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息子の卒業式から2つ学んだこと

先日は長男の卒業式。小学校が終了です。

親の参加が認められ、卒業証書の授与だけの短縮されたものでしたが、それでも子供達が笑顔で卒業式を迎える姿を、同じ空間で見ることができました。しっかりとした対策をしてくださった先生方に、頭が下がります。

幼稚園を卒業してから6年。特性の強い子供でした。

集団活動ができない、人とのコミュニケーションが苦手。思う通りにならないとカンシャクを起こす…ママはとっても心配していたし、正直病んでしまうくらい悩んでいた。

パパは確かに思うところがあったけど、今は選択肢の多い時代だからなんとかなるかなと。画一的な今の枠組みにあっていないだけだからなぁ。なんてのんきな感じでした。

でも、確かに生きづらいのではと一般的な?人から見るとそうなのかもしれない。当の本人はそこまで感じていない。むしろ、周りの方が不思議だと思っているのだから、やっぱり型にはめてはダメ。

ただ、卒業式を見ていると彼の成長を感じたので記します。同じような特性のある子供をもつご両親が、もしご覧になっていただければ幸いです。

1.自信がついたことでの社会性の付与

人と円滑にコミュニケーションをとること。例えば、話しかけ、相手の様子や反応を見てから自分の対応を決めること。
これが特性があるとなかなか難しい。

難しい理由は、相手の反応が千差万別であるため。予測不能なので、自分が良いと思ったことが相手に拒絶されると、混乱してしまうのです。

ここをいわゆる一般レベル(相手と会話がスムースにできる)にするために、

・一点突破で突き抜ける
・レベルが合う友達を選ぶ

彼を見ていると、こんな選択をしたのだと思う。

・一点突破で突き抜ける
彼は勉強が得意。

しまじろうの頃から今に至り、ipadを使った「チャレンジタッチ」を欠かさず毎日行なっています。オンライン授業は当たり前。
※パパの頃は赤ペン先生だったから、郵送していたのになぁ。返事の手紙が来た時は、結構ワクワクしたものでした。

家庭学習と呼ばれる自主学習でそれをまとめ、せっせと提出する毎日。

誰かから評価されると確かに嬉しいのですが、とことん突き詰めて探求していくのが楽しいとのこと。なるほど、いいねぇ。

そんなことを続けていると、勉強が得意になり、自信がつく。
自分が秀でていることが確立されれば、相手への接し方に余裕感が出るんですよね。友達へ教えるという行為を通じて、コミュニケーションができるようになってきた。

・レベルが合う友達を選ぶ

類は友を呼ぶです。
勉強ができれば、勉強ができる友達が周囲に増えます。
どんな集まりでもいいのですが、会話のレベルが合う友達がいるとコミュニケーションが非常に楽なようです。
知識や考察を話し合う場が休み時間や放課後にあり、楽しい模様。

息子、すげーな。知の社交場やん。

その結果、いわゆる社会性、コミュニケーションができるようになってきたようです。

2.言い切れる力

卒業式では、集団で順番に感謝の言葉を述べていくアレ。
「お父さん、お母さん、ありがとう!」ってやつ。
※該当する的確な単語が知りたい

あれが今のご時世なので、ありませんでした。

その代わり、卒業証書授与の前に壇上でマイクに向かい、こんな大人になります!ということを宣言し、証書を受け取る流れ。

すごい。度胸試し。

でも、み〜んな立派に宣言していたよ。
私はゲーマーになる!総理大臣になる!学校の先生になる!

なんでもいいよ。すごいよ。言い切れるってすごい。

実現可能性は高いし、仮に少なくてもいいんだよ。

周りからの評価を恐れない

これを学ばせてもらいました。
空気ばっか読んでいたり、恥ずかしがったりする必要なんて微塵もない。発言したらどう思われるのか?は究極関係ないんだよね。

自分がどう思うか、どうしたいか。それは他人には関係ない。総理大臣になる!って思ったんだから、それでいい。

小学校に入ったばかりの頃は、自信なんて全然なかった。
でも、先に記したお勉強が得意になったことで、自信がついてきた。これがやっぱり大きい。

1個で十分なので、自分の得意技、得意領域を持つことって大事なんだと思う。

我が息子も立派に宣言していましたよ。全力で応援します。

3.まとめ

特性が強いと社会から疎外される。そんな感じがまだまだします。

特性は決してマイナスの面だけではなく、プラスの面がある。そこを伸ばせばいいだけ。マイナスが目立ってしまう環境が悪いと捉えよう。

だからこそ、自分にあった環境を選ぶこと。選べるようにしておくことが大事。そのために、何か1個でいいから、没頭できることを持っておく。

ずっとやっていても飽きないもの。
ゲームでも、スポーツでも、勉強でも、音楽でも、作品づくりでも何でもいい。

だから飽きてもいいと最初から思っていて、いろんなものを提供してきた。やってみないと、触れてみないと判断できないから。

サッカーボールを与えても、長男は2秒で「使わない」と答え、次男は飛びついて喜び、今ではサッカークラブに入っている。

とりあえず、いろんなものに触れさせてあげる。

これからもずっと応援します。

卒業、おめでとう!

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