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【LINEコラム】旅で脳が活性化!自然を感じる旅行で仕事のパフォーマンスを高めるコツ

こんにちは。
働く人と企業の健康寿命を延ばすライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

各地で残暑が続く中、ひと足先に秋に突入した北海道。
先週の後半からは23度以下の日々が続き、あの酷暑は幻だったのかと思うほど涼しくなりました。

そして、今週で9月が終わり、10月を迎えるに辺り、この度個人事業主としての事業用ブログを立ち上げました。

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上記のnoteにも書いたのですが、「自分の事業に関することともっと向き合う(情報収集含め)時間が欲しい」という経緯と、『QOLメンテナンス』の4周年に加えて新しいサービスもリリース予定ということもあり、これまで以上に事業主として発信するオウンドメディア的な媒体が欲しいと思って書いていくことにしました。

それに伴い、2023年10月からの健康コラムは、こちらの事業ブログのアカウントで公開配信していきます。LINEではこれまで通り最新コラムの紹介は行っていきますが、noteアカウント上でコラム用のマガジンはつくらないので、過去のコラムも含めて一覧で検索・閲覧できるのは【 LINEで共有しているNotionページのみ 】となります。

それに加えて、今後はLINE登録者限定イベントも開催予定しています。引き続き、LINE・事業ブログで交流できたらと考えています。

さて、今週のコラムは

自然を感じる旅行で仕事のパフォーマンスを高めるコツ 

について紹介していきます。

この夏・シルバーウィークは行動制限のない長期休暇になりました。
どんな風に休暇を過ごされましたか?
そんな休暇中の旅というのは、脳にとても良い影響がある、ということがある研究でわかりました。
どんな研究なのか気になる方は続きもご覧ください。




最近どこか遠くに出掛けたことはありますか?

今年はコロナ禍が始まって以来初めて行動制限がない夏となり、8月・9月は長期休暇を取りやすい連休が続いていましたよね。お盆にシルバーウィーク、どこかにお出掛けされましたか?

これからまた秋・冬の行楽イベントも多くなってくる中で、公立諏訪東京理科大学工学部情報応用工学科教授の篠原菊紀氏はこう話します。

古い研究ですが、2008年にミシガン大学のバーマンという研究者が「自然環境と都市環境の相互作用が認知機能にもたらす効果」について、「注意回復仮説(ART:Attention restoration theory)」という概念を発表しています。

 一口に言えば「自然の中では注意力が回復する」という概念なのですが、バーマンらの研究では、自然の中を歩いたり森や湖など自然の風景の写真を見たりするだけでもワーキングメモリ(記憶や情報を一時的に脳にメモし、それらを組み合わせて何らかの結果を出す力)や注意力が増すことが確認されました。一方、都会的な環境を歩いてもそのような脳の活性化効果は得られませんでした。

【出典】「旅」は脳によい影響を与える! 自然に触れると注意力も回復

つまり、時々自然の中に身を置くことで日頃のストレスに満ちた刺激から解放されるため、脳を休ませることができるので脳が必要以上に消耗されない、ということです。

ここで注意しないといけないのが、『増す』という表現

『最初から右肩上がりで高まっていく』のではなく、『(休まず使い続けて)右下がりになっている状態

※ イメージです ※

下がり続けないように歯止めをかけて、そこから少しずつ回復させていく(下がっていたのが上がっていく)という意味合いになります。

今現在、少しでも調子の悪さを抱えている人は、自分の体調がプラスの域にあってそこで下がっているのではなく、0を通り越してマイナス域に突入しているかもしれない、ということも念頭において考えてみてくださいね。

それを念頭に置いて考えると、この自然の中で過ごす旅行の効果というのは、脳の活動を『マイナス域から0へ』あるいは『0前後にあったものがプラス域の上の方へ』持ち上げ直してくれるものと考えられます。

