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NPO法人ルネスかごしまのカウンセラーになるには

カウンセラー志望の人にとって、どうもこの、クライアント(相談者さん)と話ができる(相談を受ける)機会って一種の花形みたいに思っておられる方が多いみたいで、ひだまりカフェのボランティアを希望される方の中にも、お茶を淹れたり、挨拶をしたり、よく来られる方のお話相手をすることがつまんなくなってきて、「私にもカウンセリングをさせてください」とか、「私はできるのに、どうしてさせてくれないんですか」とか、「谷川はいじわるをして仕事を分けない」とか言われることもあるんだけどさ。

お茶を淹れる、その前の段階でも、「どんなお茶を揃えるのか」「お湯はどうすんのか」「その費用はどこから出すのか」、淹れるにあたっても「どのタイミングで、どの方向から、どのくらいの声の大きさ・トーンで、どんな風に声を掛けるのか」などなど、考えようと思えば考えなきゃいけないことはたくさんあるんだけど。

動きを見ているとね、その人がどこまで考えて動いているのかというのは、こちらにはそれなりにちゃんと見えていて。そりゃあね、こっちは全部やってきてるんだから、見えるのは当たり前の話なんだけど。考えてないなあとか、考えることはできるのに手を抜いているなあとか、ああ、私よりよほどよく考えて動いているなあとか見えるわけで。

与えられてるフィールドでさ、考えてやらない人にさ、クライアントを傷つけてしまうかもしれない人にさ、大切なクライアントをまかせることはできないんだよね。

でもね、私は意地が悪いからさ、「どうして私にはさせてくれないんですか?」って言われたらね、「うーんと、その答えはあなたの中にあるはずなので、自分で考えて」って答えちゃうのよね。

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