朝は何でもできる気がする
タイトルの写真は今から植える種たちです。一日近く浸水させました。右下からバジル、真ん中はコリアンダー、左は自家採取のディル、上はルッコラです。涼しくなったからやっと植える気になりました。やるぞー、植えるぞー。朝は何でもできる気がする。
目が覚めた時はぼんやりしていても身づくろいをしている間に気力が満ちてきますね。私は顔を洗う前にお米を洗います。しっかり浸水させることは美味しさの秘訣。「お米命」の私には外せないルーティーンです。
そこからはだらだらと歯を磨き、顔を洗い、髪をとく。廊下の埃が気になれば途中でほうきで寄り道的お掃除。そして体の節々を伸ばしながら着替えはのろのろと。寒くなってきたので靴下は五本指ソックスにカバーソックスを重ね、薄手コットンのリブ編みレギンスをパンツの下にはく。ブラウスは昨日と同じでいいや~。チョーカーもしよう。と鏡の前でポーズ。
その間に昨夜沸かして小さなポットに入れた白湯を「おいし~~~」と言いつつ飲む。割愛しましたが本日もお通じはヨシ!です。そうこうしている間にあたりは明るくなり、めでたく今日も本格的に目が覚めます。
五年前に仕事をリタイアして以降、お化粧をするわけでもないのに私の朝の身支度タイムは一時間ほど。なんでこんなに時間がかかるんだろう?と我ながら不思議でしたが、こうやって書いてみるとこわばった体を無理なく伸ばして血を巡らせ動けるようにするための必要時間だったんだなあと気づきます。
それから仏様と神様のお水を替え、お下がりのお水を沸かしてお茶をいれます。そのころ外では車が出ていく音が。別棟に住むパートナーつりお君が海の様子を見学に行ったのでしょう。(つりお君は目が覚めたらさっさと動くことができる人です。)私はお祈りの部屋で少し座り、朝食の準備まで時間に余裕があれば30分ほど散歩へ。
これは贅沢な生活だと思います。シニアになったご褒美ということでお許しを。こうやってご隠居さん?にエンジンがかかり、つりお君がお仕事に持っていくコーヒーを淹れます。今日は気温があまり上がらないからコーヒーも番茶もホットで持っていくとのこと。
今朝の味噌汁は昨晩のポトフの具材を少し小さく切ってスープの塩気をお水で調整したリメイク品。つりお君はこれに乾燥わかめを加えて飲むのが朝ごはん。普段はとろろ昆布と干しえのきを出汁にした味噌汁を作ります。薄いふわふわカツオを加える時もありますが、我が家は魚を食べる機会が多いので最近は省略しています。野菜を一種類と木綿豆腐(または揚げor高野豆腐)が味噌汁の具です。好みの味噌を小さなすり鉢でスリスリすりいれます。「あ~~~。美味しい!!!」体に染み入るお味。自分ひとりだったら作らないだろうなあ。いや、これ一杯で栄養バランスがとれるから作るかもね。食材のパーツ?を組み合わせていくだけだから。
そうして、お弁当のおかずを作り炊きあがったご飯をランチジャーに詰め、昨夜作ったしその実漬けを小さな漬物タッパーに入れます。2人とも「うっかり」が多いので「番茶よし、コーヒーよし、ご飯よし、おかずよし、漬物よし」と指さし呼称をして弁当バッグの出来上がり!
「今日は苗の植え付けをする予定。天気はどうかな?」と言いつりお君は出勤。の前にコーヒーと番茶をブレンドして車内で一口。
つりお君が出かけたころには私は気力でパンパン、ハイテンション。家事もサクサク、やりたいこともサクサク、な~んでもできそうな気がして「うひひ」とほくそ笑むのでした。ですが、おなかがすいて朝食を食べると いきなり急降下。消化に全力を使う私。座ったら最後、体が動かなくなってしまいます。そうりゃそうよね。胃腸はtancho短腸になっているから消化するのに必死なんです。えらいぞえらい胃腸さん。
ちょっと、もうお昼なんですけど!まだ種植えてないよね、あなた!