見出し画像

パリ花留学のススメ vol.2

1ヶ月の花留学

2017年10月
私は人生4度目のパリで1ヶ月の花留学を経験しました。
前回のパリ滞在ですごく感じたことがありました。それはもっとフランス語が話せたならフランス人と楽しくコミュニケーションをとることが出来たかもしれないのにっていう。ありがたいことに留学中の友人の紹介でフランス人と関わる機会がたびたびあって、そんな時に自分の気持ちを言葉で伝えられないことがとてももどかしく悔しい思いをしていたのです。
次に行く時はフランス語を勉強して多少会話ができるくらいになりたいなと思い、フランス人ともっと話したい、その気持ちが何より花留学をしたいという目標の原動力となっていました。

花留学の目的

技術やスキルをもっと磨きたい。どうせやるなら私の大好きなパリで憧れのフラワーデザイナーのもとで1から学び直したい。もちろんフラワーデザインをもっと深く学びたいという目的が大前提にはありましたが、

  • どうしてパリだったのか?

  • なぜ1ヶ月だったのか?

この2点についてお話ししたいと思います。
まずどうしてパリだったのか?については、
以前からずっと、フランスという国やその土地で暮らす人々にとても興味があったからです。
子供の頃から「衣食住」つまり暮らしにまつわるものに興味があって、それもパリの建築物や絵画や彫刻など美術に関するもの、ファッションやフランスの食文化などにもすごくトキメキを感じていました。理由は分からないけどパリジェンヌにとても憧れていました(笑)
次に、なぜ1ヶ月だったのか?については、
何度かパリには訪れているので、すでにエッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館といった有名なところには足を運んでいるし観光したい感覚ではもう無くなっていたんです。むしろパリジェンヌのように普通に暮らしてみたいという思いが漠然とありました。人生一度きりです。出来ないことはない。だったらやってみよう。今がそのタイミングだと思い、せっかく暮らすのであれば最低でも1ヶ月だなと、それに私は留学という経験がしたいだけなのかもしれなくて一生住みたいとまでは考えていなかった。だから1ヶ月と一般的には短いかもしれませんが、お花の短期留学をすることにしたのです。

留学準備にした4つのこと

  • 花留学のプログラムを組む

  • アパルトマン探し

  • 航空券の予約

  • フランス語の勉強

花留学と言っても人それぞれいろんな手段や目的があると思います。
私の場合は当時34歳で独身、すでに良い大人でした。ただ、一般的な社会人の人たちと比べるとどこか根無草のようにフワフワしていて自由に生きていたような気もします。
「由美さんのもとでレッスンを受けたい」
「パリで1ヶ月暮らしたい」
ことが目的だったので、まずは師匠である斉藤由美さんに連絡をとり、具体的には「フラワーレッスンをたくさん受けたい」「パリのおすすめショップやスポットを巡りたい」「普通に生活をする時間も欲しい」などそういった願望をお伝えしました。
由美さんが考えてくださったプログラムは週3〜4日の単発レッスン、レッスン以外にもショップ巡りや花市場ツアーなどいろんな楽しいプランを組み込んでくださったのでそれでおおよそのスケジュールが決まりました。

次に取りかかったのはアパルトマン探しです。
1ヶ月滞在する家はインターネットでいろいろ自分で探しました。

その中で、こちらのサイトで滞在するアパルトマンを見つけたのですが、久しぶりにホームページを覗いたら私が滞在していたアパルトマンがまだあって嬉しくなりました。
現在は、長期滞在者向けのお部屋になっているようです。
日本人スタッフの方が何かあったら対応してくださるし女性の一人暮らしでフランス語も碌に話せないとなると不安な面もあったので、少し高いなとは思ったけどこちらに決めました。

滞在したアパルトマン

次に飛行機です。
10月頃に行くことは決めていたのでHISのサイトで探して、比較的安くて安心そうなのを狙ってチケットを取ったんだと思います。フィンエアーにしたのでフィンランド乗り継ぎで途中2時間くらい時間があったのですが空港内でマリメッコを見つけてショッピングを楽しみました。
その飛行機で奇跡的な出来事があったのですが、それはまた別の機会に。
スーツケースの重量制限を考えると、エミレーツ航空もおすすめです。


フランス語の勉強

最後に、私にとって一番の課題は語学にありました。
以前、スピードラーニングのフランス語版をやっていたことがあったのですが、確かにフランス語に慣れるという意味では効果はありました。
でも、さすがに話せるようにはなれていなかったので、個人レッスンが受けれる教室を探してフランス語教室に1年少し通いました。
日本語ペラペラのリヨン出身のフランス人の先生だったのですが、しっかりテキストもあるので日本人としては入りやすく、文法など基礎も学びながら会話をメインにレッスンしてもらいました。
話せるようになったかというと・・・それはなんとも言えませんが、聞き取りはかなり出来るようになっていたと思います。
テキストに沿った授業と、テキストに入る前に日常会話と先週あった出来事をフランス語で日記をつけてそれをチェックしてもらうということをしてもらっていたので、留学前の良いシュミレーションになっていました。
今は全くと言って良いほど、忘れてしまいましたが。
多少聞き取りは出来るかもしれないけど、全然話せなくなってしまいました。
やっぱり続けることが大切ということですね。

準備に2年

ところで、私は花留学すると決めてから準備して約2年後にパリに行きました。どうして2年も時間をかけたのかというと留学費用を調達するためにという理由もありましたが、実はその頃まさかの歯列矯正を始めていたんです。(笑)
治療中は矯正器具に食べ物は挟まるし、歯が動いている時は痛くて噛めないし、滑舌も悪いしで。せっかく美食の都と呼ばれるパリに行くのに、美味しく食事が楽しめないということはどうしても避けたかった。だから、装置が外れる予定の時期を見込んで留学の予定を決めたというわけです。
(そんな理由?笑)
お金を貯めることと語学を習得すること、そして無事に矯正が終わること(笑)を祈りながら出発するその日までを過ごしていました。
わりと思い立ったらすぐ行動する方なのですが、2年も期間があったので逆に不安や心配事が募ったり、中だるみというかフランス語の勉強に必死になれなかった時期がありました。勢いって大事かもです(笑)

おわりに

そして、いよいよ留学中の話をいろいろしていきたいと思います。
気づきや学びも多かったので、ぜひこの経験をシェアさせてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?