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カカオ豆からチョコレート。プライスレスな贈り物。
クリスマスプレゼントは常にサンタクロースの独断。
毎年子供たちは、嬉しそうに袋を開け、何だこれって顔をする。
いったいこれは何か考えるところから始まる。
はたしてこれは自分あてのプレゼントだろうかと首をかしげ、袋のあて名を確認する。
そのあと、
なぜ、
これが、
自分に?
と頭を悩ませる。
kawaii。
あるときはフライパン。あるときはナタ。あるときはサバイバルセット。
そんで、今年、長男のクリスマスプレゼントはカカオ豆だった。
案の定。
息子「何これ?」
わたし「なんだろ?」
「アーモンドかな?」
「開けてみたら?」
……
「あ。あ。チョコっぽい!カカオ豆?……え、なんで?」
「チョコレートつくれるんじゃない?」
「……はぁ。」
腑に落ちない顔した息子とチョコレートを作った。ふたりであれこれ検索する。
「120度で20分ローストして皮むくだって。」
「皮?」
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指先だけで、いけないこともないけど、はかったら一粒あたり約1.3グラム。200グラムあったから150粒はむくことになる。指先がめちゃくちゃ痛くなり、そうそうにペンチを導入。
指が痛い。でも、ローストしたことでカカオの香りがたち、めきめきやる気アップ。
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画像だとわかりにくい。でも割れたときの断面がうっすら紫がかって見えるのがある。飛行石か!って思うくらい美しく。フルーティで非常に美味しい。
「ブルーベリーみたいな味!」
息子の表現。でも酸っぱくはない。
練るの作業は、フードプロセッサーにまかせたので、チョコレートづくりで大変だったのは、この皮むき作業だった。
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いちお、モーターに負担をかけないよう、休ませながら回す。壊れると困る!
ある程度粘度がついてから、砂糖をいれて回す。
「あれ?砂糖溶けないね。」
「なんでかな。あっためる?」
家で使ったのは、てんさい糖。これが、まわせどもまわせども全く溶けない。
薪ストーブの横で温めるも、一時間おいてみるも全くとけない。
「なんでー。」
あとから調べたら、砂糖は油脂に非常に溶けにくい性質らしい。その頑固さは、湯せんにかけようと一向に溶けない。
粉糖がおすすめとのことを後で知る。
諦めて濾す。
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型はつかわず、クッキングシートにスプーンでたらす。
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多少ザラつきはあるけど。
かなりハイカカオだけど。
美味しい!
ナッツと共に食べるとザラつきは気にならない。
「チョコレートになった!」
昔、「ショコラ」って映画で、肉料理のソースにカカオを使ってたけど、その意味がやっとわかった。当時はうげーっておもった。
あの固形の状態から、液体に変化して、また固形にもどる感じは、めちゃくちゃ面白い。
「またやりたい?」
「やってもいいよ!」
わたしも。またやりたい。
チョコレート作り。
丸半日。約5時間かかった。お疲れさま!
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