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100人100通りの働き方に向けて広報/PRに何ができる?|最軽量のマネジメント

サイボウズが提唱する『100人100通りの働き方を目指す。その上で同じ理想に向かう』というチームワーク。

これはなんとしても実現したい、自分のチームのあり方であり、そしてLINE Fukuokaという会社でも実現したいと考えるようになりました。

わたしはLINE Fukuokaの広報的な役割の部署にいるので、その立場で何ができるのか考えてみました。

『100人100通りの働き方』のチームワークとは?

まず、サイボウズが目指すチームワークは「理想に共感して集まったメンバーが自立し、多様な個性を尊重し合い、チームで助け合いながら、公明正大に理想の実現を目指していくこと」とかいてあります。

これを本の内容を踏まえて、わたしなりに言い換えると、「100人100通りの働き方、それぞれの会社との距離感で、会社という器をうまく活用できる。他メンバーと忖度や嘘なく、会社の理想や個人の理想を追い求められる。」そんな状態かなと思います。

PRとして大事だと思ったのは「会社との距離感は人それぞれ」という点。
会社の行動指針とか100%浸透させなきゃって思いますよね。
でもサイボウズは違うんです。

100%の忠誠心なんて必要ない。少しでも会社のミッションに共感があればOK。メンバーそれぞれが心地よい距離感で会社に属することができて、自分の役割にコミットすればよくない?と。

そもそも100%浸透なんて無理ですし、これからの働き方にあった会社と社員とあり方だと思いました。

『100人100通りの働き方』でのマネジメントのあり方

『100人100通りの働き方』を目指すと難しくなるのがマネジメント。この本はサイボウズが働きやすさ重視し、『100人100通りの働き方』を実現しつつも、それをどうマネジメントするべきなのか?そんな試行錯誤から生まれたマネジメントのあり方の本だと思います。

まず面白いのが「人が人を管理するのをあきめらた」という話。
『100人100通りの働き方』の働き方なんて管理しようがないよねと。

そこでサイボウズが大切にしているのが「情報の徹底公開」
一例ですが、経営会議の8割を社員に公開しているといいます。議論の結果はもちろん、途中経過も含めて伝えることも大切にしている。

要は情報格差を減らし、社員1人1人が自分で判断できる自立した状態をつくることで、自己マネジメントの領域を広げることで、マネージャーは判断のみに集中することができるということだと思います。

個々人が、より考える必要があることに加え、マネージャーは自分と同じ情報を持ったメンバーの意思に対して、適切に判断をする必要がある。マネージャー側も難易度があがると思います。簡単なことではないので、全社でやっているサイボウズ本当にすごいなと思います。。

『100人100通りの働き方』に向けて広報がすべきこと

最後にPRや広報の部隊に何ができるのかを考えてみました。

① 広報から情報の徹底公開を進める
情報の徹底公開という点で、広報のできることは多いのではないかと思います。経営の声、会社全体の動向、会社のメディア露出状況など、広報の仕事側すでに伝えている人も多いと思いますが、もう一歩踏み込んで、各メディアが会社にどういう反応を示しているか、社内でいうと各部者がどういうR&Rで最近何をしているのか、など広報のポジションを生かして公開できる情報はたくさんあると思います。

② 社内の質問⇄説明を活性化する
アクセスしようと思えば情報がある状態は一歩前進ですが、さらに、そこに様々な視点から質問が来て、回答をすればさらに情報の公開が進みます。
情報を伝える際に、気軽に質問ができる仕組みもセットで考えると良さそうです。

③ 社外にも情報の徹底公開を進める
わたしはサイボウズの「情報の徹底公開」の一翼を担っているのが、サイボウズ式やサイボウズブックスを含む外向けのPRだと思っています。

この本で驚いたのは過去のブラックだった時代も含めて本当にすべて包み隠さないところです。本であったり外向けのPRは会社としてのコミュニケーションだと思うのですが、その会社のコミュニケーションが公明正大で、良い部分も悪い部分も包み隠さず打ち明けている。

サイボウズのPRの方々が社外にも情報の徹底公開の姿勢をとっていることが大きなポイントなのでは、と思いました。

ということで、
広報やPRの仕事でまだまだできることがあるなーと感じた本でした。
サイボウズブックスいつも面白いです!ありがとうございます!
LINE Fukuokaも本出版してみたいな。

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