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価格設定って、難しすぎない?

社畜ロックバンド、ざ・えんどの谷です。

自分の商品に値段をつける機会に直面したのですが、それがもう、難しすぎるんです。

「プレミアムプライシング」って知っていますか。

めちゃめちゃざっくり言うと、
競合よりも高い値段で商品を売って、利益率を上げること、ですね。

あくどいボッタクリにも見えかねませんが、これは決して悪いことではなく、

その分の利益で次の商品をつくる元手にしたりして、

その利益は巡り巡ってお客さんに還元できる値づけだという理論。

しかも従業員の給料アップにもつながるし、
お客さんも満足してその値段を払うわけだし、
Win-Winしかない。

「読んだ!!!!!!!!」って人も多いと思うんですが、この本で紹介されていたことですね。

読んだときはそりゃ「なるほど~その通りだな~」と思うんですが、

実際問題、プレミアム以前に、
「適正価格をつける」の段階で、すでに超難しくないですか?

例えば僕らのワンマンライブのチケット、

・現地観覧:2700円
・生配信:2000円

だったんですね。

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(初のライブハウスでのワンマン。もう終演しました)

でもホントに正直な話、最初は

・現地観覧:2000円
・生配信:500円

にしようと思ってたんです。

決めた時の思考回路はこうです。

「ワンマンだし、2500円くらいかな?」
から始まったのですが、
「いやいや、そんな値段でお客さんは買ってくれるのか?」
という不安が頭をもたげて、
「俺たちがこんな値段つけるなんておこがましい!」
と謙虚な国民性を発揮し、
「安いほうがお客さんにとっても嬉しいに決まっている」
と言い訳し、
「ま、ちょっと高いけど2000円にしようか」
「うん。配信は500円でいいね」
と、
大赤字確定の値段設定をするも、全く疑問に思わず・・・

結果、ライブハウスのスタッフさんから「安すぎる!!!!!!!!!!!!!」と怒られて、
当初の値段に落ち着いたわけです。(笑)

ライブ後アンケートの結果、実際それが適正価格だったわけで・・・。

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「プレミアムプライシング」にあこがれていた僕らの現実は、

謎のメンタルブロックが働いて、適正価格を付けることすら難しい!

でした。

すごいプレッシャーだったもん。

初のワンマンライブで、全て自分で決めていいとなったとき、
「お客さんからお金を取る」ということへのプレッシャー。

しかもそのお金は自分のパフォーマンスでお返しするしかない。

もうマジで、めちゃくちゃ大きい不安と責任に打ち勝つだけの覚悟が必要です。

お客さんとの戦いの前に、まず自分との戦いでもあるんだなと。

そんなことを思ったバンドマン(兼ホテルマン)でした。

次のライブは2000円。

スタンダードプライシングですね。

https://twitcasting.tv/c:laguna_shimokita/shopcart/22235

いつもきれいにお使い頂きありがとうございます。 素晴らしい音楽を作るための費用に使います。