見出し画像

美しい日本を守る

少し政治的な話をしようと思う。

現在の日本は、かつてのような経済大国ではなくなりつつある。

かつて世界第2位であったGDPは中国に大差をつけられ第3位になっており、インドに抜かれる日もそう遠くはないであろう。

こんな自体になってしまった背景は至極単純で日本の人口の増加が止まってしまったからである。

日本がかつて経済大国であったのは日本の抱える人口というものの影響が大きい。

日本は世界的に見れば決して国民一人一人の生産性は高くなく、低すぎない生産性と人口によって経済を発展させてきた。

経済大国でなくなってしまった日本はこれから様々な社会問題を抱えていくことになるであろう。

かつて夢見ていたような年金制度は経済の停滞によって崩壊し、増えすぎた高齢者を数少ない子供が支えていかなければならなくなる。

だからといってこれから子供を増やして人口を増加に向かわせることは殆ど不可能に近いといって良いだろう。

人口が増加し経済が急成長する「人口ボーナス」は一つの国家につき一度しか訪れないと言われているし、そもそも高齢者が主権者に占める割合の大きいこの国では子供を増やす政策を打ち出すことは困難である。

残された手段の一つとして労働生産性の向上も挙げられるがこちらは話すと長くなるので今回は無視することとする。

子供の増加による人口の増加が見込まれない今最後の手段として挙げられるのが移民の受け入れである。これは移民を受け入れることで労働力の増加を図り、結果経済を成長させようという考え方である。

私はこの移民の受け入れには反対の立場である。

移民を積極的に受け入れた欧州はそれによる社会問題が多発しているし、だからこそ近年西洋諸国で右派政党が台頭しているのである。

そもそも民族の多様性が発達していた欧州(白人の中にも様々な民族が存在したり宗教の数も多い)でさえ治安の悪化などの社会問題が巻き起こっているのだから、日本人の単民族国家である日本に大量の移民が流れ込んできたら何が起こるのかは想像に難くない。

日本は特殊な国である。

日本という国家は、国民の殆どが日本人であり、無宗教が国民の多数派であり、他国に侵略された歴史がほぼ皆無な島国なのである。

正直いって日本は素晴らしい国である。世界で最も長く続いている国家であり、世界で最も優れた文化を保有する国の一つである。世界で最も治安の良い国の一つであり、世界で最も民度の高い国の一つである。

そんな国は大量の移民を受け入れることは到底できない。もし受け入れたとしたら日本という国は終わるであろう。

これは決して人種差別ではない。自らの国を守るために絶対に必要な措置なのである。

移民の受け入れが絶対的に駄目なのではなく、無策に大量の移民を受け入れることが問題なのだ。

日本という国の素晴らしさを守るためには、私は経済の縮小も辞さない考えも重要であると考える。

名付けるとしたら「美しい衰退」ではなかろうか。

経済を発展させることも物質的な豊かさを得るという点においては非常に重要な課題なのは議論の余地もないが、私はそれよりもこの美しい国を守ることの方が重要なのではないのかと思うのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?