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個性的であり、没個性的であり。–&TEAMの魅力について–


相変わらず次々に新しいグループに興味を持ってしまう私ですが、、、
ここ1、2か月は特に&TEAMがアツい。
チンチャアツい。

そもそも&TEAMとは、HYBEの日本支社・HYBE LABELS JAPANから初めて輩出されたグローバルグループであり、日本を拠点にしながらも、韓国でも活躍中。
日本のアイドルも韓国のアイドルも両方好きな人にとっては、まさに良いとこどりのグループ。
いいですぞ~~(新規のくせに布教する気)

&TEAMのパフォーマンスを初めて見てから彼らを知るまでの過程において思ったことが沢山あるので、記事にまとめてみようという次第です。

パフォーマンスの第一印象

彼らのことを音楽番組で見かけたことは何度かあったが、しっかりとパフォーマンスを見たのはこちらの「FIREWORK」の動画が初めて。


初見の感想としては、

全員同じ人に見える・・・!!

彼らのことをきちんと知る前のことだから、顔の見分けがつかないというのも、その原因であることは否めないが…。

皆同じ制服を着て、皆同じような髪型や髪色をして。

誰が良い、誰が上手い、誰がかっこいい、ということがどうでも良くなる。それほど、この1つのチームを良く魅せることに全員が注力しているのだろうなと、初見ながら思わされた。

まるで、群れのように動く彼らは
良い意味で没個性的だという印象を受けた。


美しい群れのよう。


⇧普通、この土台ってジュニア(ジャニオタ文化抜けてない)あるいはバックダンサーがやるものですよね…
1つのチームとしてパフォーマンスを輝かせるためなら土台にだってなる彼らは、アイドルだけでなくパフォーマーとしての面もここぞとばかりに見せてくれる…と感心。



パートで”個人”として魅せる場面も勿論あるけれども、全体を通して見たときに、やはり ”チーム” ”群れ” としてパフォーマンスを魅せているという印象がより強く残った。

個性を生かし過ぎないこともパフォーマンスの精度を上げることに繋がり得る、と彼らのパフォーマンスを見て思ったのです。

そんな第一印象。
 

実は、個性だらけの彼ら。

まあ、そんなこんなで彼らのことをもっと知りたくなり調べていく訳なんですが…

君たち、個性の塊だな…!!


初見では、没個性だの色々と言ってたが、
彼らのことを知っていくと、9人それぞれルーツも様々で。系統も様々で。年齢も様々で。

何より、彼らが&TEAMに辿り着くまでの経緯が様々でまあ驚いた。

あの完璧に揃ったパフォーマンスを見ただけでは彼らがここまで「バラバラ」であったとは予想できるはずがない。

ルーツに関しては、
日本人6人、韓国人1人、台湾人1人、日本&ドイツのハーフ1人
というメンバー構成で、こんなにもグローバルだったとは…。
4か国語話者が2人もいる…?え…?
(それにしてもK-POPアイドルって語学スキル高い人多いですよね…)

最年少18歳から、最年長26歳まで。
初見では、全く年齢差を感じさせないパフォーマンスだ。


系統に関しては、

HARUA

天使?赤ちゃん?うさぎ?         
こんなにも𝚙𝚛𝚎𝚝𝚝𝚢♡な子もいれば、



FUMA

皆を守ってくれそうな、ムキムキバチイケお兄さんもいて、

NICHOLAS

フォロワー1000人超の服飾学生インスタグラマー(?)のような、ファッショナブルなお兄さんもいらっしゃって。
(NICHOLASの私服、大好きです)



先ほどの「FIREWORK」のルックスでは、個性が上手いこと殺されている…と思ってしまうくらい、系統も様々。
初見からは、全く想像つかないです。


経緯については、
まず、このグループができる過程が新規には少々複雑。
2020年放送のサバイバルオーディション番組『I-LAND』で残念ながら脱落してしまった4名のメンバー(K・TAKI・EJ・NICHOLAS)が再び招集され、2022年放送のグローバルデビュープロジェクト『&AUDITION - The Howling -』にてデビュー組として参加。上記4名に加えて追加メンバー5名(JO・HARUA・MAKI・YUMA・FUMA)が選抜され、9人でデビュー。
そんな結成方法もあるのか…と初めて知った時は少し驚いた。

そして、そもそも彼らがK-POPアイドルの道を目指すまでの経歴も様々。
元マラソン選手
ジュノンボーイコンテストのファイナリスト
ジャニーズ・avex出身
台湾でストリートダンスをやってた少年
BTSのバックダンサー経験者

いろんなところから出てきた逸材がいるんだね…

歌やダンスについての経験値も様々。

中学卒業して間もない頃に渡韓しデビューへの切符を手にしたメンバーもいれば、周りは社会人になるような年齢で最後のチャンスとしてオーディションに挑戦したメンバーもいる。

若くして芸能界入り日の目を浴びることとなったメンバー、
コツコツとダンスや歌の経験を積みながらも、苦労をしてきたメンバー、


バラバラだけど、だからこそバランスが良い。  

年齢が離れていても、真逆の系統の人がいても、均衡が取れている。

みんなバッググラウンドが全然違う上に、全員が「アイドル」になりたいと初めから思ってたわけではなく、何かしらの転機があって今いる場所に辿り着いたと思うと、それだけで…涙
(重くなるのでここら辺にしときます)


