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シン・エヴァンゲリオンは駄作なのか良作なのか?!こじらせオジサンは納得したのか?!【ネタバレ無し】

さてさて、先日の機動警察パトレイバー劇場版2(1993年公開のサウンドリニューアル版)を1人で観てきまして。4DXを初体験してきました。ワタシの大好きな映画。こじらしたオジサンが好む映画なんですよね。押井守監督ですから。

およそ四半世紀前の映画ですが、現在で鑑賞に耐えうる映画でした。観終わって、グッズ買って、ひとまず、この映画からは卒業した気分でしたね。

次は本家本元、エヴァンゲリオンですよ。待ちに待ったエヴァンゲリオンの終結。シン・エヴァンゲリオン劇場版。アニメ版から、こちらも、およそ四半世紀経ってます。もちろんワタシはアニメ版も旧劇版もコミック版も新劇場版も抑えてある、こじらせオジサンです。高校生んときに友達と観た旧劇版がもう、衝撃的過ぎて…。あれは秀逸なホラーを観たような衝撃でした。

あれから四半世紀、ネット上のネタバレが怖いし、早く観たいしで公開後の初土曜日に暴風雨の中、観てきました。シン・エヴァンゲリオンを。

機動警察パトレイバー劇場版2より年齢層は少し高めで、カップルがそこそこ。あとはワタシのようなこじらせオジサン1人組。鬼滅の刃無限列車編とは違う、なにか、こう、ピンとした緊張感すらありました。

トイレに行かないように、ビールははじめにふた口飲んで、あとは最後のクライマックスに流し込む段取りで。

それで、肝心の感想は、アニメ版、旧劇版、コミック版、新劇版、すべてのエヴァンゲリオンにひとつひとつケリをつけていく卒業式のような感覚。四半世紀経って、やっとケリつけて「終劇」だな、と。ストーリー展開や手法には、色々思うところはありますが、エヴァンゲリオンだし(笑)で許せてしまう。

ありがとう、そして、さよなら。
納得しました。

すべてのキャラクターや使徒、エヴァに、ありがとう、そして、さよなら。

このような気持ちを抱いた時点で駄作 or 良作では無く、納得出来た内容だったんだと思います。ああ、四半世紀前はヲタクっぽいことは何か恥ずかしいモノだったけど、いまやヲタク文化は日本のコアなコンテンツですから、そういった意味でも、「終劇」出来て良かったんじゃないかな。もう、こじらせたオジサンだけのエヴァンゲリオンでは無いのです。

エヴァンゲリオンは機動警察パトレイバーと違い、グッズはたくさんネットで買えるのでショップはスルー。時間や余裕があれば、パンフ買って1人居酒屋で焼き鳥つつきながら燗酒でエヴァンゲリオンにさようなら会をしたかったんですが、そこは今や妻子持ちのオジサンです。ホワイトデーのお返し手料理の食材をスーパーで買って帰宅。

物理的なセカンドインパクトは無いし武装された第3新東京市も無いリアルな人生だけど、精神疾患のインパクトを重ねて受けている我が人生。それでも手料理作れば美味しいと食べてくれる妻やムスメ達と生き抜く必要があるリアルな人生。

こじらせたオジサンも庵野監督も、否が応でも歳を重ねてしまいましたね。エヴァンゲリオンは終劇させたけど、人生はまだまだ終劇させちゃいかんからね。

エヴァンゲリオンをアニメ版から観ている人は観ておきましょうね、シン・エヴァンゲリオンを。激怒するこじらせオジサンもいると思いますが(笑)それもエヴァンゲリオン。

おしまい。


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