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読むPodcast 「田中健士郎の働き方ラジオ」#101 最強の営業力(書籍紹介:サードドア Alex Banayan著)

「読む働き方ラジオ」編集室のまあち(森まゆみ)です。

第1回放送から継続して聞いている「働き方ラジオ」。最初は難しいなと思っていた回も、繰り返し聞いているうちに、いつの間にか理解できていることに気がつきました。
「解像度が上がるってこういうことなんだ!」を実感しています。

そんな「働き方ラジオ」、今回はこちらの放送をピックアップ。

#101「最強の営業力(書籍紹介:サードドア Alex Banayan著)」(2022/9/18配信)

皆さんは「サードドア」って聞いたことがありますか?
成功している人は、みんなこの「サードドア」を開けているのだそう。
どこにあるのか、どんなドアなのか、もしかしてピンクのドアなのか?気になっちゃいますよね?!
その辺り、解説していますよ。

それでは「読む働き方ラジオ」始まります。まずはタイトルコールから!

働き方ラジオ始まります。このラジオは「誰もが情熱を持って働く」それを実現するために「働く」ということの解像度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エバンジェリスト田中健士郎が、みなさんの眠りを誘うゆったりとしたトーンでお話させていただきます。



前回の放送は100回記念回

前回は100回放送記念!働き方ラジオのヘビーリスナーでもあり、現在はrebornで一緒に働いているリサさんに、イタリアから2回にわけてゲスト出演していただきました。

ということで、今回は101回目!働き方ラジオも3年目に入ります。すごいですよね。そんなにやってるんですねー。
ここからまたコツコツと、通常モードで続けていきたいと思います。

仕事ってどうやって獲得してる?

今日は「サードドア」という本の紹介です。

18歳の大学生アレックスさんが、ビルゲイツやレディー・ガガ、スピルバーグに出会っていくまでのストーリーをギュっとまとめた本なんです。
「成功してる人たちって、どうやってチャンスをつかんでいるんだろう?」というアレックスさんのちょっとした問いが、全ての出発点になっています。
彼自身がまさに「サードドア」を開けて、いろんな人と会っていくっていうストーリーでもあります。

この本を読んでから僕も人生を振り返ってみて、大事な出会いって「サードドア」だったかもって思いました。
「サードドア」というキーワードを知っておくだけでも、少し行動が変わるかもしれませんね。

皆さん、仕事をどういうふうに獲得していますか?
募集を見つけて応募をしたり、履歴書を送ったり、いろんな方法がありますよね。

誰も認識していない「サードドア」

この本には「人生、ビジネス、成功には、常に3つの入り口が用意されてる」と書いてあります。
3つの入り口とは「ファーストドア」「セカンドドア」「サードドア」。

「ファーストドア」は、みんなが並んで入る正面入り口です。人気のナイトクラブだったら、何時間も並ぶこともありますし、「今日はもう満員なのでここまでしか入れません」ってこともあります。
仕事を獲得するときもそうですが、誰もが認知していて簡単に見つかる入り口です。

「セカンドドア」は、ナイトクラブだとVIP専用の入り口です。お金やコネがあったり、親族などが仲間にいる人だけが通れます。
みんなから認識はされているけれど、そこにはSPやボディーガードがいて簡単には入れない。特別な人しか入れない入り口です。

「サードドア」は、裏の扉から入って厨房(ちゅうぼう)を抜けてゲストの控室を通って中に入るとある、一部の従業員やナイトクラブに出演するアーティストさんが使うような入り口です。
まずその場所を見つけて、何とかこじ開けて入るっていうのが「サードドア」なんですね。

成功者のほとんどが共通してやっているのが、「サードドア」の場所を見つけて、自分でこじ開けていくことなんです。
誰も認識していない入り口を見つけるのって、すごい大事なんだろうなっていうのを改めて思いました。

本の中で、アレックスさんがいろいろなことに果敢に挑戦していくんですけど、当然失敗もするんですよ。失敗して周りの人にめちゃくちゃ怒られる。
でも、彼は情熱を持って動いていくんです。

「無名な人が成功していくためには、何か共通した成功の鍵があるはずだ。それを探して若い人に参考になるような書籍を出したい」と思って、まったく疑わずに進んでいきます。

働き方ラジオで言うところの「覚悟」かな。
「これは絶対できるんだ」っていう強い気持ちですね。アレックスさんの情熱が周囲の人を動かしていきます。彼みたいな行動力や突破力があれば、何でもできるのかもしれないですね。

ビルゲイツに会うところまで行くんですよ、19歳の無名の大学生が!なかなか、すごいなって思いますよね。失敗も学びとなっていくのも、この本の面白いところです。

「コネも金も実績もない自分が、成功できるのか?」という問いを実際に成功した先人から聞いてみたいっていう純粋な好奇心が、彼のミッションになって突き進んでいるんですね。

