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サッカー漫画のブルーロックにみる強い個人と組織/チームの関係

後輩のマーケターに
overflowの組織、カルチャーっぽい(再現性を重んじる/自律分散/ホラクラシー組織)
・たなまこっぽい視点の漫画
と言われて、ブルーロックを読んでみたら面白かったので
自分がはまったポイントをまとめておく。

こういう方にはブルーロックは特におすすめ

・各々が自立した強いチームにしたい
・個を育てるためにはどうしたらいいの?
・ビジネスマンでチームで動くことに悩んでいる方
・個人として強くなりたいけど、どういうマインドでいたらいいのかわからないという方

などに悩んでいる方はぜひ。

1 ブルーロックとは

知らない方のためにネタバレしない程度にざっくりまとめてみる

1-1 ブルーロックの概要

・サッカー漫画
・ストライカー(FW / フォワード)に焦点を当てている
・登場人物がほぼ全員FW(今のところ)
・日本のサッカーの課題を解決するための方法について描く

1-2 日本サッカーの課題

・日本サッカーを例に、「圧倒的に強いFW」がいないことを指摘
 ・FWの選手が海外に出ても、あまり試合に出られず2-3年で戻ってきてしまうことが大半である
・強いFWがいない
 ・他の人にパスしてしまう、献身的である国民性が影響していること
・強い個がいないと上にいっても勝てないこと

1-3 描かれている日本サッカーの課題解決策

・青い監獄(ブルーロック)と呼ばれる特殊な環境で上記のような課題を「どのように変えていくか・解決していくか」
「急に作られたチームでまとまりがない組織がどう変わっていくか」
「個人の成長」
などを描いている

出典:amazon

2018年、W杯、日本代表ベスト16敗退…。これを受け日本フットボール連合は、W杯優勝のため、300人の高校生を集めた育成寮“青い監獄(ブルーロック)”を設立。コーチを務める男・絵心甚八は、日本に必要なのは「エゴイズムにあふれるストライカーだ」と断言。無名のFW・潔 世一たちは、己をエゴイストに変える蹴落とし合いの選別に挑む!


2 ブルーロックのポイント

・個が強くなるためにはどうすればいいかに焦点
・個が強くなることが結果としてチームに返ってくる
・サッカーのルールを知らなくても楽しめる

3 強い個人と強い組織を作るためのポイント

ここからはわたしがブルーロックを読んで思ったまとめ

3-1 強い個人が組織・まとまりを作る

① 強い個人にチームが勇気付けられる
② 得点を決める=試合を決められる=尊敬・安心がある
 ・安心がある=まとまりが生まれる、個人個人ゆとりができる
 ・自分にゆとりができる=色々幅広く考えられる
③ 個の能力は高いが主張が強い人もいるので、活かし方を考える
 ・3-3

3-2 個の能力の大切さ

① 1対1で勝てなければ、相手が強くなると勝てない
② とはいえ2対1の局面もあるので相手の能力/チームワークなども考慮して動く
③ このパターンだったら得点を取れる=再現性をどう生み出すかが大事
④ 再現性のあるパターンをどれだけ作ることができるか
 ・再現性がないとまぐれになる
 ・まぐれだと継続しない
 ・継続しないと強くなれない

3-3 武器の共有

① 個として自分が生きる
 ・周りのことを理解し「要求すること」も大事
 ・自分が生きるポイントを理解する
 ・自分が生きるポイントを理解してもらう
  ・理解されていなければ主張すること
② 強い個の生かしあいで最大の成果=試合で勝てる
 ・一人だけが全員を理解するのではなく、全員が全員を理解する(サッカーの場合、自分以外の10名)
 ・各々が、各々で相手を生かせる
③ 組織が強くなるのは、個の強さが大事だが、個が強いだけでは、組織としては強くなれない

3-4 学習と覚醒

① 自分や周りの状況・役割・能力を判断し最適解を選ぶ
 ・状況判断能力を高めるために置かれた状況を一つ一つ分解する
 ・特定の目標や取り組むことに対して構成する要素を洗い出す
 ・構成する要素がどういう組み合わせだと一番良いのか考える
 ・考えた上で実験し、最適な組み合わせを探る
 ・新しいパターンが増えたら取り込み、分岐、最適な組み合わせを探る
② 学習が覚醒を生む
 ・多くの経験=学習=覚醒
 ・経験→学習→経験しないと覚醒しない
 ・経験するためにはチャレンジが必要
 ・経験するためには譲らないことも大事
 ・経験を積むために周りはチャレンジを認めてあげることが大事
  ・批判、否定はなし
  ・こうした方がいいというアドバイスはあり
 ・覚醒は1人だけでは起きない
③ 最初から天才はいない
 ・天才も天才の中では努力しないと勝てない

この結果主人公がどんどん上手くなっていく。

ブルーロック面白い

弊社はスタートアップですが、
プロダクト・状況が変わる中で、
広い視野をもち、チームを最大化するための適切な行動・常に対応し続けなければいけないポジション(小さいチームではCPO≒COO)で、
業務上関わる人が多いので非常に共感。
スタートアップ、10-30名規模のチームだとこれから必要な考え方が満載。

小さなチームが成長すると、個々に役割が分かれて、その中でまたチームを作っていき、チームが大きくなっていくのでどのチーム規模でも学びはあるかなと。

まだ7巻しか出ていないので、
次の巻が販売されたらまた追記していこうかなと思います。


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