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コミュニティづくりに重要な「ファンベース」という考え方

こんにちは。
働き方ラジオnoteの中の人、まあちです。

前回の記事「グレイトフル・デッドはファンベースの原点だった?!」を書いてからあらためて書籍「ファンベース」を読み返してみると、共通するキーワードが次々と出てきました。

ファンであることに自信を持ってもらう
ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する
ファンが参加できる場を増やし、活気づける

書籍「ファンベース ――支持され、愛され、長く売れ続けるために」より

「ファンベース」は、コミュニティづくりについても重要なキーワードのひとつと言われています。
働き方ラジオでもよく出てくるキーワードですよね。

そこで今回紹介するのは、書籍「ファンベース」について、メインパーソナリティー田中健士郎がひとり語りで解説した最初の回(2022年6月放送)です。

前後編と2回に分けて放送の前編をピックアップしました。

では、放送を少しのぞいてみましょう。


#90-1 コミュニティとマーケティングをつなげていくこと(書籍紹介:「ファンベース」佐藤尚之著 前編)

今回は「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」という佐藤尚之さんの書籍を紹介します。

今までやってきたマーケティングやブランディングにコミュニティをいかにつなげていくのか。コミュニティづくり、いわゆるファンづくりが究極のマーケティング戦略になっていく、そんな話が書いてありました。

僕自身、コミュニティづくりをやってきていますが、コミュニティ自体がこれからの時代に求められているし、そこで過ごしていくのは非常に豊かだなとも思っていて。

家族や地域というコミュニティも今までありましたけど、さらにオンライン上にも自分の居場所ができるというのは人生において大きな価値になると僕も心から感じています。

こういったコミュニティと、企業の発展や成長をいかにつなげていくのかが、今の僕の大きな問いです。

ファンは支持者である

そもそも「ファン」とは何だと思いますか?

僕は今まで、ファンって妄信的なものなのかなと思い描いていました。ファンであれば、その企業や有名人・芸能人が紹介したものは何でも買う、みたいなイメージですね。
ファンに買ってもらおうとするファンビジネスのようなものと、ファンベースの考え方をごっちゃにしていた部分もあったと思います。
でも、それは違うとこの書籍に書いてありました。

ファンは、一言で言うと「支持者」である。
その企業や商品を支持してくれる人なのだと。

企業やブランド、商品が大切にしている価値観や、それらが持っている価値自体を支持してくれる人。
そういう人をファンベースでは「ファン」と定義しています。

短期的戦略より中長期的戦略を

認知を増やしたり新規の購入者を増やしたりするような短期的な戦略と、中長期的に支持者(ファン)を増やしていく活動は、分けて考えるべきだとも書籍の中に書かれています。

短期的な施策ってどんなものか分かりますか?

広告やメルマガなどがそうですね。広告を出したりメルマガを送ったりして購入してもらうという戦略は、同じことを繰り返しても積み重なっていかないんですよね。どうしてもぶつ切り状態になりやすい。

だからこそ、中長期的な支持者であるファンを増やしていくことが大切なんです。

それはなぜか。その説明に重要なキーワードがLTV(顧客生涯価値・Life Time Value)という考え方です。
LTVは、顧客が生涯を通じて企業にもたらす価値をさします。

ファンって、その企業を好意的に支持してくれる人たちですよね。企業やブランド・商品が発信している価値感を支持してくれる人が増えていくと、その企業に対してLTVが高い人が増えていくんです。


続きはぜひ音声で、メインパーソナリティーの解説をお楽しみください。

▼今回紹介した本はこちら

終わりに

わたしはファンベースでいうファン側として活動していることが多いのですが、「ファンは支持者である」と言われて確かにそうだなと納得しました。

ファンになる。
発信している価値観を支持することでよりコアなファンになり、その企業や商品を一緒に盛り上げていきたくなる。

例えば、Xにてリポストキャンペーンをされていたら、率先していち早くリポストしてみたり周囲にお知らせしてみたり。

例えば、自分が好きなものの良さを、頼まれてもいないのに熱量高く紹介してみたり。

それによって周囲の認知やファンが増えるのが嬉しい。
それがコアファンの心理かなと思います。


後編ではそんな具体例も紹介しながら、ファンベースの考え方や中長期的な支持者を増やすことについて、さらに詳しく解説してます。
前編と合わせてどうぞ。

企業や商品の価値観などに共感し支持し発信することも、自己表現のひとつですよ、きっと。

「みなさん、自己表現していますか?」


編集:坂本リサ
執筆:まあち(森真弓)

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