こういう問いを持っている人は、めちゃくちゃ強いんだなっていうのを改めて思いました。
自分もそうなりたいなとも思いますね。

そこに「サードドア」があるか考える

実は「サードドア」って世の中にいっぱいあると思うんです。

クラウドワークスなんかは、「ファーストドア」がめちゃくちゃ開かれているサービスですよね。でも、そこに「サードドア」があるかな?って考えてみる。それが、突破するひとつの方法かもしれないなと思います。

僕がクラウドワークスに入社した当時は、営業職の募集しかなかったんですよ。「自分は営業じゃないな」って思っていたので、普通なら諦めるところです。でも、ミッションにも共感していたし、クラウドワークスという会社が気になっていて。

そこで、とりあえず営業職で受けてみて「僕は営業じゃなくて、地方創生がやりたいんです」って言ってみました、笑。

当時は、いろんな会社に「地方創生がやりたいです」って言って受けてたんです。でも、まったく箸にも棒にも引っ掛からなかった。
ところが、クラウドワークスは当時の執行役員が地方創生の取り組みを始めようとしていたタイミングだったんです。「それなら担当に会ってほしい」となり、そこからトントン拍子で入社したって感じです。

大手の人材育成の企業から来ているような社員ばかりの中で、製造業という全く別の業界からやってきた僕が、たまたま入れた。
それが「サードドア」だったかどうかはわかりません。でも、他の人とは違う入り方をしたなって思ってます。

この働き方ラジオでは、僕がパラレルで働いている会社、reborn株式会社の代表羽渕さんの話もよくしますが、羽渕さんとの出会いは、実はDMでのナンパなんですよ、笑。

羽渕さんが主催したイベントに参加したかったんですが、出られなくて「1回会ってください」という謎のDMをしました、笑。もちろんかなり警戒されたんですけれど、会ってくれたんですよね。それでランチをしたのが始まりで、今はrebornで一緒に働いています。

思い返すと、もしかして僕は正面のドアよりも「サードドア」を突破しているかもしれないなと感じました。

意識していれば見つけられる

コミュニティの中で仕事を紹介してもらうみたいな話も聞きますが、ほとんどが「サードドア」なんじゃないかなと思うんですよね。

クラウドワークスとかで応募して仕事を得る方法と、コミュニティの中で「これが得意なんです」って言ってたら紹介してもらったみたいな仕事の取り方と、大きく分かれると思うんです。

どっちが正解とかはないんですけど「サードドア」というキーワードを認識しておくのはとても大事かなとは思いますね。
それを目的にコミュニティに入るっていうのはちょっと違うと思うので、その辺りは難しいところだなとは思うんですけれども。

アレックスさん並みに「サードドア」をこじ開けられるタイプの人って結構いるなと思っていて。そういう人にはガンガン「サードドア」を開けてほしいっていう気持ちも同時に感じました。

僕は、本当にこれはっていうときはやるんですよ。
クラウドワークス社内でも、半年に1回くらい、社長に直談判することがあるんです。この目的を達成するためには本当に何とかしなきゃいけないっていうときで、あんまりロジカルに考えてない動きだったりするんですけど。

でも、それを普段からできる人が僕の周りには結構いるなって。才能だと思うし、めちゃくちゃ強力なパートナーだなと。
人とどんどんつながっていくことができる人、コミュニティの中でどんどん信頼されていく人、それも一つの才能だと思うんです。

「自分はその才能を持っているな」っていう感覚があるなら、その力を伸ばしていくといいんじゃないかな。

そういう人って、楽しいからいろいろな人と会いたいとか、わからないことがあるから人に聞きたいとか、そういう素直な気持ちで進んでるんですね。結果的にどんどん「サードドア」を開けていって、人とつながって、その答えを得ていく。本当に冒険のようにやっていくタイプだと思うんです。

僕も、そういうところをもっと伸ばしていきたいなと思うんですけどね。
それと同時に、僕の周りには僕より100倍ぐらいそれができる方がいるので、もうどんどん代わりにやってもらおうかなというのも思いました、笑。

ということで、今日はアレックスさんの自伝的な書籍「サードドア」を紹介しました。
非常にストーリー性のあるドラマチックな内容なので、気になる方はぜひ読んでいただければと思います。

「働くということの解像度が上がる」本かなとも思いますよ。


番組を聞いて

振り返ってみたら「あれはサードドアだったかも」と思うこと、ありませんか?

私も振り返ってみたら、もしかしてと思うことがありました。
いつもと違う行動を取ったことで、そこから人生が変わるような方向へ進んだこと。あの行動がなければ、今とは違う道へ進んでいたと思うこと。

そういえば…と思う何かがあるなら、あなたも「サードドア」を見つけていたのかもしれません。

「サードドア」ってキーワードを知っておくこと、ここぞというときに行動にうつすこと、とても大事なのかもしれないですね。

小説のようで楽しく学びにもなる書籍はこちら。

それでは今日はこの辺で。また次回、おやすみなさい( ˘ω˘ ) スヤァ…

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