Q. いろいろやっても便秘です

A. 炊飯器を新調してみましょう

「食事は気をつけているのに便が硬い」
「下剤をたくさん飲んでいるけど、まだ便秘です」
「ありとあらゆることをやっているが、便秘が治りません」
といったお困りごとをよく聞きます。

とある患者さんとのバイオレゾナンス医学診療の一コマです。

患者「先生、小麦を食べないようにしてるんですけど、まだ便秘です」

私「酸化油対策はどうですか?」

患者「調理油はいわれたように、ココナッツオイルに変えてます」

私「ココナッツオイルだけを100%使ってますか?」

患者「・・・はい(相変わらずこまかいな~)」

私「う~んじゃあゼロ・サーチでみてみましょうか?」

患者「お願いします!(でたぞ、怪しいレーザービーム)」

私「腸に炎症は起きてないようですね~」

患者「ふ~ん、じゃあ腸漏れじゃないってことですね?」

私「そうなりますね~、ただアレルギー反応がでてますね」

患者「えっ?なんのアレルギーですか?」

私「詳しく見てみますね・・・、まずプラスチック汚染が推定されます」

患者「プラスチックですか!?」

私「はい、あくまで推定ですよ。ペットボトル飲料とかよく飲んでませんか?」

患者「・・・毎日炭酸水を飲んでます」

私「じゃあ、それですね。」

患者「ガラス瓶のものならいいんですか?」

私「はい、おそらく」

患者「プラスチックだけですか?」

私「あとは~・・・いろいろな金属汚染ですね」

患者「えっ?先生に言われてから、銀歯もぜんぶ外しましたよ」

私「水は何を飲んでますか?」

患者「ブリタ浄水器を使ってます」

私「まあ、ブリタなら問題ないですね。」

患者「じゃあなんで金属汚染があるんですか?」

私「まあ、あくまで推定ですが、おそらく調理器具からだと思います」

患者「どういうことですか?」

私「たとえば、劣化した鍋やフライパン、炊飯器からの金属汚染だったり、よくあるのはずっと使ってる水筒からの金属汚染なんかも体調不良に関係してたりします。あくまで波動的な推定ですけどね」

患者「そういえば、ずっと使ってる炊飯器の内釜が剥がれていて、ずっと気になってたんですよね~」

私「そうなんですね~そしたら新しい炊飯器に変えてみるといいですよ」

患者「便秘治りますかね~」

私「炊飯器を新調して便秘が治れば、炊飯器メーカーも喜ぶでしょうし、一石二鳥ですよ」

患者「はい・・・(一石二鳥の使い方、あってるのか?)」

私「便秘の薬はどうしますか?」

患者「とりあえず薬なしでやってみます」

私「わかりました~お大事に~」

バイオレゾナンス医学では、金属汚染が病気の原因と推定された場合、歯科金属、水、食べ物、調理器具などを疑います。

金属製の鍋を土鍋に変えた後から、体調が劇的に良くなった方もいらっしゃいます。

誤解して欲しくないのですが、金属製が悪い、という話をしているのではありません。
ただ、下記のような研究結果があるということを、私たちは知っておいたほうが良さそうです。

煮沸による鍋からの重金属溶出 (I)
富田道男, 斉藤学, 春山洋一 (京都府立大学生活科学部)

(1) 水の煮沸により重金属溶出の認められなかったのは, ホーローびき鍋のみであった.

(2) 5%酢酸水溶液の煮沸では, どの鍋 (鉄鍋を除く) からも重金属の溶出が認められ, その溶出量は水煮沸の場合の10倍に達するものがあった.

(3) 5%酢酸水溶液の煮沸で溶出量の増加が最も少なかったのは, フッ素樹脂加工のアルミニウム鍋であった.

(4) スズ引き銅鍋からは鉛の溶出が認められた.

(5) シリコン強化焼き付けと称するてんぷら用鉄鍋は5%酢酸水溶液の煮沸により, 内面の塗装皮膜のほとんどが剥離した.このように, 使用方法の限定された表面処理の施された鍋を他の目的に使用するさい, その性質について十分調べることが肝要である.

日本家政学会誌 Vol.43 No.3 229~233 (1992)

電子レンジ加熱による陶器製食器からの鉛の溶出
中山伸, 藤井修平, 山本良一
(帝塚山大学短期大学部)

~一部抜粋~
電子レンジ調理による陶器製食器から溶出した鉛は基準値以下のものがほとんどで、いますぐ毒性が問題となるものではないと言えるが,本研究の結果でみられたように,陶器の種類によっては水道水基準(0.05mg/1以下)あるいは排水基準(0.1mg/1以下)を超えた鉛溶出のみられたものもあった.

日本家政学会誌Vol.54 No.11 951~956(2003)


さぁ、調理器具を見直そう!(日本の景気も良くなるかも)

~オンライン講座もやってます~


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