第1節 VS FC岐阜 ~今年の戦い方~

まだ初戦ですし、チームの戦術うんぬんを語るにはまだ早いとは思いますが、今年のチームの目指す形が見えた試合でした。


<守備>

石﨑さんのときもハイプレスを志向していましたが、その時に近い形が前半何度か見受けられました。特に右サイドが。

サイドへボールを誘導→シャドーとウィングの二人で挟み撃ち→パスコースを限定し、そのパスに対しボランチがボール奪取へ向かう。

この戦術で生きるのが本田。ボール奪取能力が高いことやパスの正確性もあることからこの戦術ではキープレイヤーになりそうです。


<攻撃>

キャンプでニアサイドへのクロスを意識したトレーニングを行っているとの情報通り、サイドアタックを基本とした攻撃を展開していました。この試合でも、ニアサイドへのクロスを供給シーンが目立っています。

まだ1試合なので評価するには早いという前提ではあるものの、クロスの数値が昨シーズン1.50だったのがこの試合では4.23という結果として表れています。特にクロスを意識して取り組んだ成果がしっかり表れています。


<試合の進め方>

比較的うまくいっていた前半に対し、後半は岐阜がボール保持率を低めたことから山形がポゼッションをする展開に。その結果、後方からのビルドアップに脆さを露呈してしまいミスから2失点を喫することになりました。

おそらく、キャンプのトレーニングでは後方からのビルドアップに関して十分に仕込むことが出来なかったのかなと。去年のように「困ったときの小林成豪」がいないからごまかしが効かないですし。


<今後の展望>

結果は2-0で敗戦となりましたが、目指すサッカーは明確になっていますし、今後の戦術浸透によりゲーム内容・結果の改善が期待できると思います。

この形ではサイドでの攻防とボランチでのボール回収がとても重要になってきますから、その部分を注目して見ていくといいのかなと。


攻守ともに細かい部分で気になる点はありますが、まずは始まったばかりなので静観。それよりもまず戦術の浸透と早いタイミングでの勝ち点3を切に願い試合を見ていきたいと思います。

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