&TEAMは、色んな材料があるけれども1つの絶品料理に仕上がってしまう、そんなグループだと思います。


何色にも染まれる

そして楽曲を色々と聞いてみたところ、率直に思ったのは
全部良い!!
こんな曲からあんな曲まで?君たち全部合う!!
ということ。

曲のテイストの振れ幅も広く、どんなコンセプトも上手く消化する。

(以下、曲名のところをクリックするとYouTubeにとべます🔗)

デビュー曲「Under the skin」は、力強くも儚い、ロックナンバー。

グルーヴ感のあるテイストで、大人の魅力溢れるダンスで魅せる「Scent of you
(この曲イチオシ)

笑顔弾ける!爽やか!エネルギー溢れる「Dropkick

そして、日韓双方での活動があるからこそ、ザ・J-POPと言わんばかりのキラキラアイドルソング(BUZZ LOVE等)も、これぞK-POPスキルと見せつけてくるパワフルかつダークなダンスナンバー(War Cry等)も…なんだって彼らは似合う。

それを可能にする要因として、みんな上品なお顔立ちである上、何色にも染まれるような純真無垢なイメージのメンバーが多いからではないだろうかか、と勝手に思っている。 

前提として、この人にこのコンセプトをやらせたら勝ちと言えるように似合うコンセプトが想定されるメンバーもいる。

特にそう言えるのは、NICHOLASとFUMA
War Cryのようなパワフルで治安悪めのテイストがよく似合う。
2人は&TEAMの中でのスパイス🌶

MAKI・TAKIはエネルギッシュで明るい曲がよく似合う。 
(TAKIは繊細で優しい歌声が活かされる曲も良い。)

EJは温かくて繊細な雰囲気が似合う。


その一方で主要メンバーと思われるK・YUMA・JO・HARUA(※あまり断言したくはないが、パートやカット割り、センター位置が多い)は似合うコンセプトが固定されてないように思う。

特に目立つことの多いKは、カリスマ的存在でありながらも威圧感はそこまでないため、愛らしさもあり、清涼感もあり、どんな雰囲気も似合う。

余談なんですが、
Kくんって、↓のようなチャートにして表したら、全ての項目を最大値で満たすような人間だと思っているんですが…(独特な表現)
共感してくれる方がいると信じます。


話戻しますね。
 
K・YUMAはバランスよく実力を兼ね備えるオールラウンダーとして、

JO・HARUAはこれから何色にでも染まっていける無垢な存在として、 
(JOくんなんて、日本男児の清涼感を全てかき集めたような存在…)

系統が偏らない、ニュートラルな存在である。 

このようなメンバーが多くいることこそ、グループ全体としても幅広いコンセプトに柔軟に染まれるのではないだろうか。

先程の「FIREWORK」のように、没個性的になることだってできるのではないだろうか。

(※4人を贔屓しているような印象を受けてしまうかもしれませんが、決してそういう訳ではありません…!!客観的に見たときにという話です。どうかご理解を…。なお、オタク人生で学んだことは格差売りは誰も幸せにしない。格差売り、ダメゼッタイ。)



個性が強すぎないメンバーを中心に、コンセプトに合わせて変幻自在に対応し、
力強く激しいナンバーでは、NICHOLASやFUMAのスパイスが効いて、
温かみのある優しい曲調では、EJやTAKIの優しくて繊細な歌声や雰囲気が、癒し要素をもたらし、
エネルギッシュで元気溢れるナンバーでは、MAKIのパワフルな歌声がポジティブな要素をもたらし…

というように、
彼ら9人それぞれの個性を時には活かし、時には消して、どんなコンセプトにだってモノにできちゃう、そんな最強軍団であると確信できる。


今後の彼らの活躍に期待が高まります💫



オマケ

「没個性的」に関連する話なのですが…

&TEAMに興味を持った以上、彼らの辿ってきた道程を知るべく『I-LAND』を視聴しました。
(普通は時系列逆) (正真正銘の新規ですね)

まあそこで、自ずとENHYPENにも興味を抱くわけですが、彼らのデビュー曲はどんなものだったのだろうかと見てみたところ、

まあ、なんと没個性的。

『I-LAND』では散々、誰が1位か、誰が残るか、誰が脱落か、特に終盤に近付くほど個人にスポットが当てられていたのに、ENHYPENとしてのデビュー曲MVに映る彼らは、なんというか「人間味のない表情をした7人の少年がいる」という印象のみ。

個性がまるで無くなっている。

でも、世界観を作り上げるためには必要なこと。

特にHYBEが作るMVはまるで映画のような「作品」。

『I-LAND』で選ばれた7人は、彼らの作品を完成させるべく物語の中に入り込むことを全うしていた。



つらつらと書いてみましたが、

アイドルにとって、自分を魅せること、すなわち個性を引き出すことは非常に重要なことであるが、それと同じくらい、作品やパフォーマンスを完成させるために没個性化することも重要なのかもしれない…

なんてことを思いました。




最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました😊🙏

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