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「新版 コーチングの基本」を読んだ②~3種類の目標「Hope to」「Have to」「Want to」~

前回の投稿「新版 コーチングの基本」を読んだ①~オートクラインとパラクライン~ の続きです。


今回は3種類の目標「Hope to」「Have to」「Want to」についてのお話です(引用部分は本の記載そのままではなく、一部編集してあります)。

3種類の目標とは

・憧れの目標(Hope toの目標)
・しなければならない目標(Have toの目標)
・真に達成したい目標(Want toの目標)

です。もう少し詳しくみていきます。


憧れの目標(Hope toの目標)は、心の底から手に入れたいとは思っていなかったり、内心では実現しないだろうと思っていたりすることが特徴。熱しやすく冷めやすい。
しなければならない目標(Have toの目標)は、達成しなければ発生するであろうマイナスの出来事を回避するために設定されることが特徴。必要最小限のことしかやらなくなるため、高い成果が見込めない。
真に達成したい目標(Want toの目標)は、達成することで手に入るプラスの出来事を追求するために設定されることが特徴。本気度や自発性が高く、高い成果を生む可能性がある。


上記を子供を例にたとえるならば

・憧れの目標(Hope toの目標)は、「将来芸能人やアイドルになりたい」

・しなければならない目標(Have toの目標)は、「親や先生に怒られるので、仕方なくやる宿題」

・真に達成したい目標(Want toの目標)は、「同級生の○○さんと友達になりたい」

といった感じでしょうか。


コーチングの特徴は、クライアントの本気度や自発性の高い目標を設定し、コーチによる目標達成に向けた支援によりクライアントの成長を促すことです。そのためにコーチとクライアントが対話を重ねながら、真に達成したい目標(Want toの目標)は何なのかを探っていくことが大切ということです。その具体的な方法等についてはこの本に書いてありますので、ご興味のある方はお読みいただければと思います。


さてここからは僕自身の考えになりますが、この3種類の目標はほとんどの人が現在全て持っているか又は以前持ったことがあるのではないでしょうか。コーチングでは真に達成したい目標(Want toの目標)が重視されますが、憧れの目標(Hope toの目標)やしなければならない目標(Have toの目標)を持つこと自体は悪いことではないと思います。

僕自身のスタンスとしては、しなければならない目標(Have toの目標)を必要最小限に抑えつつ、真に達成したい目標(Want toの目標)を1つずつクリアしながら、憧れの目標(Hope toの目標)に少しづつ近づいていくのがベストではないかと考えています。僕のように40代ともなると憧れの目標について語るのはかなり気が引けるところではありますが、たとえ何歳になったとしても「夢」は持ち続けたいですね~


2回に渡って「新版 コーチングの基本」を読んでみて僕自身が考えたことなどをお話ししましたが、コーチングを理解することで社会のいろいろなコミュニケーションの場面において役に立ちそうな感覚を得ました。

ぜひみなさまの参考にしていただければ幸いです。






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