ちなみに、心身の健康効果を高めQOLの向上を図ることを目的とした旅行のことを『ヘルスツーリズム』といいます。ヘルスツーリズムでは、旅をきっかけに健康になる・健康を意識するきっかけ作りをすることを目指し、ヘルシーな食事やエクササイズ、スパ、レクリエーションなどの体験を盛り込んだ取り組みを行います。

実際に篠原先生が行ったヘルスツーリズム調査では17人の男女を対象に、
・地方都市への旅行の前
・旅行の最中
・旅行が終了してから2日後
・旅行が終了した5日後
にアンケート調査・尿や血液の検査を実施し、ストレス反応や免疫反応などについて調べたことがあるそうです。

実施内容でわかることには限りがあるものの、全体的に好ましい効果が得られたとか。

【 篠原先生が行ったヘルスツーリズム調査の結果 】
 ・ストレス要因が消える
 ・仕事や収入の悩みが減る
 ・家族関係の悩みが低下する
  (特に内向的な人ほど低下大に)
 ・怒りや敵意などのストレス反応が低下
  (特に自信がない人ほど低下大に)
 ・旅行中はコルチゾールが低下
 ・旅行中の脳は『α波』比率が増加
   =リラックス効果が得られた
 ・自然免疫が高まる(病原体を攻撃するNK細胞の活性化)

さらに面白いのが、この旅行の効果には男女差があるということ。

興奮に関係するドーパミン、癒やしに関わるセロトニンを調べたところ、男性はドーパミンもセロトニンも、旅行中にちょっと動きがあるだけ。一方、女性は旅行前に会合を開いたり、旅行後にオフ会をしたときにドーパミンが高まっていたとか。

篠原教授は「結果としてこうなったとしかいえない」と理由はわからないとしていますが、私個人としては男女の脳の構造も関係するのではないかと思っています。

女性は基本的に感情で物事を考えるため、旅行前中後の体験を快・不快で判断するとなれば、旅行前・中の『わくわく感』や旅行後の『思い出』に浸ることで癒しの効果を感じられます。
一方男性の場合は論理的な思考で物事を考えるため、この実験旅行を行う際に参加者に向けてきちんと意義や説明などをしっかり行って意図を説明していなければ、納得して純粋に「楽しんでもいいんだ」と思えず不発で終わる可能性も出てくるのではないかと思いました(旅行中にちょっと変化したというのは、旅行先で見聞・体験したものの価値を感じたからだと考えました)。

いずれにしても、自然を感じられる場所に足を運ぶこと自体は、脳の思考力だけでなく精神状態の安定にもつながると思います。そういう意味ではワ―ケーションはある意味脳を休めつつ機能回復を図る最高の働き方なのかもしれません。

実際に、私の知人で『全社員でワ―ケーションを行った』というお話をSNSで書かれていました。

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LinkedInユーザーでない方は ↓ のnoteもぜひ。

実際に全社でワ―ケーションをするメリットとしてさとうさんは

個人的な感想として、会社組織でのワーケーションはメリットが大きいのかなと感じました。会社に対してのエンゲージメント云々ということではなく、普段仕事をしているチーム同士や他部門に対しての距離感が圧倒的に縮まったと実感できましたし、働き方の多様性や価値観の違いも知ることができたのが実感できたことで、今後枠に縛られない発想も出てきそうなイメージを持たせることができました。

株式会社DEECH 執行役員 佐藤 正さん

こんな風に話されていました。
会社が従業員のためにできること、それは何も『オフィス』や『リモート』だけではないのかもしれません。

社員旅行を『ヘルスツーリズムを意識したワ―ケーション』に変えてみるのも面白そうですね。




最後までお読みくださりありがとうございました!
今日のコラムが少しでもお役に立てできましたら幸いです。
次回のコラムは【 10/9 (月)  事業ブログアカウントでの配信 】となります。
今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!



【 参考記事はこちら 】





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