにするなど、ほかの参加者への配慮を。

●チャットの積極活用

喋っている人の話を遮らずに、ちょっとつぶやきたいときに、チャットを積極活用する。たとえば、▽関連薄めな些細な情報、▽発言する勇気がないとき、▽ちょっとした感想、▽音声が一時的に聞き取れなかった旨、▽ちょっとしたジョーク、▽些細な質問、▽一部の参加者への補足ーーなど。スルーされたらそれはそれ。誰かが拾って膨らめて、思わぬアイデアにつながることもしばしば。

チャットで議論の盛り上げに特化した「ガヤ芸人」という参加形態も。発言者へのフォローや、些細な情報、ジョーク、新たな問いなどを、チャットでひたすら投げ込む。

●ブレイクアウトの積極活用

大人数の会議は、物理的にも心理的にも発言しにくい。ならばテーマを決めて、数人のブレイクアウトルームで議論する。10分後とかにまた全員で集まって、それぞれで出た話を共有することも可。拡散フェーズで、情報流通量や個々の発現量、思考量を増やしたいとき向け。収束や合意形成のフェーズではもうひと工夫必要。

●目線を合わせるために

(4/13追記)画面上の相手の顔ではなく、カメラに視線を向ける必要がある。PC画面のカメラに近いところに、相手の顔や、その時に読み上げる資料を配置しておく(画像参照)と、”ほぼカメラ目線”に自然となり、相手に「自分に向かって話しているんだ」と感じてもらうことができます。

画像3

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紹介したのは、「さとのば大学」をつくっている仲間たちと試行的に学びつつ、勤務先の「オンデザイン」でも実践していることのうち、特に効果的だなぁ、と思っている内容です。

このほかに、あまり説明いらないのとかあるので、もうひとつ【項目列挙メモ】をつくっておきます。


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