なぜ子供は「ねぇママ聞いて〜」を1日何回も言うのか?子育てあるあるを考えるvol.6
子育てあるある七不思議を考察するシリーズ、第六弾。
今日は、
なぜ、
「ねぇママ聞いて〜」を1日何回も言うのか?
こちらを考察してみます。
1日何回、子供から話しかけられたことがありますか?
いや、秒単位で計測してもいいくらい。
20秒に1回くらいは代わる代わる話しかけられている気がする。
以前、
不要不急のママはご遠慮ください
この張り紙が家の中に貼ってあった。
話しかけたら1回10円にするよ〜とママが言っていた。
#意外に良心的プライス
そんなに用事ある?って子供達に、真剣に問うていたママの顔が忘れられない。
それくらい世の中のママは、子供たちから話しかけられているんだと思う。今日はここを考えてみます。
1.新しいことが毎日起こっている
誰かに話しかける時って、いいことや悪いことなど、感情が動いたことを伝えますよね。
子供にとっては、落ちている石が大きいことも、虫がいたことも、葉っぱが色づいたことも全てが新鮮。
見るたびにこれは持ち帰れる石では?とおもむろにポッケに入れてしまい、見せびらかしたくなる。
それくらい、毎日が新しく、美しい世の中。
家と公園の世界であったとしても。それが幼稚園や小学校に広がって行く過程の中で、知らないことが次々に脳内に入ってくる状況。
この興奮と感動を一番大事なママに伝えたい。
いや、伝えるべきだ。
伝えなければならない。
そんな使命感を抱き、「ねえ〜ママ〜」を連発すると考えられます。
2.認めてもらう存在はママが中心
一日の大半をママと過ごす子供。だからこそ、ママにしか話しかける相手がいません。これは現実的な問題。
ホームロボットが、もっと人間的もしくはペットのように可愛らしくなれば良いのですが、どうもアマゾンのアレクサには話しかけにくい。
だからママに集中攻撃となります。
でも、パパが休日の日にいた時に、その負担が軽減されるかといえば微妙。
毎日の感動をシェアしているママに、継続的な情報と新たな感動を伝え続けないといけない責任感が強い子供は、積極的にママに話しかけます。
パパはあくまでもスポット対応。
ママに話しかけたことをパパが返答しても、それは意味をなさない。あくまでも感動をシェアしたいのはママ。
ママは半ばうんざりしながらも、一応返答をしてくれる。そこに喜びと達成感を感じ、せっせと報告をしてくれるわけです。
3.否定しないから
ママが返答をしてくれる限り、話しかけ続けるのでしょう。
忙しい時、時間がない時、ママが疲れている時、その石ころの大きさについて聞くの4回目だよと言う時。返答するのは結構大変。
Siriだったらなんて返答するのかな?気の利いたアメリカンジョークで返答してくれるのかな?
そんなことを考えるヒマがないくらい、結構きつい。
でも、とりあえず対応してくれるのがママ。と言うか、そうせざるを得ないから。
なんとか興味がないことに対しても、返答をすることで、子供の相手をしてあげている感じ。それでも子供はうれしそうに笑っている。
ママに忍耐力がある限り、子供はまた話しかけてくれる。
いつかは減っていく「ねぇ、ママ〜」
「ねぇ、ママ〜」の回数がだんだん減ってきた時にふと気づく。
あっ、自分で考えられるようになったんだなって。
新鮮だったことが、当たり前になったんだなって。
石ころの大きさよりも、学校のテストの話や進路の話に。それは感動のシェアではなく、相談事だ。
ママにわからないゲームの話題は、感動をシェアする相手として該当しなくなるので、話しかけられなくなる。
必要に応じてでしか、いずれ話しかけられなくなる日がくる。
寂しいと思うのはエゴなのかも。
だからこそ、今を耐える。
というか、俯瞰して見ればあと話しかけられるのは数百回かもしれない。これが多いのか少ないのかわからんけど、そんなもん。
でも、3人子供がいるから、やっぱり辛いかも。
早くかわいい、ママにそっくりなママロボット、発売されないかな。
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