読むPodcast「田中健士郎の働き方ラジオ」#99 最近「覚悟」をしましたか?
こんにちは!
読むPodcast
田中健士郎の働き方ラジオ
編集室のマギーと申します。
今回の
読むPodcast
田中健士郎の働き方ラジオは、
2022年8月29日に放送された
第99回 最近「覚悟」をしましたか?をご紹介します。
このタイトル、直球すぎてドキッとしませんか?
「覚悟」って土壇場というか、追い詰められたときの一か八かの選択というイメージ。
でも田中さんは
「覚悟」は実現することを自分で決めることだ
といいます。
いったいどういうことなのでしょう?
ラジオの内容を文章で振り返ってみましょう。
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皆さん最近覚悟をしましたか
覚悟って何だと思いますか。何か決めるみたいな感じかな。
僕も普通に生きてるとやっぱり覚悟って、もしかしたらあんまりしてないのかもしれないなと思うし、いろんな覚悟が今の自分を作ってるんだなって思うこともあるんです。
覚悟っていうと、
「辞める覚悟でやります」とか、「退路を断ちます」みたいな
イメージだと思うんですよね。
いろいろ書籍や記事を調べたんですけれど、一番しっくりきたのは
未来に起きることを「自分がこれは実現するんだ」と決めるっていうこと。
実現することを自分が決めて、あとは今起きていることは全て自分が覚悟をした方向に向かっているんだっていう信念を常に持つこと。
言霊っていう言葉もありますけれども、言い続けることによって本当に実現すること。ちょっとスピリチュアルな感じもするんですけど。
覚悟の反対って何だと思いますか?
普通に言うと覚悟しないことだから、「頑張らない」とか「諦める」とかね。
覚悟の反対ってのは「やりたいな」とか「できたらいいな」とか。でも「やりたい」とか「できたらいいな」っていうのは覚悟ではなく、「不足」「足りてない」っていうことの表れ。全く逆なんですよね。
例えば「いつか海外で仕事をしてみたいな」これは希望ですよね。覚悟っていうのは「私は3年後までに必ず海外で働く」って言い切ること。
人生を振り返ると、自分が今ある状態、何か実現してきたものって過去に必ず自分が覚悟してることなんじゃないかということですよね。
最近面白いなと思ったことは、前に「働き方ラジオ」に出てくれた、農業法人アグレスの土屋梓さんと今からもう13年前、20歳ぐらいで出会って「いつか2人で仕事しような」って言って。
なかなか実現しなかったんですけど、その間もずっと連絡を取り続けていて。今めちゃくちゃ仕事してるんですよ。
毎週のミーティングはもちろん、電話を2日に1回ぐらいしながら、どう会社を良くするのかを議論したり、チームメンバーを巻き込んで葛藤しているんですね。
もしかしたら、梓さんと出会ったあの時に自分は覚悟してたんだと思うんですよね。
クラウドワークスで僕がやっている「みんなのカレッジ」があるのも、過去の覚悟の流れで今の成長につながっているんですよね。
人生はDVDを観るみたいなもの
僕が読んだ本で、すごくおもしろかったのは
「人生はDVDを観るみたいなものだ」という言葉。
人生って、目の前にたくさんのDVDのディスクが並べられているものらしいんです。
DVDのストーリーはもう決まっていて、それはある意味運命なのですが。なにより重要なのは、自分でどのDVDや Blu-rayを見るかを毎回選べるということ。
つまり自分が実現すると決めるっていうことは、自分の人生のたくさんあるDVDの中でどのDVDを観るか。
それを本当に観始めたら必ずその自分が覚悟した結果になるのだって考えていくこと。
すると大変なことが起きても最終的にはハッピーエンドになるんだと信じて動くことができる。めちゃくちゃスピリチュアルな感じですよね。
覚悟の交換
誰かと一緒に仕事をする時にこの覚悟があるかないかが重要になってくる。
つまり覚悟がある自分がそれを実現すると決めている状態で、誰かに一緒にやってほしいって言えるのか。
「僕はこれを実現すると決めたから、君も実現することを覚悟してほしい」と言うこと。
僕はこれを「覚悟の交換」っていうふうに言ってるんです。
場合によってはリスクを取ることをお互いがやる。覚悟をしてるからこそ多少ぶつかっても怖くない。
一方で
「次はあなたとは別のDVDを観ることにしたから、別々の方向に行こう、でもそれはお互い決めたことだよね」
という覚悟を交換することもあると思うんですよね。
そうやって一つひとつのタイミングで、覚悟を交換していく。
僕はけっこう不器用で、何か実現する時に自分ひとりの力では何もできないんですよね。やっぱり誰かを巻き込まないといけない。
巻き込む時に、
「僕は絶対に実現するんだ。もう実現することを決めたので、あなたも一緒にやってもらえないか」
と、思いをちゃんと伝えられると、大きく変わると思うんですよね。
「覚悟の法則」
「覚悟の法則」という本に書いてあったんですけれど、何か起きた時に、あまりにも感情に左右される必要はない。DVDを見て感動したり、悔しかったりすることはあっても、絶望する必要はないと。
覚悟して決めてもそのタイミングでは迷いがあると思うんですよ。このDVDか、それともこのDVDなのか。いろんな感情が渦巻いて、葛藤すると思うんですよね。
でもこの道で行こうと決めた後は、目のまえに起きることは全てそのDVDの中の話なので、あとは望み通りになるためのステップになると思うとワクワクする。
すごくないですか?
感謝の気持ちを大切に
最終的にこうなることは決まっているとはいえ、自分の力ではほとんど無理なわけですよね。だって基本的に自分の覚悟って、実現できないものを覚悟するから。
でもいろんなことが回り回って導かれるように、ちゃんと覚悟した方向に向かっていくんですよね。
そうなった時に、周りに感謝しかないなって思えてくる。この気持ちはめちゃくちゃ大事だと思っています。
まとめ
皆さん、最近覚悟をしましたか?
覚悟とはそれを実現するっていうこと自分が決めること。
誰かとチームを組んで強いチームにしていく時こそ、この覚悟の交換っていうのが必要なんじゃないか。
もしかしたら今自分の周りに起きていることが過去に自分が覚悟したことの表れなのかもしれない。
振り返ってみると覚悟の力がすごく見えてきたり、次の覚悟を決められるようになるかもしれないなと思います。
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この回を聞いた後、
わたしは「覚悟」をしたことあるのかな?
と改めて考えてみました。
自分でも気がつかなかったけれど、今振り返ると
ちょっとむかし、結婚を決めたこと。
少し前だとWEBライターになろうと決意したこと。
そして最近だと、読むPodcast「田中健士郎の働き方ラジオ」の編集室に入りたいと声をあげたこと。
これらの言動が今のわたしをかたちづくっているのだと気がつきました。これからもわたしの人生は私自身が「覚悟」をして決めていきたい。
そしてたくさんの人と「覚悟の交換」をしながら自分の世界を広げていきたいと思っています。
田中さんは「眠りを誘うゆったりとしたトーン」でお話ししていますが、大丈夫です!絶対に眠くなりません。
田中さんが優しい語り口で情熱を込めて語った
第99回 最近「覚悟」をしましたか?
あなたもぜひ聞いてみてください。
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