見出し画像

【note100日目】子育てから何を得たか。100日前を振り返る

今日でnoteを初めて100日目です。
毎日投稿を開始して、子育て・育児に関することを中心に、毎日書いてきました。


1.100日前はどんな状況だったか

100日前の自分は仕事でどん底にいた時期。

妻の体調が悪く、精神的に不安定。子供の学校が休校中でずっと家にいて、ストレスが溜まる状態。

一方の自分は、そんな状況の家族を支える必要があるのに、仕事からの帰りが遅く、家族と接する時間が短い毎日。

管理職という職位上、自分が会社を引っ張っていく立場であるがゆえ、休日を取ることや、早く帰ることを優先するのが難しい。というか、部下から見た時に信頼を構築できない。

成果を出すことに徹するリーダーこそが必要であり、そのために必死で働くのが当たり前。
私が所属する会社は小売業でもあるため、社内職種にもよりけりだが、「家族がいるから土日のどちらかは休み」とするのは、基本的にずれてしまう。

部下からしても、家族がいるのはわかるけど、稼ぎ時なんだからなんとかしてほしいと思うはず。

以前の自分は土日ももちろん働いていたので問題がなかったのだが、家族が不安定な状況になり、少なくても土日のどちらかは、いてあげる必要があった。

でも、それが立場上難しいことは重々わかっていた。

会社を動かす立場は、毎日働きたいから、働くという状況になる。
それは会社から強いられているものではなく、あくまでも自分がやらなくては!という使命感、責任感に支えられているもの。

この部分が自分の中では揺らいでしまった。
それに応えていくことが難しいと感じていた時期でした。

仕事にフルコミットしたい。
家族さえいなければ、と思った時期も正直ありました。

でも、妻とも話し合い、家族を支えるための物理的な時間が必要な状況だった。一緒にいてあげることで、解決できることが多々あった。話を聞いてあげる時間が必要だった。

多くのビジネスマンは家庭をうまく安定させながら、仕事で結果を出すもの。家庭が不安定な状態では仕事でパフォーマンスが出ない。

自分はその両立ができなかった。

だから、管理職を降ろさせてもらった。

管理すべき部下がいなくなり、自分はプレイヤーとなった。
自分が決めた時間には帰るようにし、土日も基本的には休みを取るようにした。

その結果、平日に家族と会えるようになったし、土日も一緒に過ごせるようになった。

2.ワークライフバランス

ワークライフバランスという言葉は、嫌いな言葉だった。
バランス取っている場合じゃなくて、とりあえずワークで結果出してからだろと今でも思っている。

仕事とプライベートの境がなくなる状態が正しいと思うし、それくらい没頭すれば自ずと結果も出る。
そうすれば、経済的にも自由度が高まり、いわゆるライフも充実する。そう考えている。

でも、今は家族が優先順位1位なんだと気付いた。
仕事量とそれに紐づく年収を落としてでも、家族だった。

体調やメンタルが不調になりがちな妻。
3人という子供の人数。
発達障がいという特性のある子供がいて、ちょっと手間がかかるということ。

子供が生まれてからほとんど育児をやらずに、仕事ばかりやってきた。それで得られた経済的メリットは確かにあったけど、たかが知れている。

今は家族にシフトする時期。

仕事にもう一度フルコミットしたいけれども、それによりまた家族が不安定な状態になるのが正直怖い。
そして、フルコミットできない以上、会社の期待に応えられず、昇進していくこともないだろう。

多様性のある働き方を認めるとはいえ、自分が社長だったらガツガツ働いてくれる社員と働きたいし、いちいち配慮してあげられない。正しくいうと、配慮してあげられるけれども、それによって他の多くの社員に迷惑をかけてしまうと本末転倒というもの。

だから、管理職、役員になる人は、フルコミットが必要。決して長時間労働や休日出勤のことを指しているのではなく、会社の業績向上に一心不乱に打ち込める状況を指している。そうじゃないと、社長は一緒に戦うことができない。

この考えを十分理解した上で、自分はそれができる状況ではない。
家族を支えるのは自分しかできないから。

他人からしてみれば、家族の面倒くらい見ろよとなるけれども、毎日顔を合わせて、話を聞いたり、お風呂に一緒に入ったり、寝かしつけをしたり・・・そんな些細なことで、妻の負担が減り、子供達が精神的に安定し、家族に笑顔が増える。

このリズムが活力を生み、子供の自己肯定感を高める。

仕事にフルコミットしている社長業をしている人が、どうやって家庭を円満に回しているのかは自分にはわからない。

物理的にいない時が多いはずなのに、それでもうまくやるにはどんなことをしているのか。方法があるはずなので、そこは学びたい。

現状の自分は仕事を早く終わらせることしかできない。でも、それができただけでも家族は劇的に変わった。

子供が少しずつ大きくなってくれば、父親の役割が変わるはず。そうなってきたら、毎日顔を合わせたくないと思われるかもしれない。

その時は、また仕事にがっつり打ち込もうと思う。

3.これから

noteを書き始めて100日。
環境、心境が100日前とは大きく変わった。
まさか自分が、育児の記事を毎日書けるようになるとは思わなかった。

ということは、100日後にはまた何かが変われる。
子供と接すること、子育てを通じて得られたことは大きい。
これほどまでに子育てが大変だったとは、思ってもいなかった。

たった毎日1時間くらいだけれども、顔を合わせて一緒に家族で過ごす時間が愛おしい。それは仕事で得られる満足とは別の幸福感。

この生活スタイルをもう少し続けて、育児についての深掘りをしていきたい。そして、家族が幸せと感じる瞬間を積み上げていきたい。

自分と同じように仕事で上手くいかなくなった人、苦しい人。でも、家族という存在がある人。そんな人の背中を少しでも押してあげるようになりたい。

子育ては大変だけれども、仕事と違った学びがあること。得られるものが多いことを、今までの自分と同じように、育児を全くしてこなかったパパに伝えたい。

ひいては、育児についてを高校、大学で学べるような世の中にしたい。

これからも子育てから得られることをビジネスマン目線で書いていこうと考えています。


----------
合わせて読んでほしい

●子育てをしてこなかったパパへ

このまま子育てをしないとどうなるのかなぁと考えた記事です。

●パパに子育てに参加?してほしい方はぜひどうぞ。

2/3は無料で見れる記事です。家族からパパへ、置き手紙をすると効果的だと考えています。

●育児について学ぶ機会を設けられないかと考えます。


この記事が参加している募集

もしサポートをいただけたら、子供のための絵本と、自分へのご褒美としてチョコチップクッキー資金に使います。